考え方のコツ

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023311176

作品紹介・あらすじ

『暮しの手帖』編集長、文筆家、書店経営と縦横無尽に活躍する著者が「仕事術」を説いたベストセラー本の、待望の続編!
今作では著者のキャリアをベースに、日本そして世界経済が大きく変わろうとしている現代を、「思考術」「想像術」「コミュニケーション術」「時間管理術」「グローバル術」を軸に、よりゆたかに働き、暮らす方法を伝授。日々の仕事と生活、そして人生をより真摯に、よりていねいに生きるためのヒントを珠玉の言葉で綴る。
あなたと、あなたの周囲の人たちを幸福にする一冊

感想・レビュー・書評

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  • 言葉の選び方が おもしろいね。
    でも、世界観的にいうと かなり モザイク的で
    歪んでいるように 感じる。

    『暮しの手帖』の編集長という肩書きが
    ひとつのイメージを作り上げている。
    そのイメージが 修身や道徳のお勉強的になってしまうのかも。
    自分を保ち維持しながらの 自分の処世術 なんだよね。

    『考える』という言葉と 『考える』という行為は、
    どうも距離がある。
    一体何を考えるのだろうか。
    壁に打ち当たって はじめて 考えるという行為の本質が
    発揮されるのかもしれない。

    『社会を幸せで満たすために仕事をする』
    というのは、ココロザシがあり、気宇な 姿勢で
    何事も 吸収し 飲み込むことが できそうなのである。
    『自分の能力を最大限に発揮できる。』
    『自分が評価されるところに場を移すこと』

    日本人としての美的感覚、心配りの細やかさ、勤勉さを大切にする。
    そして、自分を磨く。

    投資 消費 浪費 の三つのパターンは オカネだけでなく、
    時間にもあり、そして 生活方法にもあり、考え方にもある。
    投資型思考力を身につけることが プレイヤーたりうる。

    ふーむ。
    何となく、きれいにまとまっていて、破れがないようだが
    どこかが 崩れているような気もするが。
    1965年生まれ。現在 50歳か。
    悟りすぎなのかもしれないが。

  • 「考え方」のコツが掴めれば、日々の堂々巡りから解放されるかな?

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    「『暮しの手帖』編集長、文筆家、書店経営と縦横無尽に活躍する著者が「仕事術」を説いたベストセラー本の、待望の続編!
    今作では著者のキャリアをベースに、日本そして世界経済が大きく変わろうとしている現代を、「思考術」「想像術」「コミュニケーション術」「時間管理術」「グローバル術」を軸に、よりゆたかに働き、暮らす方法を伝授。日々の仕事と生活、そして人生をより真摯に、よりていねいに生きるためのヒントを珠玉の言葉で綴る。
    あなたと、あなたの周囲の人たちを幸福にする一冊。」

  • 自分では安易に真似できない。著書を読めば分かるが、これは著者だからできると思う。
    だけれども、エッセンスは汲み取った。
    私の頭に及ばない遥か彼方の思考をする著者にいつも刺激を頂いております。

  • 考え方次第でポジティブにもネガティブにも変換できる。
    要は受け取り方次第。
    それは与える相手へも受け取り方次第。

  • 今は、仕事において、どれだけやったという「時間」や「量」よりも、何をどうやってしたかという「質」に対する強いこだわりが求められる時代です。いい仕事をしたい、社会に貢献したいという、こだわり、わがままを一人ひとりがもっと持つべきだと思います。そのために何を学ぶべきなのか。そのひとつが「考え方のコツ」であると僕は思っています。(はじめに)

  • 考え方にはコツがあるようですね。私の社会人生活は今度の4月で25年目を迎え、3分の2が過ぎようとしています。年を重ねるにつれて、議論をしているときには「考え方」が大事だと感じるようになりました。考え方は知識とは異なり、訓練により自然に形成されるのだと思っていましたが、この本にか書かれている「良い考え方をするコツ」を理解して訓練するのが効率的であるようですね。

    最近「さおだけ」で有名な山田氏の「目のつけどころ」という本を読みましたが、これも一種の考え方のコツを紹介しています。知識は陳腐化しますが、考え方は長持ちしそうな気がしますので、大事にしていきたいと思いました。

    印象に残ったポイントとして、時間もお金と同様に、消費・投資・浪費の3種類があるが、やり方次第で、投資にも浪費にもなる(p148)でした。行動ではなく、取り組む姿勢が大事なのですね。

    また、語学を完全習得できる秘訣が書いてありました、私も同じ方法で現在も実践中です!

