儲けたいなら科学なんじゃないの?

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023309234

感想・レビュー・書評

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  • 科学の本て全然読んでないな。昔は学研の「科学」を毎月楽しみにしていたのを思い出す。 義父がニュートンをよく買って読んでいるので、ちょっと借りてみようかと思う。 そんな気にさせてくれる本だった。

  • 橋下大阪府知事がツイッターの中で薦めていた本書。

    さっそく購入して読んでみました。

    科学技術の話が多く、よくわからない箇所も多々ありましたが、科学技術を通して将来の経済を予測する2人(堀江貴文、成毛眞)
    の会話はとても刺激的でした。

    科学技術についてもっと知ろうと思うようになる1冊でした。

  • 一般市民と科学の関わり方は、国によってさまざまである。そのため、科学にまつわるコミュニケーションも、国によって若干ニュアンスの違いがあるという。宗教や人文主義に根ざす反科学的思想の存在する欧州では「対話」、キリスト教根本主義による進化論の否定など非科学が根強く存在する米国では「理解」、科学そのものへの関心が低い日本では「共感」というわけだ。日本のような無関心層の多い場合には、「キャラの立っている人物が、学問的な正確さにこだわらず、おおづかみに世界観を語る」というのが、一つの特効薬になりうるそうだ。(※『科学コミュニケーション』岸田一隆 著、平凡社より引用)

    そういった観点から考えると、本書は日本における正しい科学コミュニケーションを具現化した一冊とも言えるだろう。堀江貴文、成毛眞という二人の元IT会社社長による対談は、スタートからエンジン全開で宇宙まで突っ走る「格好の特効薬」でもある。これを「大人げない対談」の一言ですませたくはない。

    ◆本書の目次
    第一章:ホリエモンの宇宙旅行計画Ⅰ 開発の現場から
    第二章:ホリエモンの宇宙旅行計画Ⅱ 宇宙進出の夢
    第三章:自動車とテレビ、そして未来の都市
    第四章:脳と意識
    第五章:生物学的進化と個体の長寿化
    第六章:食料とエネルギーの未来
    第七章:科学技術とどうつきあうか

    宇宙旅行、自動車、テレビ、脳、アンチエイジング、食料、エネルギーと話は広範囲に広がっていくのだが、その本質は前半の宇宙の話にあるのではないだろうか。著者自身が述べているように、ネットの話などは、この二人をもってしても、探せばどこかで聞けるような話になってしまう。しかし、宇宙の話はそれが正しいのかどうかもよくわからずに、ただただ圧倒される。参入人口の少ない領域とは、こんなにも自由で可能性があるのかということに気付かされるのだ。

    一方後半の見どころは、二人の意見の食い違いにある。同じく科学好きで、行き投合している二人だが、科学に向き合うスタンスは大きく違うという印象を受ける。実用的であり、目的を処理するためのノウハウであり、直接的な向き合い方の堀江氏に対して、思索的であり、批判的であり、洗練されたスタンスをとる成毛氏。経験や実体験に基づいた切り込みをする堀江氏に、「僕はそう思わないな、それよりも・・・」と成毛氏がことごとく切り返すのだ。知能と知性の違いとでも言ったらよいだろうか。一見似ているようで、その様はアメリカとヨーロッパくらい違う。しかし、例えどのような領域に話が及ぼうとも、思考停止に陥ることなく、きちんと自分の結論を出す二人の姿勢には感服する。

    本書を自分の意思で購入した人にとっては、内容のディテールをクソ真面目に追うような本ではないだろう。このご時世に、少しばかり中身を確認したにもかかわらず、本書を購入するような人は、そもそもが少々の変わりものであることに間違いはない。そういう人がやるべきことは、科学に興味のなさそうな周囲の人に全力で勧めること、これこそが本書の正しい使い方ではないだろうか。

  • 堀江さんと成毛眞さんの科学や医学に関する雑談本。2014年の本だし、うーん。ただ、文末に「WIRED」というウエブがためになるとお薦めされていたのと、何冊か推薦本が書かれてあったので読んでみようと思う。

