生命の逆襲

著者 : 福岡伸一
  • 朝日新聞出版 (2013年4月19日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023311954

作品紹介

C0095【文学/随筆】蝶の羽根の美しさに魅入られた昆虫少年の記憶から、驚きの分子生物学の最先端まで。平易な語り口で読者を生命の深遠へと導く。『遺伝子はダメなあなたを愛してる』に続く、AERA好評連載コラム「ドリトル先生の憂鬱」の書籍化第二弾。

生命の逆襲の感想・レビュー・書評

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  • 『AERA』に連載されたコラムをまとめたもの。
    なので、ひとつひとつは非常に短い。この量でそれなりの内容を書き上げるのはなかなか骨が折れると想像されるが、そこはさすが著者、昆虫少年だった著者らしい話題から今をときめくiPS細胞の話題まで、ソフトな話題から生物学のツボに迫る記述まで、難しすぎず、かつ興味を引くようにうまくまとめられている。

    一番印象的だったのは、カロリー制限が老化防止の遺伝子を活性化するという研究結果が、最近になってどうもそうでもないらしいとわかったという話。テレビでカロリー制限をした猿と好きなだけエサを与えた猿とを比較した実験を見たことがあったが、その時はそれらしい様子がうかがえたのだけれど…どうやら、同様にエサの与え方を変えた猿たちの20年の追跡調査の結果では、寿命の差はほとんど見られなかったらしい。

    え~、ちょっとがっかり。
    寿命はともかく、制限を受けていた猿のほうが毛艶もあって皮膚もハリがあって若々しかったから、おっこれは!なんて期待してたんだけど。
    ま、でも別に変にやせ我慢して食べたいのを必死で我慢する必要もないってことか。
    まあ、よかったってことなのかな…。

  • 心をもっているのは、人間だけだ と人間は思って
    いるかもしれないが、生物は「待つ」ことを知っている。
    待つというのは、心の高等技術であると思う。

    という紹介文に魅かれて読み始めました。
    実が熟すのを待って枝から果実を取ったり、
    成長するのを待って捕食したり・・・。
    生物(人間、動物、昆虫・・)がお好きな方へ
    お薦めします。

  • 福岡先生のエッセイ集です。生命の逆襲、というテーマが通奏低音になっていますね。

  • 生物学に詳しくなくても、楽しめます。

  • 第1章 昆虫少年のまなざし
    第2章 センス・オブ・ワンダー
    第3章 ♀の優越♂の憂鬱
    第4章 生命の秩序と混沌
    第5章 ヒトという困った生物

  • 僕は、福岡氏のことを日本トップクラスのサイエンスライターと思っています。
    この本は雑誌に連載されたものをまとめたものなので、1テーマが4ページ。
    『何かをじっと待つ。来るかもしれないし、来ないかもしれない。自然を相手にすると、結果が出ないことに対して寛容になれます。』
    なんて書いてあると、なかなか素敵だなあと思うのでした。

  • 科学の読み物で表紙買いしたのははじめて。「生物と無生物のあいだ」で知られる科学者・福岡伸一の雑誌コラムを編纂したもの。若干、下世話なお話も多いが、読みやすく、わかりやすい。重厚な科学エッセイを嗜好される御仁にはもの足りないかもしれないが、初心者にはわかりやすい。作者のオタクぶりには笑える。
    個人的に気に入ったのは、オスとメスについて割かれた部分。カタツムリには両性があるのか、と驚き。
    しかし、ブーツの話で知人女性をわざわざ(美人)と書くあたりも、男性のエゴを通して、笑ってしまう。空き時間にすぱっと読める一冊。

  • けっこう有名な方なんですね。覚えておきます。

  • この本は有名な「動的平衡」の著者の福岡伸一氏が「AERA」という雑誌に書いたコラムをまとめたものです。まず表紙を見ると生命の逆襲というタイトルも相まって、鮮やかなカマキリのイラストに驚かされますが、ハナカマキリというのは実在します。ただし、写真で見るともっとシンプルな造形です。  
     ページを開くと5つの章に分かれてコラムが並んでおり、1つ1つのコラムはさほど長くないものとなっています。内容は、自然と科学の話です。やはり昆虫の話題が中心ですが、他のことも書かれています。
     科学的なネタの数々のそれ自体の面白さもさることながら、文章は優しい語りで詩的な響きさえ有り、そこが個人的にとても気に入っています。

    和図書 460.4/F82
    資料ID 2013101372

  • 生物学の考察からすると、アダムからイブが作られたのではなく、雌ありてのち雄が分化したようだ。雌雄同体から男女が役割分担して個別化して行ったのだろう。男らしさとか女らしさなんて、今どきどれほどの意味があるのだろうか。
    健康の常識として、世に評価されている科学的根拠も、危ういものばかりかもしれない。信じるに足るものなど、どれ程あろうか。

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