カーネル・サンダースの教え 人生は何度でも勝負できる!

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023311206

作品紹介・あらすじ

「できることはすべてやれ。やるなら最前を尽くせ」「最も奉仕する者が最大の利益を得る。我が身の前に他人に奉仕せよ」65歳でケンタッキー・フライドチキンを創業、世界で初めてフランチャイズ・ビジネスを生み出した七転び八起き人生に学ぶ。

感想・レビュー・書評

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  • カーネル・サンダースは自伝を二つ残していて、一つは公式出版されたもの、もう一つはKFC本部の文書保管庫に残るもので、両方をひも解いてエピソードをまとめていったそう。

    そもそもKFCが生まれた経緯が、面白い。
    カーネル・サンダースがガソリンスタンドに併設したレストランから始まり、そのレストランが全焼したり、幹線道路が変わったりで、レシピを指導しながら門外不出のスパイスを届けるかたちにしたのが始まりだった。

    頑固で細かくて熱血で完全主義者。

  • 『できることはすべてやれ』
    『やるなら最善を尽くせ』

    怒涛の人生。
    まさしくピッタリの人。
    それがカーネル・サンダースだ。

    65歳から起業し、ケンタッキー・フライドチキンここまで世界的に有名にしたのは凄い。

    これまでの職歴も驚いた。
    仕事を10回以上変えている。
    今なら確実に、転職回数でアウトを食らいそうなくらいの転職回数(笑)
    昔は働いても働いても、人手が足りない状況だったのかな。と想像させる。
    それともカーネル・サンダースに何かしら魅力があったのか。
    死にかけたり、事業の倒産等、数々の困難にあいながらも、必死に動き回り問題を解決する。
    失敗しても凹む間もなく、次にやるべき事に取り掛かる。
    その不屈の精神が凄いと思った。
    こんなに働いて、いつ寝ていたのかと疑問すら覚える。
    恐らくあの大柄の体からするに、体力に恵まれていたのかもしれない。

    印象に残ったエピソードで、私も実践しようと思った事がある。
    不屈の精神を持つカーネルでも、翌日の資金繰りを考え眠れないこともあったそうだ。
    そんな時にふと思った。
    今からあれこれ考えても何も出来る訳でもない。何も出来ないならさっさと寝てしまおう、と。
    「ベットに入ったらあれこれ悩まずぐっすり眠ること」
    脳科学の面でも、ベット入る前は徹底的悩んで、ベットに入ったらぐっすり眠る。
    睡眠により頭が整理され、より良いアイデアや、悩みの解決の糸口が見つかったりすると言う。
    この習慣がカーネルの人生で多いに助けになったそうだ。

    自分の作るフライドチキンに自信を持ち
    フランチャイズオーナーにとっても、
    チキンを食べるお客にとっても素晴らしいと言う信念のもと、働き続けたカーネル・サンダースという人物を存分に楽しめる本でした。


    とりあえず、ケンタッキー・フライドチキン食べよう(笑)

  • ケンタッキー・フライド・チキンの創業者で全身白のスーツでにっこりと笑顔で顧客を迎えている好々爺というイメージのカーネル・サンダースさん。この本を読んでから、「今迄自分が持っていたイメージと全然違う人生を歩んでいたんだな~」っと痛感しました。温厚なイメージとはかけ離れた喧嘩っ早い性格だったなんて、想像もつきませんでした。感じなビジネスでは、類稀な才能を持っており、尚且つ努力が半端無いです。「できることはすべてやれ。やるなら最善をつくせ」、この言葉、胸に刻みながら仕事していきます!

  •  ケンタッキーフライドチキンには、人一倍思い入れがありますが、サンダースの人生については、あまり知りませんでした。

     カーネルというのは、地域やケンタッキー州、国に対して顕著な貢献をした人物に贈られる称号だそうです。大統領経験者やムハメド・アリなどが贈られているというから、その価値は相当です。

     また、彼がフライドチキンのビジネスに本格的に邁進するのは、65歳で無一文になってからだそうです。それまでに転職や成功、失敗をくり返し、65歳で一から始めたのが、私たちのよく知っているフライドチキンです。つまり、私たちで言えば、本業を退職してから始めたようなタイミングというわけです。これだけだって驚きです。

     でも、彼の成功は偶然ではありません。それまでの蓄積が当然あるわけですし、彼のもっている思想や生き方が成功に導いたわけです。たかがフライドチキンと侮るなかれ。ぜひご一読をお薦めします。

  • あの有名なカーネルおじさんの怒涛の人生を知ることができました。読みやすい文章で、あっという間に読んでしまいました。カーネルおじさんは、ピンチをチャンスに変える力と、時代を読む力に長けているなと感じました。私も日々の生活から出来ることを真似していきたいと思います。

  • ケンタッキー・フライドチキンの生みの親、カーネル・サンダースの生涯を紹介したもの。
    10歳で農場をクビになってから数え切れないほどの転職。そして65歳で無一文。
    カーネル・サンダースの性格も激しいですが、人生の浮き沈みも激しく、ケンタッキーの店舗前でステッキ片手にたたずむあの人形からは想像のつかない内容でした。
    「できることはすべてやれ、やるなら最善を尽くせ」というカーネル・サンダースのルールは、いつの時代でも通用するルールですね。

  • カーネルおじさん短気

    kobo

  • カーネルさんのキレっぷりが半端なかった。
    時代が彼を導いたところもあるけど、「ネガティブ・セールス」は現代でも必要な技術だと感じました。

  • 商売はさほど上手じゃなかったが、面白いじいさんだった。
    尊敬できるほどじゃないし、見習いたくもない。
    気がつくと内容ほぼ忘れた。

  • 【閲覧係より】
    その人物を誰でも一度は目にしたことがあると思います。そうケンタッキー・フライドチキンのお店の入口にいるあのおじさんです!けれどもどのような人か、どのようにしてあのお店を作ったかを知っている人は多くはないのでしょうか…。波乱万丈な人生のエピソードとそんな人生を送ってきたからこその心に響く言葉の数々をお楽しみください♪
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    所在記号:673.973||サン
    登録番号:20100677
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著者プロフィール

ノンフィクション作家。1962年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。同志社大学嘱託講師。心理学や哲学、美術、歴史、情報技術など幅広い分野で執筆する。
心理学系の著作に『図解 影響力の心理学』『図解 アドラー心理学の「幸せ」が1時間でわかる本』(Gakken)、『マズロー心理学入門』『人間性心理学入門』(アルテ)ほか多数。

「2023年 『図解決定版 勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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