音楽に恋をして♪ 評伝・湯川れい子

著者 : 和田靜香
  • 朝日新聞出版 (2012年12月20日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023311428

作品紹介

天から降りるくす玉のひもを、何本引いても当たりが出ない。私は何になりたいの?私は何になれるのかしら?戦後日本の最先端を駆け抜けた女性の華麗でドラマチックな物語。

音楽に恋をして♪ 評伝・湯川れい子の感想・レビュー・書評

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  • 「湯川れい子」という名前から僕が連想するのは、全米トップ40というラジオ番組。
     洋楽を聴きはじめたティーン・エイジャーの僕には、それこそ「バイブル」的な存在の番組だった。
     リアル・タイムのヒット曲から過去の名曲、知られざるグループやアーティストなど、本当に多くの情報が送られてきて、また僕も何も知識のない状態で、どんどんとそれらの情報を吸収していった。
     僕の洋楽体験の土台となっているのが、この番組だといっても過言ではない。
     その番組の日本版DJが湯川れい子さんだった。
     この本でも全米トップ40に関しては一章を費やして語られている。
     へぇ、そんなことがあったんだ、といった逸話やこぼれ話も書かれている。
     全米トップ40以外でも、例えば冒頭のザ・ビートルズへのインタビュー裏話など、興味深い内容も多い。
     ただし、全体的に深く掘り下げられた内容になっていないのが残念。
     書き手である和田さんの誠実な人柄は伝わってくるが、文章書きとしてはどうも不安定、というか拙い印象を受けてしまう。
     湯川れい子ご本人がご存命ということもあり、なかなか深く突っ込めなかった部分もあるのかも知れない。
     あるいは時間的な余裕が少なく、きちんと書かれるべき環境が整っていなかったのかも知れない。
     いずれにしても、「ちょっと内容的に浅いなぁ」という不満はぬぐえない。
     今後、もっともっと本格的な書物としてまとめられたものを読んでみたいし、それだけの功績を残してきた方だと思っている。
     多分、この本は「湯川れい子」という人物を知るための「さわり」としてとらえられる存在なのだろう。
     そう考えれば決してつまらない一冊ではない。

  • 湯川センセ≒プレスリーのイメージしかないのだが、この時代の女性の生き方として興味を持ち、手に取る。評伝というのは薄くザックリとした内容で、もっとしっかり踏み込むべきエピソードはあっただろうに、もったいない。
    少女時代のジャズの思い出から無鉄砲なプロ入り、そしてビートルズ武道館公演に至る前半はRiot Girlそのもの。
    “一目見たいという少女たちを押さえつける公権力、それを見たとき彼女が感じた決意。私はこの、熱狂の中にいよう。この熱狂を押さえつけようとするあらゆるものへ立ち向かうのだ”

    そしてその後GirlがWomanへと成長する姿も合わせて、
    いつかきちんと日本のRiot Girl一人者の評伝を読んでみたい。

  • 評伝とうたっている割には、もう少し突っ込んでほしいと思う部分もあり。まだご健在の方だし、著者がかつてアシスタントとして働いたこともあるのかもしれない。「全米トップ40」、懐かしいですね。

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