朝日おとなの学びなおし 哲学 不安時代を生きる哲学 (朝日おとなの学びなおし―哲学)

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  • 朝日新聞出版
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023310445

作品紹介・あらすじ

哲学は自らの不安について考え、生の意味を見つめ直す上で、とても重要な役割をはたしてくれる。大震災、原発事故、無縁社会、格差、リストラ…。自己の不安と向きあい、その正体を考える。自分がなにを恐れているのか、本当はどうしたいのか、自分の心を見つめる。そこに、自由に生きる可能性が開かれる。

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすい。カントとニーチェを近々読まねば。

  • 大震災以降、死を意識することが日本人には増えたのではないか。誰にでもいつかは訪れる死を意識することで、自分の生を再認識することになる。人にどう思われるかをいつも考えている現代日本人にとって、自分はどうあるべきか、自分の存在意義はどのようなものか、ということを自問することは貴重である。そうしたことをベースとしながら、哲学と心理学を合い交ぜにしながら、著者の考えが展開されている。これが答え、という示し方はしないが、考えさせられる内容であった。哲学というと概念的・抽象的で難しい、と敬遠しがちであるが、哲学との付き合いの端緒としては適当である。

  • 哲学とあるが「不安」というものを幅広い学問で説明している。
    この分野の入門書としては最適だと思う。

  • 哲学はだれもが納得しうるような本質を取り出す考え方であり、人間に共通する不安の本質を取り出すことはできても、各々異なった個人の不安に対する答えを直接与えてくれるものではない。そこが宗教と大きく違うところ。

    哲学によって不安の本質を明らかにすることができれば、各人が自分の抱えている不安の意味を了解し、納得のいく判断、行動を導く可能性を開くことができる。哲学は自分自身の力で考え、道を開くための強力な思考の道具になる。

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プロフィール

1965年、広島県生まれ。著述家。学術系出版社の編集者を経て、哲学・心理学の分野で批評活動を展開。『「本当の自分」の現象学』『「認められたい」の正体』『不安時代を生きる哲学』『子育ての哲学』など。

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