伝統(ベーシック)こそ新しい オーボンヴュータンのパティシエ魂

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  • 朝日新聞出版
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023304642

作品紹介・あらすじ

おいしいものは複雑ではない-伝説の職人が始めて語る、11のフランス菓子と人生の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 2015年4月24日読了。尾山台オーボンヴュータンのシェフ・パティシエ河田勝彦氏の自伝、各章のテーマの洋菓子レシピも付いている。この人は分厚い洋菓子の本も何冊か出しているが、サービス精神というか「俺の技は何でも盗んでいいよ、でも俺はこれを身に着けるために死ぬほど努力してきたんだよ、くるならこい!!」というようなすごい自信と、それを裏打ちするすごい努力を感じる。オーボンヴュータンの店構え・菓子は古い・現代的ではない印象があるが、この本を読んでなぜ彼がそれほどまでにフランスの菓子の伝統にこだわるのか、が少し理解できたような気もする…が、彼の哲学もわかるが、やはり店員にはお客への挨拶や笑顔のサービスはしてほしいと思うよ。

  • オーボンヴュータンのお菓子は食べた事がないのでそのうち行ってみたいと思います。

    思い入れのある11の伝統菓子(やジャム)にそって河田シェフの歩んで来た道のりを窺い知る事ができます。

    自伝を書かれてるどのパティシエもやはり苦労と努力があって今があるのですね。

  • 著者の半生や仕事に対する考え方がお菓子とともに書かれており、楽しく読めました。

    自分は好きです。

  • 「菓子屋」としての誇りと信念がひしひしと伝わってくる名著です!
    何気なく食べているお菓子も、絶妙な計算の上で成り立っているんだなぁと感激しました。
    この本を読んでからオーボンビュータンに行ったら、お菓子大量買いしちゃうこと必至。

  • 最近、甘いものに目覚めました(笑)
    どんな道でも、切り開いてきた人の話は面白い。

  • パティシエというより、職人な河田さん。その生き方、考え方、働き方、すべてがかっこいい。

  • 河田勝彦さんの自伝的著書。
    初めて顔を知りましたが、町のおっちゃんぽくて親近感…
    結構毒舌な感じですが、おいしいお菓子を食べてほしいという
    想いがビシビシ伝わってきて、こっちも「よし一生懸命食べる!」
    という気になりました(笑)

  • 日本に本物のフランス菓子を広めた第一人者、河田勝彦さんの自伝的エッセイ。描かれているのは、河田さんが菓子職人を目指してから、現在までの道のりですが、根底にあるのは「働く」ことがどういうことか、ということ。高い給与を得ることが働くことではなく、意欲をかきたてられる仕事に真正面から取り組むことが働くことなのだと教えられます。

    編集者が作りたくて作りたくて作った本というのが伝わってきます。文章も素晴らしい!良書なので、もっと多くの人に読んでもらいたいです。

  • 著者で、パティスリー「オーボンヴュータン」店主の河田氏は1944年生まれ。菓子職人をめざし、渡仏して修行し、帰国してお店をひらき、っていうエピソードが書かれているのだけれど、いやいや今とは時代が全然違うー。フランス菓子なんて日本人はほとんど見たこともなかったわけだし、フランスでの修行だって、お金がなくて和食屋で働いたり、パリ五月革命に遭遇したり、ブドウ狩りのアルバイトで奴隷のように働かされたり、すごい苦労があったようでびっくり。でも、そんな苦労はさらっと書かれていて、それよりもっと、何度もくり返し書かれている菓子職人としての心がまえや情熱、働くということついて、仕事のしかた、などなどになんだかいろいろ感動してしまった。お菓子づくりの専門的な話も、食べる専門のわたしでもすごく興味深く読めた。食べるなら、こういう人のつくったお菓子を食べたい!と強く思った。11のお菓子にまつわる思い出や思い入れのエピソードもよかった。今はやりのスイーツというより、伝統的なフランス菓子という感じなのもいい。お菓子の本というと、やっぱりレシピや、カラー写真でのお菓子の紹介が多いけれども、こういう読みものとしてのお菓子関係の本をもっと読みたいなと思った。いろんなパティシエの修行話とか。(この本を読んでいて、フランスの地方の伝統菓子を復活させたというピエール・エルメ氏に興味がわいて。レシピじゃないエルメ氏の本が訳されたらいいのに)。オーボンヴュータン、わたしは一度しか行ったことがないんだけれど、またすぐにでも行きたくなってしまいました。

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著者プロフィール

1944年東京生まれ。米津風月堂を経て渡仏。「シダ」「ポテル・エ・シャボー」「ポンス」「コクラン・エネ」「ジョルジュ・サンク」などで約9年修業の後、「ヒルトン・ド・パリ」のシェフを務める。帰国後、埼玉県浦和市に「かわた菓子研究所」を設立し、1981年、東京都世田谷区に「オーボンヴュータン」をオープン。「フランス菓子の博物館」にもたとえられる店内には、生菓子から焼き菓子、チョコレート、アイスクリーム、コンフィズリー、フランス各地の郷土菓子まで幅広い商品が揃う。フランスの伝統を基盤に独自のエスプリを反映させた菓子は、多くの人々を魅了し続け、目標に掲げるパティシエも後を絶たない。著作に『河田勝彦の菓子 ベーシックは美味しい』(2002年、柴田書店)、『河田勝彦 菓子のメモワール プティ・フールとコンフィズリー』(2008年、柴田書店)、『伝統こそ新しい オーボンヴュータンのパティシエ魂』(2009年、朝日新聞出版)、『おいしい顔のお菓子たち』(2009年、扶桑社)、『簡素なお菓子』(2011年、柴田書店)などがある。2012年、現代の名工、食生活文化賞銀賞を受賞。

「2014年 『「オーボンヴュータン」河田勝彦の フランス郷土菓子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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