不合理な地球人 お金とココロの行動経済学

  • 朝日新聞出版 (2010年12月7日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023308763

不合理な地球人 お金とココロの行動経済学の感想・レビュー・書評

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  • どうして1杯目のビールは美味しいか、なぜプロジェクトの後には打ち上げをするのか、自分の並んだレジばかりが時間がかかるのはなぜか、定価を下げるのではなくキャッシュバックをするのはなぜか。そんな日常的な例を用いて不合理な地球人の行動を解説してくれます。
    ケースには論理的に対応できるのに、実際の行動は不合理になってしまう自分に違和感を感じていましたが、それも理論で説明できるのかと、少し気が楽になりました。

  • 宇宙人ジョーンズが、地球人のボクとの問答をとおして、行動経済学を学ぶという体裁の本です。小難しい話しは抑え気味で、問題を解きながら、楽しく読み進めることができます。本格的に行動経済学を学習するための本ではありませんが、行動経済学とはどういう学問か という興味には上手く応えてくれるでしょう。

  • 行動経済学の入門書的な立ち位置の読み物。
    幅広いトピックを取り扱っている。
    宇宙人ジョーンズから見たら地球人は
    「限定的な合理性を発揮している」ように見える、
    というスタンスで、わかりやすく、いろいろな
    気づきをもたらしてくれる。

    どんな学問の知識でもそうだろうけれど、
    一冊読んだだけでは、
    「あー、なるほど」と思うことはありえるけれど、
    それを自分の思考の基盤レベルにまで取り込むのは
    難しいのではないか。
    少なくとも私はそうだ。

    とはいえ、一冊読んだ本が
    「コンパクトにまとまった内容でありながら
     さらなる領域の広がりを明示してくれている」
    ような素敵な一冊だったら、興味を持ったときに
    そこからどんどんと知識の旅を繋げていける。

    本書は、そういう本だと思う。
    テーマ別に整理され、索引がつけられ、参考文献もわかりやすく
    リスティングされている(そして入手しやすい本が多い)。

    サラリーマンであっても、事業者であっても、
    「どうしたらヒトの感覚のツボをついた
     ビジネスができるのだろう?」
    と思う人にとっては、大いに示唆を与えてくれる一冊だと感じる。

    行動経済学は
    「進化心理学」「神経科学」「経済学」
    の組み合わせによって、ビジネスをする人にドラスティックな
    物の見方の変革機会を与えてくれる。

    端的にいえば、それは「人はこう動いてくれるだろう」という
    根拠のない売り手の独善的思い込みで進めるビジネスから、
    「人にはこういう傾向があると確かめられているようだから、
     それを生かすにはこのような仕組みが有効なのではないか?」
    という科学的かつ買い手に対して"謙虚"なビジネスへの転換である。

    先進国においては80年代くらいまでの大量消費社会から、
    成熟消費社会への転換、ということがとかく叫ばれている。
    消費者を生活者として捉えなさい、なんてことも言われる。

    だが、その見方はある一面で間違った認識を引き起こしかねないと
    最近私は思うようになった。
    というのは、人間そのものが変わってしまったかのような思い込みに
    繋がるからだ。
    無論、そんなことは起きていない。少なくとも10万年以上前から
    ホモ・サピエンスはホモ・サピエンスの遺伝子に形作られて生きている。

    大量消費社会だろうが成熟消費社会だろうが、人の経済行動における
    心理性の根本に差はない。それがどういう大局的な位置づけか、
    ということは変化しているだろうけれど。

    「進化心理学」と「神経科学」。
    ヒトを科学の目で捉える視点の有無によって、
    ビジネスの「的を得た感」はまるで変わるだろう
    (無論、無意識でそれができる天才、あるいはそんな集団も
     世の中にはあるだろうけど)。

    そしてまた個人にとっても、自分の生物的性向を認知しておくことが、
    それとうまく付き合いながら、自己をマネジメントしつつ
    楽しく消費社会を生きていく上での
    大いなる助けとなるのではないかと思うのである。

  • 経済学は、ホモエコノミクスという自己利益の追求において合理的に判断できる人々を想定している。しかし、実際の人の行動は常に合理的な立場にあるわけではなく、さまざまな心的要因にその行動は大きく変わるという立場で経済を考えるのが、行動経済学だ。

    さらに今後のトレンドは、脳科学と経済学を融合させた神経経済学という学問だそうで、こういう学際的な取り組みって、とっても面白いし、今後重要になってくるんだろうなあと思う。

  • 行動経済学の解説書。事例が多く分かりやすい。文章中に「龍馬伝」やらTDLやらが登場し、あれ?著者は海外の方なのに?と思ったら、関西学院大の講師をされてる方とのこと。

  • 面白い!!行動経済学のいろんな知見が分かりやすい例と一緒に示されていて読みやすい。
    それぞれの問題にまんまと騙されて(?)しまう自分を客観的に見るのもまた楽しい。
    「経済学?なんか難しそう…」みたいな人に、経済と心理の接点の入門としておすすめしたくなる本。

  • 行動経済学の入門書。人がどうして不合理な判断をしてしまうかを、保有効果、価値観数、現状維持バイアスなどの用語の説明を通じて解説している。普段何気なく意思決定した行動も、理論的に説明できることが新鮮。

  • 行動経済学の面白さにはまる。次々と出される問題を考えていくと、人間の思考パターンに見事に陥っている自分を発見する。なかなか冷静になれない、脳が間違った判断を下すなど、突きつけられていく事実に絶えず相槌をうつ。

  • 宇宙人ジョーンズとの掛け合いで進んでいく。
    行動経済学について,難しい数式を使うことなく,わかりやすくかつ面白く解説してくれる書。

  • ジョーンズにはもっと活躍して欲しい

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