“結果”の出ない組織はこう変えろ! ファシリテーションの応用と実践

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023309159

感想・レビュー・書評

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  • 2022年の今でも十分通じる普遍的な内容だと思う。

  • 組織をどう変えるか?

    →リーダーシップの本質は
    1.人を勇気付ける能力、ビジョン
    2.変革、ビジョン達成への情熱
    3.明確な行動規範
    4.決断力
    5.優れた結果
    会議では話が飛ぶので、意識しておく

  • 「ファシリテーションって参加者全員の意見抽出や納得度を重視するし、支援型のマネジメントとして解るんだけど、結果をバリバリだしていったり、組織をトレーニング・育成していくイメージはないなぁ。ちゃんと成果でるの?」なんてモヤモヤを抱えた方向け?
    著者はファシリテーターの素地に加え、業務知識経験を備え、成果に導く役割を「組織トレーナー」という概念で表現しています。

  • 新型リーダー論 組織トレーニングで営業力を鍛える。

  • Good.
    初心者であることが確認できて安心した。口の重い小さな組織。忍耐が切れてファシリテーターではなくなって失敗感だけが残った会議。ポストイットブレインストーミングでもストーミングされず悩む。宿題提出形式でようやく意見が少し出てくる。よく分からないが反発されていそうな態度。それも口には出ない。そんなことは想定の範囲内という記述。粘り強さと忍耐力という言葉に勇気つけられる。

  • -----
    組織として成果を出せるようになるための
    組織の作り方、について。
    要は、組織の人それぞれが新しい仕事の仕方を
    実践できるようになること。
    -----
    人を変えることは簡単ではない。
    習慣はなかなか変わらない。
    信じられるゴールを店、納得できるようにし、
    主体的に・内発的に取り組めるように支援すること。
    -----

  • 「営業が弱い」「新商品が生まれない」など、
    “結果”の出ない組織の問題点はある程度共通しています。

    人間に生活習慣病があるように
    このような結果の出ない組織にも、
    組織の生活習慣病があります。


    例えば、
    「機能不全」
    目標未達になれてしまい、本気で取り組まない。

    「忘れる」
    現実から何も学ばず、同じことを繰り返す。

    「うつ病」
    覇気がなく、希望もビジョンもない。



    本日ご紹介する本は、

    このような組織を、結果の出る組織に変えるための
    リーダーのあり方や組織をトレーニングする視点を
    提供してくれる本です。


    ポイントは
    「コンフリクト」
    です。

    コンフリクトとは、摩擦、対立
    という意味です。

    全く摩擦がない職場は
    変化や成長がないということです。
    しかし、悪い摩擦を起こしてしまうと
    職場がギスギスします。

    「よい摩擦」を起こすことが重要です。



    「地道な努力を積み重ねるしかない」

    人間の生活習慣病は、悪い習慣をよい習慣に変え、
    地道に治していくしかないのと同じように、
    組織の生活習慣病も、地道な努力を重ねて
    少しずつ改善していくしかありません。

    この「少しの努力の積み重ね」を
    ”こんなことをやっている場合じゃない”
    といって、目先にことだけにとらわれ、
    優先順位を下げて、真剣にやらなければ
    いつまで立っても、状況は変わりません。


    「自分よりチームの方が賢い」

    1人が考えることには限界があります。
    例外はないといっていいほど、
    自分よりチームの方が賢いです。

    他人任せにするという意味ではなく
    答えをチームから引き出すようにしましょう。

    主体性を持ってチームを活用する
    スキルを身につけることが重要です。



    「ファシリテーションの経験を積む」

    チームを活用するスキルで
    重要なものがファシリテーションです。

    ファシリテーションとは
    会議をうまく進めるための方法論です。

    このスキルを身につけると
    チームによる問題解決力が高まります。

    ”学習する組織”になるための
    基板となるものです。


    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    企業組織もスポーツと同じようにトレーニングによって強くなることができる
    組織の生活習慣病=即効的な方法はなく、地道な努力を積み重ねるしかない
    暗黙知は伝承が難しいが、形式知に置き換えることができれば、飛躍的に伝承が容易になる
    組織行動を変えるのに欠かせない能力を高めるよい方法=ファシリテーションの経験を積む
    指標を分析し、過去と比較し、毎週議論に供するだけで、チーム行動は変わるもの
    自分たちがいかに顧客を知らないか=顧客の組織図を毎週書き出して積み上げていく
    強い会社は、営業を担当者任せにしない=組織全体でどうやって重要な顧客を攻めるかを考える生活習慣
    オポチュニティマッピング=機会のセグメントを分かりやすく書き出し、全員で共有しながら、攻め方を考えさせる手法
    口の重いチームに、課題を問いかける会議を根気よく毎週続けていくと、少しずつ意見が出始める
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    プロローグ “できない理由”を考える前に
    第1章 「組織行動」を変えなければ、業務改革は失敗する
    第2章 ソフト・リーダーシップが人を動かす
    第3章 「摩擦・対立」が人と組織を育てる
    第4章 「ファシリテーション」でソフト・リーダーシップを鍛える
    第5章 組織トレーニングのすすめ
    第6章 組織トレーニングで「営業力」を鍛える(実践編)
    第7章 ファシリテーターの「書く力」が組織変革を促す
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/01e1a2cd78c9af3f.png
     

  • ファシリテーションの本

  • 軽い感じで読める。

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著者プロフィール

[現 職] 京都大学人文科学研究所教授
1947年奈良市生まれ。1974年京都大学大学院博士課程(東洋史)中退。同年京都大学人文科学研究所助手。愛知大学法経学部助教授、京都大学人文科学研究所助教授を経て、1995年より現職。
[主要編著書] 『中国近代化の動態構造』(編著、京都大学人文科学研究所、2004年)、『中国近代綿業史の研究』(京都大学学術出版会、2001年)、『中国近代の都市と農村』(編著、京都大学人文科学研究所、2001年)、「梁啓超の経済思想」(『共同研究 梁啓超』みすず書房、1999年)。

「2005年 『在華紡と中国社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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