天下り“ゾンビ” 法人 「事業仕分け」でも生き残る利権のからくり

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  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 21
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023308183

作品紹介・あらすじ

「事業仕分け」は政治ショーだったのか?独立行政法人・公益法人は死んでいない!官僚組織をバックに、温存された天下り法人。巧妙なシステムによって、国民の血税を吸い取り続ける、これら法人の「利権」と「ビジネス」を暴く。

感想・レビュー・書評

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  • 新聞記者である著者が、独立行政法人や公益法人への「天下り」の実態について、ドキュメンタリー的に解説。ちょっとバイアスがかかっているような気もしたが、独法や公益法人への天下りの問題点がよくわかった。

  • 独立行政法人、公益法人等の違いを知らなかったためまずそのあたりを知識として得られて良かった。

  • やっぱり民主党政権時代は「政治ショー」がたっぷりだったと考えさせられる1冊。この国は間違いなく崩壊することはあきらかで、誰かが非常識を食い止めなければならいだろうが、こんなにも天下りが美味ければ決してなくなることはないだろう。

  •  利権に群がるシロアリはあちこちにいる。ハローワークは、仕事を探している人に斡旋するための機関なのに探している人には優しくなく、所長の再就職には優しいという矛盾した機関だなあと著書を見て思った。何らかの特殊法人に渡り歩く、しかも退職金というおいしいえさをお土産に持ち歩く渡り鳥。一体どこを向いている機関なのか良く分からなくなる。

     民間でやれば十分だろうと突っ込みたくなるような特殊法人の名前が目に付いた。それは、社団法人 日本躾(しつけ)の会、社団法人 におい・かおり環境協会、社団法人 雷センターなど。しつけの会は、何をしつけるのか。どうやれば天下りでおいしい思いができるのかまじめにしつける会かと思ってしまう。におい・かおり環境協会は、名前からして胡散臭さを100パーセント醸し出している。雷センターは、特殊法人でやらなくとも民間の雷評論家(?)に任せればよい。フジテレビの「ホンマでっかTV」で雷評論家が実際に出たら面白い。世の中にはいろいろな評論家がいるからなあ。

     よく耳にする「随意契約」。著書によると、「競争入札によらず任意で選んだ相手と結ぶ契約のこと」を指す。任意なんて得意の霞ヶ関文学でぼかした表現でごまかしている。国が主体になっているだけに、怖い組のお兄さん達よりも始末が悪い。

     増税一直線路線のあのどじょう総理は、いつになったら財務省で受けたマインドコントロールから解き放たれるのか。次の世代に先送りするのが嫌なら、企業や家庭を見習って、節約できるところから始めるのが先だな。

  • 僕の同期の処女作と言うことで迷わず購入していたのだが、重い題材であるため積読状態になっていたもの。
    すぐに読まなくて申し訳ない!
    内容は、天下りの現状に深く斬り込んだもの。さながらラッシュの2番のようか。片側に寄り過ぎた意見なような気もしたが、同じ納税者として筆者には大いに共感した。
    取材を続けるなかで、記者としての冷静さと個人としての怒りとの狭間で葛藤している様子が読み取れ(個人的に筆者の事を知っているからかな?)、それがリアルで引き込まれた。
    新聞やニュースでは伝わりきれていない深い現実を知り、うんざりしてしまうが、これが現実なのだと知ることは重要だと思った。

  • 天下りについて何か読みたかったので適当に図書館でチョイス。

    独立行政法人や公益法人などの酷い仕組みや埋蔵金の隠し方、また如何に官尊民卑体質なのかということを深く斬り込んだ一冊。

    天下りどころか政治にもほとんど興味がない自分でも理解しやすい内容。この本で紹介されている参考文献も良本が多いようですので、まずこの一冊を読んで、そこから様々なものへ興味を持っていくというのも良いと思います。

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