AKB48の経済学

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著者 : 田中秀臣
  • 朝日新聞出版 (2010年12月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023308725

作品紹介

AKB48はデフレ不況が生み出した?「おニャン子クラブ」「モーニング娘。」のビジネスモデルとは何が違う?AKB48がもたらす「心の消費」とは?芸能界と日本型雇用システムの関係は?アイドルも地産地消の時代を迎えた?人気アイドルグループ「AKB48」を題材に、韓流ドラマやマンガなどにも造形が深い異色の経済学者が日本経済を読み解く。

AKB48の経済学の感想・レビュー・書評

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  •  AKB48については興味がなく、この際だから読んでみようと思った。
     AKB48の入団テストや競争システムなど知らないことが多かった。この団体の経済的システムが大相撲と似ているとの指摘におーなるほどと思った。

  • ターゲットは若くてお金がない層だから、1000円以上の本にしない、入場料も3000円と安い。ふつうなら1万円くらいする。
    おニャン子はテレビの視聴率低迷とともに終了してしまったから、その反省を活かしている。
    アイドル個人の収入や安い、今までの投資を考えたら仕方がない。それでもインセンティブが働くから安くてもやる。

  • つまらない。

  • AKB48グループを大相撲の組織に例えている。


    個々のタレントのマネジメントは各芸能事務所が行い、

    集団による公演のマネジメントはAKSという統括事務所がある。



    同じように大相撲でも個々の力士については各相撲部屋が行い、

    興行としての「本場所」「巡業」は相撲協会が責任を持つ。





    このように経済学という一見すると敷居の高い、馴染みのない分野についてAKBという大衆文化を通じて分かりやすく説明している。



    AKBが好きな人はもちろんのこと、AKBについての予備知識がなくても十分楽しめる内容となっている。

  • 「心の消費」というのはなるほどと思った。少しこじつけのような部分もあるが全体として得るものは結構あった。
    経済学の入門書、読み物的な感じで読むとよい。

  • AKBが何故ここまでブレイクしたのか興味を持っていました。
    そのヒントをつかめればと思い、正月の時間のある間に読み進めました。
    全222ページ。3時間で読める。

    内容は著者があとがきで書いているように、「AKBの魅力を経済学者が伝える」という内容。
    タイトルに「経済学」という文字が入っているものの経済学的な分析やアプローチは非常に少なく、また著者の明確な主張もありません。
    本の中では「AKBって~に似てるよね」とか、「~と解釈できるよね」といった著者の一見解が書いてあります。
    これらのことから、恐らくターゲットとしてAKBに興味を持つ一般層を想定していると思われます。

    本文の中に小難しいことは皆無ですので至極とっつきやくスラスラ読める反面、読んだところで何かを得るということもないと思われます。
    個人的にはAKB48キャラクター分類マトリクスを載せる意味を見いだせず、むしろその部分に著者が著者の好きなAKBを好きに語るというスタンスを感じました。
    話の小ネタ程度に読むのは悪くないけど、繰り返して読む機会は無いと思います。

  • AKBを知らない人が、あーこういうこと、と分かったふりをする本かな

  • この本を買うのがちょっと恥ずかしかったです。

    ① AKB48とデフレ

    現在でこそCD売り上げにおいて爆発的な数字をたたき出しバブル的に売れているAKBであるが、初期のAKBの売り出し方はむしろデフレ下であることを強く意識したリスク回避的で堅実な売り出し方であるといえる。例えばそれは価格設定に表れていて、一般的なライブに比べれば劇場の観覧料は安いし、写真集も作りこそそれほど良くないが割安である。加えてターゲットはあまりお金を持っていない学生などの層であるから価格は安く抑えなくてはならない。こうした価格設定によりコアなファンを数千人でも掴んでしまえば、ビジネスの規模が縮小しこそすれ何とか活動を続けていけるという、元本保証の取引のようなビジネスなのである。
    今日のプレゼンで「抱き合わせという麻薬のような販促で売上を向上させることは本誌の魅力を減ずる」とのFBを頂いたが、AKBの麻薬のような販促もこうした初期の基盤づくりがあるからこそ成り立っているのだろう。実際秋元康はバブリーに稼げるときに稼げるだけ稼いで、下火になってからもそれなりのビジネスを続けていこうという魂胆なのだろう。

    ② 物語消費論と記号消費論、心の消費

    大塚英志氏は「大きな物語」が喪失された現代での消費形態として物語消費というものを指摘している。物語消費とは人々が商品の持つ作り手が生んだ物語の満足できず、消費者が自ら小さな私的な物語を作り上げることを指す。東浩紀氏はさらにここから論を展開させ記号消費論を展開させる。記号消費の中で人々はもはや小さな物語にすら目を向けることなく、典型的なパーツなどの記号といったさらに矮小化された細部の断片を消費するとしている。
    また筆者はこうして消費の対象が段階的に矮小化されていく傾向を、デフレが根本的な原因となっていると指摘する。デフレ下の文化では当然コストの小さい消費が好まれるので、ネット上でのコミュニケーションのような自分で生産して自分で消費するという傾向も前述の文化・消費形態の成長に拍車をかけている。



    ③ AKBと日本の就労形態
    吉田さんがプレゼンでAKBの実力主義的な構造を外資の企業に例えていたが、本著ではむしろ日本の大企業の就労形態とのアナロジーを示している。AKBの上位メンバーでは全体の平均年齢より年齢層がやや高い。熟練型年功序列社会の中では年齢とともに実力の向上も見込まれるために実際にはゆるやかな年功序列が形成されるのである。また過去にアイドルであったタレントが現在もママドルなどと呼ばれ活躍している様子は終身雇用的であると揶揄している。結果としてアイドル業界での高齢化は今後も緩やかに進んでいくだろう。

  • AKB48というアイドルブーム(モデル)から日本経済を考えるという視点が面白かった。
    簡単で読みやすいので、この本を読んだきっかけに経済に興味を持って専門書を読むという流れが良いかも。

  • TOPPOINT 2011年2月号より。


    AKB48の成功事例から
    不況期にビジネスで成功するためのヒントを得る。


    著者は上武大学教授。

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