ぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム1993-2008

著者 :
  • 朝日新聞社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023303881

作品紹介・あらすじ

小西康陽、10年ぶりのヴァラエティブック!ふたつの世紀にまたがって発表されたコラム、レコード評、インタヴュー、対談、鼎談、映画レヴュー、惹句、覚え書き、日記を精選。活字で編まれた「ザ・ベスト・オブ・524・またパイプのけむり編」。

感想・レビュー・書評

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  • 私はピチカート・ファイヴが好きなのです。もう問答無用なのです。小西さんや野宮真貴さんがどんな人であろうと好きなのです。確かに、この本を読んで小西さんレコード買い過ぎどうすんのとは思いました。尋常じゃないと思いました。でも好きなんです。ありがとうございます。

  • 音楽の好みがロック寄りなので、ピチカートはずっと避けてきたのだけれど、最近「東京の合唱」を聴きあまりの素晴らしさにピチカートにはまった。その流れでこの本を手に取りました。

    音楽や映画や写真などへの深すぎる愛と、予想以上にポジティブじゃなくてやや鬱な日々の日記にやられた。レコード買いすぎ加減~病気で倒れて闘病記録までなんかすごい本だった。

    一人の音楽を愛するおっさんの生き様を刻み付けた書物。読み応え十分。自問自答な部分も深し。

  • 久々に読んだ(パラパラめくった)けど文章巧すぎるな

  • 雑誌の文章をかき集めた文字通り雑文集なので玉石混交は仕方ないものの、ほぼ石でした。

    もっとちゃんとした自伝的エッセイだと勝手に期待していた自分が悪い

  • バラエティ豊かな書き物が収められていて、読んでいて飽きない。これを読んで注文した本もいくつか。
    レコードコレクターぶりにはびっくり。

  • 「ぼくは散歩と雑学が好きだった。小西康陽のコラム1993-2008」読んだ。http://t.co/LmeVDXrm 「これは恋ではない」から10年かあ。わたしはもしかしたら、この人から出てくるものは音楽単体よりも文章とアートワークこそが好きなのかもしれない(つづく

    文字どおりの殺人スケジュールと不摂生の末にくも膜下に倒れ運ばれた手術室で、こんなオッサンがピチカート?と言われた(記憶)という件さえ、この人の文章は諦観と郷愁とがごちゃ混ぜになっていて好ましい。いや状況は全然好ましくないけど。音楽への豪傑さと、誠に質素な生活ぶりとがアンバランス。

    最後)そのアンバランスさはこの人の表と内面にも当て嵌まるような。古今の本と映画、ヌード写真、東京、訪れた国内外の街、喫茶店、女性たち、グラフィックデザインへの愛、タクシーとの諍い、生活すること。札幌の地名や店名が出てきたり、マリクレール、CISCOなんて懐かしい固有名詞も。

  • 小西さんは音楽家としてより、文筆家としての方が好きかもしれん。日記が暗くていい。レコードとともに日々を生きていく。素敵な大人。

  • 間違えて登録・・・

  • 前作のコラムから?年。

    まだ当時はピチカートだったから、
    それから考えると時がたつのは早い。

  • 未読

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著者プロフィール

楽家。DJ。1985年にピチカート・ファイヴのメンバーとしてデビュー。解散後のソロ作品はピチカート・ワン、の名義で『11のとても悲しい歌』『わたくしの二十世紀』。著書に『これは恋ではない』『東京の合唱』『ぼくは散歩と雑学が好きだった』『マーシャル・マクルーハン広告代理店』常盤響との共著『いつもレコードのことばかり考えている人のために』片岡義男との共著『僕らのヒットパレード』。都内の名画座で古い日本映画を観るのが趣味。

「2018年 『いま見ているのが夢なら止めろ、止めて写真に撮れ。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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