円の興亡 「通貨マフィア」の独白

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023312470

作品紹介・あらすじ

主要通貨が変動相場制に移行して以来、日本はバブルやデフレを経験しながら円高の恐怖におびえ続けてきた。これからの通貨動乱の時代に、日本はどう対処するべきなのか。「通貨マフィア(通貨交渉の責任者)」として財務官を務めた後、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)会長、内閣特別顧問などを歴任した経験から、円がたどってきた歴史を分析し、円・ドル・ユーロ・人民元の行方を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 長らく行政の立場で金融政策に関わった行天氏が、国内外の金融経済環境の過去から未来までの提言を分かりやすく記しています。

    私が一番おもしろかったのは、プラザ合意からルーブル合意辺りまでの、秘話めいた裏話です。行天氏の日記をベースにしているだけあって、政治の裏の根回しなどを興味深く読ませて頂きました。

    スミソニアン合意の後、円の上昇圧力はますます高まっていた時期。
    「私たちは、強い市場に抵抗する介入が効果的でないことを悟ったし、強い円もそれほど悪いことばかりではないという見方も、マスコミや企業社会のなかに増えていた。」
    との記述があります。もう、36年も前に、為替介入の限界を感じていたといいます。

    国内外の金融・経済環境そして為替相場にとって、非常に重要なこの時期は、私にとっては社会に出る前の出来事で、実務で触れていないため、大変勉強になりました。

    最終章は、アベノミクスの経過を踏まえて今後の提言などを述べておられます。

  • 通貨マフィアとして著名な行天さんの手記。
    政策提言としてはごく当たり前の提言をされている。

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