    以下は気になったポイントです。

    ・40代の1年というのは、本当に変化が激しい1年で、学びと発見の連続である(p3)

    ・仕事とは、日々、質を高く、楽しく、無理をせず続けられる自分なりのフォームをつくる、自分が自分らしく仕事をするための働き方を、工夫し発見しながら磨いていくべき(p4)

    ・アイディアを出せるようにするために、1)自分の生活を大切にする、2)暮らしを大切にすること(p16)

    ・思考の時間として、1日2回組み込む、午前中の1時間は大切、ただし1時間で打ち切ること、それ以上の検証等は午後の1時間に行う(p19)

    ・想像する時には、成功イメージと同時に、最悪の失敗のシミュレーションをしておく、あらゆるケースにどう対処するかが仕事のスキル(p59)

    ・「もし自分だったら」と想像することは良い訓練、「自分はこうだ」と考えることとは異なるので注意する(p70)

    ・人を幸せにすれば、その仕事は儲かる、人は何かに喜んだ時にお金を払う(p76)

    ・その人が規則正しい生活を送っているかを知るには「夜、何時に寝ていますか」と聞くのが一番分かりやすい(p89)

    ・自分のセンスだけで仕事ができるのは、せいぜい35歳まで、それを補完するためにセミナーや読書が大切になる(p90)

    ・笑顔を通して伝わる幸せの力で「この人に会いたい、ずっと話していたい」と相手に思ってもらえば、コミュニケーション=人に何かを与え続ける行為、は上手くいく(p101,107)

    ・自分の感情をコントロールする最良の策は、「いつも幸せな自分だと考える」こと、「いつも幸せな自分でいる」ことは難しいが、考えることはできる(p103)

    ・コミュニケーションで最も大切なこと=ビジネスで成功する秘訣は、すべての人に同じ態度で接すること(p109,110)

    ・身だしなみ同様に大切なのは、言葉づかいと「態度」、柔らかく優しく(p114)

    ・お願い事の作法として、相手が今どういう状況で、どんなことを考えているのか、あらゆる想像力を働かせてタイミングを計ることがポイント、さらに「ギフト=取引」、入念な準備が大切(p123)

    ・人と人をつなぐハブになるために大切なのは、人の話をよく聞くこと、自分の話とアピールは全部忘れること(p143)

    ・時間もお金と同様に、消費・投資・浪費の3種類があるが、やり方次第で、投資にも浪費にもなることがポイント(p148)

    ・集中に必要なのは、リラックス、集中力をバランスよく使う工夫が大切、意識的にリラックスの時間をとる(規則正しい生活・健康管理)ことが大事(p156)

    ・これからの若い人達は、30歳から55歳までの25年間で一生分稼ぐという気持ちを持つべき(p177)

    ・語学を完全習得できる秘訣とは、惜しみなく時間とお金をかけること、高いレベルの要求に応えるだけのある先生に個人レッスンをしてもらうこと(p182、183)

    ・ファーストフードで食事をしないのは、大人には自分の生活に対して「大人の値段」を払うべきだと考えるから(p188)

    2012年12月9日作成

  • 一度読んでみたかった松浦さんの本。ハッとさせられる言葉がたくさんあった。
    特にコミュニケーション術の章は、今までの自分を振り返ると心が痛んだ。この本で紹介されているコツを試していこうと思う。

  • 松浦さんの著書は、本当に優しさにあふれるもの。
    読んでいて、優しく語りかけられてるような錯覚に陥る。それがまた心地良く、今まさに読書の秋にぴったりの本だと思う。

  • ■知識が何よりも大切だと思っていたけれど、無意味に知識を蓄積するよりも、失敗から考えて学ぶことが最も大切というのは、目から鱗だった。もちろん 知識も大切だと思うけれど、知識と同じくらい生身の自分の経験とそこから何を考えていくかが大切なんだなと

    ■運を寄せるために周囲に感謝する。これは最も共感した

    ■より良い仕事のためには、健康だ大切というのもその通りだと思った

    ■刺激的な経験がクリエイティブなのではなく、孤独な時間に一つのことを深く突き詰めて向き合って考えることで、創造的になれる

    ■想像力は色んな意味があって、事故を未然に防ぐのも想像力だし、相手の事を思いやって少し苦手な人にも感謝できるようになるのも想像力

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著者プロフィール

松浦弥太郎(まつうら・やたろう):東京生まれ。アメリカの古書店にインスパイヤーされてm&co.booksellersを立ち上げる。『暮しの手帖』編集長を経て、現在は会社経営、執筆・編集活動、映像、コンサルタント、商品開発、メディア出演など、枠を超えた活躍を続けている。著書に、『仕事のためのセンス入門』、『センス入門』、『ほんとうの味方のつくりかた』、『僕の考える投資について』、『期待値を超える』など多数。

「2022年 『それからの僕にはマラソンがあった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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