仕事は“6勝4敗"でいい 「最強の会社員」の行動原則50

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023311060

感想・レビュー・書評

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  • 内容が具体的で、副題通り「最強の会社員」の行動原則50であった。鵜呑みにするのではなく、実行を通して判断させて頂くつもりではあるけれども、おそらくその通りだろうと思ってしまうほど説得力があった。素晴らしい。

  • 出口治明「仕事は6勝4敗でいい」朝日新聞出版
    *トレードオフに反していないかを明確に理解していることは大切です。上司の指示に「トラブルを避けながら新規事業を推進すること」などと、トレードオフの原則を無視した内容が含まれていればその点についてしっかりと確認することが必要だからです。何かを選ぶということは何かを捨てるという事です。いいとこ取りを望むような指示は実行時に必ず矛盾が生じます。
    *「インパクト=仕事量×スピード」です。ビジネスで相手に与える衝撃はないよりも会った方がいい。どんな仕事でも衝撃や爪痕は残したい物です。ここでいう衝撃は影響力。器はそんな簡単にはおおきくなりませんから、後はスピードをあげるしか相手に印象づけることはできないためです。
    *目指すべきは6勝4敗でいい。どんな交渉の場、取引の場でも自分が完全に優位に他党という考え方はいけません。意見を通すにしても、交渉をまとめるにしても、相手を打ち負かす必要はありません。人間は感情の動物ですから相手に花を持たせる事が後々の関係を穏やかなものにしてくれます。目的を達成すればよいので勝ちすぎない事。
    *精神論はきらいで、数値、ファクト、ロジックから検討することが大切。
    *情報を発信して、直感力を磨く。つまり情報を集めるためには詳しい人を必死に探して情報を聞きに行くのではなく、まず、自分から自分はよくしっている、このように思う、と言い切ってしまう事で自分の知らなかった情報が集まります。

  • 仕事訓、人生訓。コンサルタントが書く通り一遍のものとは違う。一味違う。多くの20代、30代に読んでもらいたい。題名に違和感を覚え、読まない人がいるのが残念。最近読んだビジネス書の中では非常に良い。

著者プロフィール

出口 治明(でぐち・はるあき):立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒。日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命株式会社に変更。2012年上場。2018年より現職。著書に『全世界史(上・下)』(新潮文庫)、『0から学ぶ「日本史」講義』シリーズ(文春文庫)、『歴史を活かす力』『日本の伸びしろ』(文春新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『一気読み世界史』(日経BP)、『ぼくは古典を読み続ける』(光文社)等多数。

「2023年 『人類5000年史Ⅴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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