天皇陛下 科学を語る

  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 15
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023304529

作品紹介・あらすじ

天皇陛下のご講演と執筆原稿、ハゼの研究論文を厳選して掲載。忙しい公務の合間をぬった45年以上の研究成果。一流の科学者としての陛下の側面がここにある。

感想・レビュー・書評

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  • 天皇陛下が生き物ではなく標本を研究材料にしたわけは。

  • 今上天皇の著作
    分類学から。
    言葉などの微妙な違いに気を使いながら、科学史。科学の歴史について。
    最後はご自身の研究について。

  • 国民の幸せを願ってきた昭和天皇をはじめ、歴代天皇の伝統や天皇は日本国の象徴であるという憲法の規定を念頭に置きながら、国や国民のために尽くすことが国民の期待に応える道であると思っています。
    天皇陛下はハゼの研究をしている。
    陛下はハゼ研究の背景として、より広く科学そのものや生き物としての動植物に深い関心を持っている。
    天皇陛下は学習院で政治経済を学習していたのに、現在はハゼの研究。世の中に文系理系とか言っている連中こそ、よく読みたまえ。誰が天皇陛下に、あなたは文系ですか?なんて聞きますか?

  • 【1.天皇陛下のご講演と執筆原稿】
    「1-1.リンネと日本の分類学―生誕三百年を記念して―」は、生物学・分類学で大きな功績を残したリンネの紹介と、彼の弟子と日本の医学・生物学発展との関係を軸にした講演。
    「1-2.天皇皇后両陛下 ヨーロッパ諸国ご訪問に際しての記者会見」は、科学者らしくクールで厳しい印象を与える天皇陛下に対し、ご発言に茶目っ気の在る文学者の皇后美智子様。夫妻のそれぞれの役割が窺える。
    「1-3.日本の科学を育てた人々」は、『サイエンス』誌の日本特集号へ寄稿する為に書かれた物であるので、「1-1.リンネと日本の分類学」で言及されている日本科学史の内容より、日本人の功績が詳しく紹介されている。
    「1-4.ハゼ科魚類の進化」は、科学雑誌に掲載される様な研究論文より易しく、一般向けに書かれた論文。これを読めば陛下が何を研究されているのかを推し知る事が出来るのではないかと思う。
    「1-5.チャールズ二世メダル受賞に際しての天皇陛下ご挨拶」は、ご自身の研究への取り組みについて言及。皇太子時代とは勝手が異なる研究生活の中でも「研究のともしびは決して消したくありません」と述べられている。

    【2.天皇陛下の研究について】
    「2-1.陛下とハゼの分類学 渡辺允(宮内庁侍従職御用掛)」は、陛下が自らおっしゃる事の無い、研究生活に対する姿勢とその功績を、陛下に侍従長として10年お仕えされた渡辺氏が語る。タイトルに在るハゼの分類学に限らず、皇太子・天皇としての生活に於いて陛下がされてきた科学に対する取り組みを広く紹介。
    「2-2.対談 科学者としての天皇陛下 日髙敏隆×安野光雅」

    ※「1-1.リンネと日本の分類学」「1-3.日本の科学を育てた人々」「1-5.チャールズ二世メダル受賞に際しての天皇陛下ご挨拶」「2-1.陛下とハゼの分類学」は英文も掲載。他に研究論文2点、天皇陛下のご論文・著作リスト付き。

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