なぜ富士宮やきそばはB-1グランプリの覇者となりしか? B級ご当地グルメで500億円の町おこし

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  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 23
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023309883

作品紹介・あらすじ

楽しくなければ続かない-そのためには収益を上げる仕組みを作ろう。B‐1グランプリでご当地グルメの大ブームを呼び起こした仕掛け人が明かす究極の町おこしノウハウ!全国1723市町村関係者必読。

感想・レビュー・書評

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  • 盛り上がっていた時期からは大分過ぎたが、読んでみた。
    金に困ってない生活をしているならば、楽しくて仕方ないだろうな、と思う。
    勝手にやって人の役にも立って、人から尊敬されて。
    民間でやるなら、真面目にやるのではなく、楽しいと思うことをやればいい。
    どんどん話を膨らませて、飽きる前に走り切る。
    そんな感じだった。

  • 「B級ご当地グルメ」は、今や、町おこしの有力なツールとして人口に膾炙したものとなっている。B-1グランプリは毎年盛況でニュースでも大きく取り上げられており、わが地元三重県でも、「津ぎょうざ」や「四日市とんてき」など、B級ご当地グルメが盛んにアピールされている。
    本書では、そんなB級ご当地グルメの先駆けとなった「富士宮やきそば」の仕掛け人である渡邉英彦氏が、B級ご当地グルメを通じた町おこしのノウハウや経験を余すところなく伝えている。
    渡邉氏は、地域のブランド構築に欠かせないキーワードとして、「面白い」「アヤシイ」「楽しい」を挙げ、特に、町おこしへのダジャレの活用を主張している。実際、富士宮やきそばの活動は、その主体からして「富士宮やきそば学会」であり、「ミッション麺ポッシブル」や「やきそばG麺」など、遊び心にあふれたダジャレで彩られている。正直、個人的には、そのダジャレのノリについていけないものを感じているのだが、富士宮やきそばの実績をみても、メディアに取り上げられるような「話題づくり」という点で、その方針・手法は有効なのだろうとは思う。そもそも真面目に堅く町おこしをするよりも、渡邉氏のように楽しんで、ある意味、不真面目に町おこしに取り組むほうが、継続しやすいし、結果も伴いやすいのだろう。
    ほかに本書を読んで特に感じたことは、1)食を通した町おこしの可能性の大きさ、2)町おこしにおける「人」の重要性、3)メディア戦略の大切さである。これらは、確かに富士宮市に限らず、他の地域の町おこしでも妥当することだと思う。
    本書の最後のほうで指摘されている「B-1グランプリはグルメイベントではない」ということは、ちょっとした驚きだった。それまでグルメイベントに決まっているではないかと思っていたからだ。しかし、渡邉氏いわく、B-1グランプリは「あくまでも、町おこしが目的であり、参加団体が取り組んできた町おこし活動の〝お披露目の場”」なのだ。町おこしにかける渡邉氏の志が伝わってきた。

  • 富士宮やきそばのプロモーション活動に沿ってひっかかるような言葉(おやじギャグ)の重要性を伝えている本

  •  友人の芝蘭 友さんのメルマガで紹介されていたので購入して、しばらくさぼって読んでいなかったのを読了しました(笑)タイトルから、まちおこしの「イイ話」かなと思っていたらかなり綿密に計算された本格的なプロデュース戦略論でした。自分の仕事のバリューIDプロデュースにも大きなヒントを与えてくれました。感謝。
    http://www.valueid.biz/

  • 本書はB級ご当地グルメの祭典である「B-1グランプリ」の主催者団体・会長が明かす、まちおこしノウハウです。先日、テレビを見ていたときに「B-1グランプリ」が特集されていたので読んでみました。 

    先日、テレビ番組で「B-1グランプリ」の特集が組まれているのを偶然発見して、久しぶりにテレビの画面に見入ってしまいました。本来、こういうものを食べることができるのは地元の人たちと、もしくは宮本常一さん的な人生を送っているか、またはそのほかというのが僕の基本認識ですので、こういうところは大いに盛り上がってほしい、というのが本心です。

    この本の筆者は、一躍有名となった「富士宮やきそば」を全国区にした立役者であり、B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」の主催者団体・会長が明かす、まちおこしノウハウともいえるべき本です。筆者の言うとおり、疲弊した地方をもう一度活性化させる人物というのは若者・バカ者・よそ者に加えて、地元を出てほかのところ、いわゆる大都市圏で暮らし、また地元に戻ってきた昔で言うところの「世間師」のような人間だというのはなるほどなぁ、と思いました。一度住み慣れたところを離れないと、そういうところはよくわからないんですよね。とは言ってもそのまんま大都市圏の住人になることがほとんどですが…。

    それはさておいて、本書の中にはいまやメジャーなB級グルメとなった「富士宮やきそば」 「厚木シロコロ・ホルモン」「横手やきそば」や「甲府とりもつ煮」といった成功事例をもとにご当地食材の発掘・し商品をしての開発やそれを派生させた加工食品の販売展開と、「金はない分。知恵を出す」というスタンスのもと、「愛Bリーグ」「筆楽宴(ひつらくえん)」などといったオヤジギャクテイストが満載のコピーテクニックも読んでいて思わずプッと笑ってしまいました。これらのアイディアを基にして、現在では富士宮焼きそばの及ぼした経済効果は類型でなんと、500億円なんだそうです。

    これには驚きました。ですので、これから町おこしを考えている「若者・バカ者・よそ者」テイストと郷土愛あふれる若い方にはぜひとも読んで役立ててほしいと思います。

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