世界を変える思考力を養う オックスフォードの教え方

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023313101

作品紹介・あらすじ

【社会科学/経営】組織・業界に革命を起こす人材教育は、英国エリートの六つの力に学べ!オックスフォード大学教育学部大学院で日本人として初めて教育学の博士号を取得した人気教授が明かす、常識破りの人材を生む、世界トップ校の教え方と学び方のコツ

感想・レビュー・書評

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  • 著者はオックスフォードで教育学の博士号を取得した。
    そしてなぜオックスフォードは世界中から素晴らしい人材が集まるのかについてオックスフォードの教え方などの特徴を日本の教育と比較して紹介している。

    ここでは、自分たちが学生時代に受けた大きな講堂の様なことろで教授の話を聞くと言うスタイルの授業ではなく、チュートリアルと呼ばれる教員と少数の学生が対話により知識ゃ理解を深める教育方法が中心となっているらしい。

    それにより世界を舞台に確約するグローバル人材になる為に必要な習慣や価値観、ジェントルマン精神、そして現在の日本人に欠けていると思われる「6つの能力」を身に着け方を紹介している

    統率力:自然に人の上に立ち、他のものをリードする力
    創造力:模倣を繰り返りそこから斬新な発想を生む力
    戦闘力:相手の意思を尊重しながら結果的に自分の主張を通す力
    分解力:問題解決の近道としての問題の所在を分析する力
    冒険力:試練や苦悩を糧として邁進する力
    表現力:自身を深く印象づける力

    また教養としてのリベラルアーツや諸問題への対処の心得、オックスフォード卒業の著名人の言葉などが書かれている。
    沢山あり過ぎて自分がしっかり理解して行動に移せるまでには時間がかかりそうな気がする。

    批判する思考の訓練
    ・常識と思われる事の真逆を考えてみる
    ・常識によって導かれている行動を批判する
    ・常識を批判する場合の対処を考える
    ・新しい常識の構築と効果を検証

    自分が上司などの立場で感情を極力押させえたい場合のワザ
    ・即答しない
    ・少し目を閉じる
    ・心の中で叫ぶ
    ・静かに深呼吸する

    ノブレス・オブリージュの特質
    ・社会全体に対する自分の役割と責任をしっかりと認識している
    ・誰に対していも分け隔てなく公平である
    ・寛大で忍耐力がある

    自分のバリューに自信を持つ
    ・もって生まれた性格や要素を認めて大事にする
    ・いつまでも効果的な自己PRが出来る様に準備しておく
    ・他社と誠実に接する

    9割は陽気に厳しく、大事なときには真剣に褒める

    不確実な未来に直面した時の心得(ホーキング博士)
    ・足元を見るのではなく星を見上げよう
    ・絶対に仕事をあきらめてはいけません。なぜなら仕事は生きる目的と意義を与えてくれるからです。それが無くなると人生は空虚なものです。
    ・もし幸運にも愛を見つける事が出来たなら、それがまれな出来事である事を忘れずに、捨ててはいけません。

    想像的思考の4段階
    ・準備:創造的な思考の土台。失敗やそれに伴う試行錯誤が劇的な発見や飛躍の条件である
    ・あたためる:試行錯誤の中で得られた経験を整理して、創造に備えて熟成していく
    ・ひらめき:温めて熟成したアイデアが、日常の無意識の中で脳を刺激して新しいアイデアに繋がる
    ・検証:浮かんできたアイデアを実際に課題解決のために役立つものかを確認する。

    自分のやりたいことをハッキリさせ、周りに公表する。

  • タイトルをみて、教育方法学的な視点の著書かと思われたが、むしろ社会人を対象とした自己啓発書としての色彩が強い。内容は、グローバル競争下で日本人に欠けている6つの能力として「統率力」「創造力」「戦闘力」「分解力」「冒険力」「表顕力」を挙げ、オックスフォードでの授業経験、留学に向けての著者自身の経験そして教育理論等を踏まえ解説したものである。

    一例として「創造性」を取り上げてみたい。「創造性は言語化して伝えることが必要」だとし、「筋道を立てて周りに伝えていく過程で思考が整理され、新たな発想を生み出す」としている。ここで想起されるのは、リベラルアーツとの関連である。オックスフォードは中世に始まる世界最古の歴史を持つ大学のひとつである。中世の大学教育は、言語系の三学と数学系の四科からなるリベラルアーツがベースであった。つまり高い言語能力と論理的な思考能力の養成に重点が置かれていたのだ。このような教育が、実は「創造性」の養成に寄与してきたのだと読み取ることができる。

    しかし一方、リベラルアーツ=教養、とする考え方が根強く、これがリベラルアーツの本質を曲解させている可能性が強い(池上彰さんがその典型)。リベラルアーツ=教養か否かは、教養をどのように解釈するかにもよるが、そもそも教養は Culture から来ていることから、そのような解釈には無理がある。Artsは「技法」なのである。以上は、本書が触れる内容ではないが、グローバル社会の中でのリベラルアーツの復権を考えた時に、本書は示唆に富んでいる。

    本書は「創造力」を「模倣を繰り返し、そこから斬新な発想を生む力」とする。そこで思い出すのは、歌舞伎役者(18代目)中村勘三郎さんの言葉。「型があるから型破り。型が無ければそいつは単な る形無しなんだよ!」。創造力はしっかりとした「型」を身につけてこそ生まれるものであることを強調したい。

    最後に、著書を貫いている考え方は「教えることこそが最高の学び」であること。それを大学教育の中でも、社会人が部下を育成する際にも自らの学びの方法として取り入れることを薦めている。それはオックスフォードのチュートリアルがモデルになっており、そこでは教師はティーチャーではない。学生と「協力体制を組むパートナー」のような役割だという。このような人間関係での学びを教育の場でも、職場でも実践することが、グローバル人材の養成に繋がっていくのだろう。

  • 海外一流大学で何が求められているのか知るにはよい

  • 【選書フェア】
    資料ID:98141037
    請求記号:377.28||O
    配置場所:工枚選書フェア

  • 【配置場所】工大選書フェア【請求記号】377.28||O【資料ID】91141734

  • 引用続き:効果的なプレゼンテーション①出だしの言葉を準備しておく②全体の話をストーリーとして覚えておく/テクニックよりもフィロソフィー/手垢のついていない新鮮な情報に触れる/トラベル(旅)に苦痛はつきもの/Say, Start, Stay/ファッションセンスはまずよき姿勢から/表情:40になったら自分の顔に責任を持て/ジョークは会話の始まりか終わりに

  • ふつう。

  • 2014.09.23.

  •  表紙の写真が「聖メアリ教会の塔から見たラドクリフ・キャメラだ。なつかすぃ」と思って買ってしまった。

     そんだけ。

     オックスフォード生活ももう3か月前の出来事になってしまい、そんなこともあったっけなぁと思う今日この頃である。

     たくさんのカレッジの中に町があるオックスフォードだが、その中ではどのような教育が行われていたのか。


     日本の大学では教わらない、超一流大学の教え方。

     統率力、創造力、戦闘力、分解力、冒険力、表顕力。この6つの力が日本人には備わっていないと作者は指摘する。


     んで読んでいったところ、ふ~ん、おしまい。以上。

     ところどころオックスフォードの町並みを思い出す程度。また行きたいなぁとは思うのだ。

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著者プロフィール

東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授

「2016年 『オックスフォードの自分を変える100の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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