海を感じなさい。 次の世代を生きる君たちへ

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023311022

作品紹介・あらすじ

生きるとは何か、孤独にどう向き合うのか。夢と理想をいかにもち続けるか。そして、正義とは、友情とは、恋とは…?若き日に誰もが向き合うテーマを語りおろした、胸に残る言葉。君たちはどう悩み、どう生きるべきか。全国の人々を感動の渦に巻き込んだ名物校長が、これからの時代を生きる人たちに贈る10編の「魂のメッセージ」。

感想・レビュー・書評

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  • 戦後はみんなが貧しかった、今は悲劇が一部に集中している。だから分かち合うことが飛鳥。弱っている人にやさしくなりなさい。
    孤独に誇りを持つことがスタート。
    まず自分が1人であることと対峙することから始めなければならない。
    くそまじめに無骨に自分を見つめる、誇り高き孤独の季節が今。

  • チェック項目8箇所。聴くという行為を大前提にして、言葉は生まれてくるものだ。やさしさの語源は「痩せる」だ、他人のために自分の身を細らせることが、やさしさである。青春とは、孤独を直視することだ、自らの意志による直視だ。つながりを確かめるためには、まず自分が一人であることと対峙することから始めなければならない、孤独に誇りをもつことがスタートだ。夢の原動力はけっして尽きることのない豊饒な創造力だ。自分に、知識に、価値観に絶対性などあり得ない、人生は、ゆらめきながら進むのが正しいのだ。互いに、一人であることをわかり合うのが友情である、互いに孤独であることを深く理解し合っているのが、真の友だ。君たちは、50年かけて、この国をどのようなかたちにしていくのか、それを自らに問い続けながら生きていってほしい。

  • 思いの込められた言葉は心の奥深くに届いた。次の世代に向け、自分は何を残せるんだろう。

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著者プロフィール

1944年北海道函館市生まれ。立教大学名誉教授。72年横浜市立横浜商業高等学校定時制教諭を皮切りに武蔵中・高等学校、梅光女学院大学(現在梅光大学)、立教大学で教鞭をとった。2010年立教新座中学校・高等学校校長、2015年自由学園最高学部学部長を務めた。主な著書に『新日本古典文学大系74仮名草子集』(共著、岩波書店)、『江戸遊里盛衰記』(講談社現代新書)、『近世大名文芸圏研究』(八木書店)、『新編色道大鏡』(共編、八木書店)、『江戸遊女紀聞』『江戸遊里の記憶』(以上、ゆまに書房)、『時に海を見よ』(双葉文庫)がある。近刊に『生きるために本当に大切なこと』(角川文庫)他がある。

「2023年 『江戸の岡場所 非合法<隠売女>の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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