江戸のエロスは血の香り

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023308664

作品紹介・あらすじ

甘くも苦い、江戸のうずき…恋と情事と結婚の風景。

感想・レビュー・書評

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  • 衆道から女装男装、嫁姑夫婦愛まで、さまざまな江戸の性風俗を書いた本。著者さまは60歳近くとは信じられないほど文体が若くていらっしゃるので大変読みやすい。そして飽くなき探求心。
    江戸好き腐女子にはたまらない本だが、もちろん腐女子以外の方も楽しめる。賤のおだまきがデジタルライブラリーで読めると知ったのもこの本から。参考文献が私にはたまらない。

  • 江戸の風俗を主に研究されているという歴史学者氏家幹人氏の著作「江戸のエロスは血の香り」を読了、これは収週刊『名将の決断』に連載されたいたものを改題・加筆したものと巻末に書かれていたがまずそんな週刊誌があったんだくすっと笑ってしまった。ニッチなものがあるもんだと。
    タイトルはちょっと大げさ、でまあ江戸の恋愛は時に命がけであったことためつけた物だと追うが内容すべてが生き死にに直結するような話ではない。内容は主に江戸時代の性愛の話題(主に衆道)だけのみでなく、幕臣の結婚事情、嫁姑の確執、心中、離縁、お見合い、駆け落ちなどなど異性間から同性間までも広くに人間の営みに関わる様々なトピックが取り挙げられていて、今後歴史小説を読む上での参考になるかもしれない。まあほとんど役にはたたないとは思うが今後の酒の席での話題位にはなりそうな話がいくつか仕入れられたのでよしとするしかないかな。昨年もちょうど100冊(96作品)を読んだのだが、今年も大病なく本を読める事を祈ろう。今年の一冊目の軽い教養本を読むBGMに選んだのがMatt Dennisの"Pays and SIngs". 音は古い録音だからクリアではないけどなんだか聴くとほっとするなあ。

  • 今思ったのだけど、すげー題名だな。これ。

    熟女もセフレを作っていたやら、男妾の存在やら、女の女遊びやら。
    性的に抑圧されていたとばかり思っていた、江戸の女性たちも結構やる事やってるんだなと思った。
    良い悪いは別にして。

  • 男色も女色も余すところなく取り上げられていて読み応えがありました!!
    文章自体は平易なものなので、研究書的な読みにくさは少ないです

  • プロローグで大爆笑!!!

  • 衆道って知らんかったわー。萌えるわーw

    ちょっとそれについて調べてみたいと思いました。

  • 昔の人って不思議。同じように考えるなと思っても、次には嘘だろ?って首をかしげちゃうような行動をとったり。面白かったです。

  • 「週刊名将の決断」に掲載されていた「日々恋々」を改題・加筆・修正。まとめ読みしたかったので、単行本化嬉しい。

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著者プロフィール

氏家 幹人(うじいえ・みきと)
1954年福島県生まれ。東京教育大学文学部卒業。歴史学者(日本近世史)。江戸時代の性、老い、家族を中心テーマに、独自の切り口で研究を続けている。著書に『大名家の秘密』(草思社)、『かたき討ち』『江戸人の老い』『江戸人の性』(いずれも草思社文庫)、『増補版 江戸藩邸物語』(角川ソフィア文庫)、『武士道とエロス』(講談社現代新書)、『江戸の少年』『増補 大江戸死体考』(いずれも平凡社ライブラリー)、『不義密通』(洋泉社MC新書)、『サムライとヤクザ』(ちくま文庫)などがある。

「2021年 『文庫 江戸時代の罪と罰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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