賢く生きるより、辛抱強いバカになれ

  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 170
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023313200

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】京セラ、KDDIを創業し、JALを再建した名経営者、稲盛和夫氏とノーベル賞受賞者、山中伸弥京大教授の異色対談。二人の成功の原点はすべて失敗からだった。若者よ、どんどん失敗せよ!

感想・レビュー・書評

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  • 見える化するということ、数値を意識させることがJAL復活のキーワード。そこを気づかせる力がすごいですね。参考になります。

  • ■ポイント
    ・山中さん:VW「ビジョンとハードワーク」で人の3倍はたらく
    ・稲森さん:楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
    ・稲森さん:高い山の頂に生きたいから山を登るのではなく、努力をしたいから高い山を登る
    ・山中さん:最初から一番をめざさなければいい結果がでるはずはない

    ■気付き
    楽観的と悲観的なのを往還するのが、大きなことを為すコツ。

  • 講演で聞いた内容とほぼ同じ。vwなど興味深いキーワードがあった。

  •  京セラの創立者でありJAL再建で知られる稲盛氏と、ノーベル生理学・医学賞を受賞されたことで知られる山中氏の対談です。お二人が仕事人としての生き方や考え方を議論しながら、そのかたわらでiPS細胞についてもざっくり知ることもできるという本です。

     本書でまず面白いのは、仕事に対する考え方、いわゆる「哲学」と呼ばれることについては、経営者と研究者という立場の違いや年齢差を超えて共通しているということです。
     例えば、山中氏のVW(研究者が成功するにはVisionとWork hardが欠かせない)と稲盛氏の「エンドレスの努力」という姿勢、あるいはみずからの原点を幼少期に見出している点でも共通しています。ですので、お二人が共感しながら話を進めているような印象をぼくは受けました。

     他方で、お二人に共通点が多いからこそ、お二人の考え方の違いや立場の違いが明らかになっているところも興味深いです。
     例えば、自らの研究をマラソンになぞらえてペース調節の大切さを重視する山中氏と、やると決めたら全力疾走で走り抜ける稲盛氏。京セラ所属のマラソン選手に伝えた「トップ集団から離れてはいけない」という言葉もそれを示しています。これは、幼少期から「ガキ大将」としてリーダーシップを発揮してきた稲盛氏と、実用までに長期的な視点が求められる基礎研究に従事されてきた山中氏の違いが出ているようで興味深いです。
     もう一つ興味深いのが、研究者であっても、大学に所属している場合は論文を書かなければ業績を認められず、企業に所属する場合は、逆に論文を書かずに独占したほうがよいということです。iPS細胞の開発競争をめぐってアメリカの企業と係争寸前になったという話がありますが、過酷な世界が垣間見えます。

     ちなみに、表題の「辛抱強いバカ」というのは稲盛氏の言葉です。業績が窮状に陥ると、能力のある人は転職してゆきます。そうして残ってきた幹部の面々と「辛抱強いバカばっかりが残ったな」と冗談を交わしているそうです。稲盛氏の「仕事・人生の結果=考え方×熱意×能力」という方程式に倣えば、能力は平凡だとしても考え方と熱意があるから強く結束し支え合ってきたということなのだと、ぼくは思います。

  • 読みやすい本。対話形式は取っ付きやすい。
    VWはビジョンとワークハード→この2つはどんな仕事においても大事。
    動機は善か?→常に意識したい。

  • 東証一部上場企業の社長を経験された方、とくに創業者やそれに近い人の言葉を読むと、「それに比べてうちの会社は…」と思ってしまいますね。
    「当たり前の徹底」の大切さを痛感しました。

    山中先生の話の中では、iPS細胞の特許の話が興味深かったです。
    「適切な特許料を設定することで、iPS細胞の発展を促す」という考え方は素晴らしいと思います。
    また、研究(論文)と特許申請における姿勢の違いも、「なるほど」と思いました。

    やはり、人のために生きられる人は強いですね。
    自分も見習わなくては。

  • JALを再編させた稲盛さんと遺伝子の研究をしている山中さんの対談。お互いの生き様が会話調で書かれていて、もっと詳しく2人のことが知りたくなる本。
    興味をもつためのきっかけ本だったかな。

  • 2人の生い立ちや経歴、考え方や信念などを対談という形でまとめられており、知る足がかりとなった。
    興味を持ってそれぞれの著書を改めて読みたい。

  • 挑戦者、かくあるべしな心得。

    抜粋

    ただもうみんな必死に働きました。技術開発し、製造した製品を売ってくる。その一日一日、一歩一歩の地道な努力を積み重ねてきて、気が付いたら、手が届かないと思っていた山に登っていた(稲盛)

  • 改めてですが、お二人とも素晴らしい! 技術者には大変役に立つお話をされてます。このお二人に縁が深い京都にいることが嬉しくなりました ^_^

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