  • 対談読み物(科学空想系)。

    内容はさておき、理系、科学が軽んじられているからこそ、
    科学を軽んじない人間は価値がある、という「逆バリ」発想は、
    この手の成功している人たちの共通項か。
    あと、想像力が豊かなことに感心。

  • 科学の魅力と可能性について分かりやすく書かれた本。
    とっつきやすさがすごいので、少しでも興味あるけど初心者だと自認する人や、最初の一歩にいい本だと思う。

  • 最初から終わりまで両氏の対談形式なんですが…「本」としては非常につまらないと思った。語り合っていることをほぼ文字化しただけ?それだけ?それで1,200円?。
    内容的にはそこで何かのヒントを得た人もいるかもしれないし、勉強するキッカケとなるかもしれない、共感する人もいるでしょう。でも、あとは自分次第。
    個人的には、対談以外の両氏のまえがきとあとがき…特に、成毛氏のあとがき「推薦できる科学読み物リスト」が一番興味深かったとか(笑)
    (過去の読書記録登録のため評価なし)

  • この人達が話してる技術的なことぐらい完全に理解できなきゃいけないという気がした。分からない部分について徹底的に調べてみたい。例えば核融合と核分裂の違いとか。

    mmsn01-

    【要約】


    【ノート】

  • でかい夢を持ち自ら学び人を巻き込んで実現していく。でかいです。巻末の成毛さん推薦の本は全部読むことにした。

  • 文系と理系とはどこが違うのだろうか?
    学問の分類が、その人の性格にまで反映する。
    理系は 論理的で理屈っぽい。論理的思考力。
    根拠が必要だと思っている。
    データに基づいてという表現を使う。
    文系は 感性的で、感覚的。
    好き嫌いで、判断したりする。
    他に何かの理由があるはずだと言う予感的、予知的。

    この二人は、文系人間であるが、理系的なことを好む。
    メディアには、理系が少ないので、モノたらないと言う。
    科学雑誌が売れなくなり、想像力が足りなくなっている。
    文系アタマでは、儲からないが、科学は儲かると言う。
    その発想が、どうも文系的なのだ。
    理系的に、科学は儲かるとあまり考えないかも。
    科学とは、真実を見つけ出す 道具でしかないかも。

    ホリエモンのロケット事業は、いかにして安く宇宙に行けるか?
    にポイントがあったのが、おもしろい。
    安くて、使いやすいものが必要なのだが、どうも真面目すぎるので
    突破できないことがあると言う。
    小惑星イトカワは シリコン系で イリジウム系のものがある。
    ウランリッチの小惑星があるかもしれない。
    宇宙開発のアイデアは、まだ足りない感じがする。
    人工冬眠技術はおもしろそうだ。
    DVDやCDの時代は 終っていくのかもしれない。
    iPad で 情報を見ることができれば、問題はない。

    人工知能の中で、自分が生きていると言う認識ができるか?
    その認識によって より人間らしくなる。
    ガンが、寿命を規定している。
    ホリエモンのガン認識は、かなり進んでいると思う。
    肝臓がんは、B型肝炎、C型肝炎のウイルスによって起こっている。
    十二指腸がんは、ピロリ菌が関与している。
    エイズを抑えるための代謝系への総合的なアプローチ。
    人類の500万年と 過去の1万年においては、
    脳の対応が一番急速に進展している。
    川崎和男の分散型人工心臓の開発。
    肥満を抑制する技術。
    肥満遺伝子があり、それをコントロールする。
    レプチン、プラチナナノコロイド、
    リバーゼ阻害剤。脂溶性ビタミンが吸収しにくくなる。
    炭水化物を摂取できないようにする。糖化酵素抑制剤。
    大腸に脂肪がいったら、乳化するシステム。
    背中の褐色脂肪細胞の活性化。
    植物繊維分解酵素の活用。
    脂肪幹細胞の技術確立による乳房の再生技術。
    臓器ジェットプリンター。
    ウエブは WIRED。
    おもしろい、ヒントが あったのは、救いかな。

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著者プロフィール

1972年、福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中。会員制サロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」では、1,500名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開。『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『多動力』(幻冬舎)、『時間革命』(朝日新聞出版)、『最大化の超習慣』(徳間書店)など著書多数。

「2023年 『(仮)2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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