日本的「失敗」の本質 29例に学ぶ没落のメカニズム

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  • 朝日新聞出版
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023311541

作品紹介・あらすじ

20世紀に成長・繁栄した「日本的」経営、思考は、なぜ躓いたのか?再生への道は「失敗」から学び取れる。

感想・レビュー・書評

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  • 最近のデータに基づき書かれている。 それも昨日までは飛ぶ鳥を追い落とす勢いの会社であったはずだが、ある時点で急落してしまった。 その原因は戦略のミスであろうが、特にシャープなどは下請けに無理な価格の削減を要求していたため下請け業者からも見放された。

  • 日本企業のスピード感のなさ
    電話と紙を使う旧態依然たる仕事の仕方

    事件を時系列に整理→新聞、雑誌では断片的→根源的な問題が浮かび上がる。

    モノづくりへのこだわり
    シャープ 1998年「2005年までに国内のテレビを液晶に置き換える」
    2004年 亀山工場
    2007年 3兆円の売り上げ→その後の赤字

    パナソニック プラズマパネル 三洋電機の買収
    モノづくりから製品販売モデルにこだわり成長

    モノづくりは時代遅れ アメリカ 産業転換 IT産業
    2010年5月 経済産業省 産業構造ビジョン 5分野の戦略分野→列挙されていない業種の経営者にはチャンス
    IBM コンピューターの製造メーカー→ITサービスカンパニーへ

    JAL JAS(不採算の地方路線を多数保有)→合併→会社更生法適用でお荷物を取り除く。

    エルビータメモリ DRAMというコモディ商品に集中し、付加価値の高い商品開発を怠った。
    ルネサスエレクトロニクス 外資系ファンド→→Rが増資支援→産業革新機構(自動車会社が半導体を使うため増資)→非効率な生産体制の維持

    官制ファンド ジャパンディスプレイ

    アンチ株主資本主義
    村上ファンド 2006年3月末運用総額4400億円(海外の大学財団3700億円、オリックス・農林中央金庫・石油資源開発740億円)
    TBS 村上ファンド 赤坂の5万5000平米の土地に目を付けた→再開発
    2005年 ライブドア ニッポン放送 フジテレビ事件
    2007年5月18日 スティール・パートナーズ ブルドックソース事件→裁判所の姿勢が大きく変わってしまった→少数株主の権利を多数株主が踏みつぶすような行為を裁判所が許した。

    2011年 オリンパス事件 財テクで損失拡大

    株主資本主義の徹底→長期的利益の最大化
    日本の会社→海外で成功することへのあこがれが強い→バッグを買うのと一緒

    ロースクール 先生の実務経験がない

    20年で化石化するサラリーマン→「うちの会社の部長ならできます」

    TPPのメリット

  • 日本的経営の問題点を俯瞰的に再確認するのには良いかもしれない。

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著者プロフィール

弁護士、国際経営コンサルタント

「2015年 『捨てる7つの仕事の習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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