金融再編の深層 高橋温の証言

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  • 朝日新聞出版
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  • レビュー :10
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023312043

作品紹介・あらすじ

【社会科学/経営】日本長期信用銀行との合併交渉、UFJ信託銀行の買収交渉、不良債権問題への対応、中央三井信託銀行との統合交渉……。13年にわたって住友信託銀行の社長・会長を務めた高橋温が、金融危機・金融再編の知られざる真実を初めて明かす!

感想・レビュー・書評

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  • ざっとつかむにはいいと思います。

  • 住友信託のトップとしていろいろな場面で表に出てきた人なので、なかなか興味深かったです。
    もうちょっと突っ込んだ話も書いてほしかったけど、
    表に出せないことも多々あるんでしょうね。

  • 住友信託という、健全性が印象の銀行、長銀やUFJ再編といった、金融再編の中心にいた組織、渦中にいたトップの自叙伝だけあって、臨場感があって面白かった。
    ただ、当事者ゆえ、本当のことなのか、あくまで客観的なのかは不明。
    とはいえ、平成不況、バブル崩壊後の金融史をレビューするうえで有用な一冊。

  • 赤裸々な表現で面白い。

  • 地元の図書館で読む。非常に興味深い本でした。長銀を買うつもりだった。ただし、身をきれいにする必要があった。政府は、明確な約束ができなかった。

  • 1996 住専へ6850億円投入
    1997 自己査定、有税償却スタート
    拓銀、山一破綻
    1998 社長就任、第一次公的資金注入、長銀合併交渉、公邸会談、長銀・日債銀国有化
    1999 第二次公的資金注入、世論はアレルギーから信用秩序維持へ、公的資金枠は一気に70兆円に、米国による世論の逆転?
    2002 竹中ハードランディング論、柳沢金融相更迭、竹中経済財政相兼務、金融再生プログラム発表=2005年3月までに不良債権を半減+繰延税金資産の査定を適正化、
    2003 りそなに公的資金注入
    2004 UFJ争奪戦、権力とメディアが結託する怖さ、UFJトップの一斉交代・引責辞任が第一原因

    組織は縦割りが当たり前。高度な判断が必要ならトップが各部署の頭越しに決定すれば良い。問題は縦割り組織ではなく、トップのリーダーシップがないこと。

  • 住友信託元社長が長銀やUFJ信託合併に関する事実を振り返っている本である。2行とも合併には至らなかったのだが、長銀は「自分たちが考えている以上に資産が劣化していたこと。にもかかわらず政治を筆頭に様々な圧力がかかったがそれを押し返した」ということ、UFJ信託は、「三菱とUFJの信義則違反であり、被害者である」という主張のように聞こえる。
    確かに長銀は合併しないほうがよかったかもしれない。UFJも都銀の合併に翻弄され、住友銀行の動きも悪かったかもしれない。しかし、この本を読んで感じることは、当時の著者は、結果的にすべてが受け身だったように思える。長銀の資産状況を金融庁がなかなか検査せず、教えてくれなかったとか、UFJも件は住友銀行とタッグを組んでなんとかして巻き返しにいこうとか、そもそもこれから合併しようとしているUFJの状況について情報が取れていなさすぎる気さえする。
    西川住銀頭取の「ラストバンカー」はほぼ主語は自分であり、住銀なのだが、この著者は結果的には周囲に振り回されたことを綴っただけという気がしてならない。
    2冊を読み比べて、これが両行の差だろうと感じた。

  • 高橋元住友信託社長の信託ビジネスに対する熱い思いが伝わる本。住信の3度に渡る合併話についてその時の背景・事情・顛末がよく理解できた。

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