たった一度の人生を変える勉強をしよう

著者 : 藤原和博
  • 朝日新聞出版 (2015年3月6日発売)
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  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023313965

作品紹介

【社会科学/教育】暗記中心の「勉強」は、もはや役に立たない。かわりに何をどう学べばいいのか。「よのなか科」の生みの親である著者が、中高生とその親のために書き下ろした。正解のない時代に導くべきものを「納得解」と定義し、そこへの道筋も具体的に示す。

たった一度の人生を変える勉強をしようの感想・レビュー・書評

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  • 教育はもっとビジネスから学ぶことある!というお話に見えますが、ビジネスはもっと教育という視点を持たなくちゃならない!と言っているようにも感じました。だって正解の無い世界にいち早く向き合っているのは学校より会社だから。人材輩出が無限に続く学校としてのリクルートという会社の存在感に圧倒されました。

  • 著者の『10年後、君に仕事はあるのか?』の流れで読んだ。
    情報編集力に関わる5つの力(シミュレーション能力、コミュニケーション能力、ロジカルシンキング能力、ロールプレイング能力、プレゼンテーション能力)を身に着け、鍛えるための5時限の「よのなか科」の授業といったところ。
    中高生向けの授業形式の語り口なので平易だが、なぜその能力が必要なのか、どのように身につけることができるのかのポイントはきちんと語られている。
    唯一の正解があるわけではない中で、納得解を得るための観察、仮説、立案、検証。そのツールとしてのブレスト、ディベート、クリティカル・シンキングなどのロジカル・シンキング、ロープレ、複眼思考。さらには自分なりの納得解を共有するためのプレゼン。
    もちろん基礎的学力(勉強)=情報処理力もおろそかにしていいとは書いていないが、処理:編集=7:3にという感覚は伝わってこなかった。(ほぼ10:0の現状を踏まえればそれでもOKとは思う。)
    18-4

  • 【0時限目】もう勉強だけでは役に立たない
    ・失われた20年で本当に失われたのは、皆が共有していた「正解」
    ・「モノ」の豊かさを求めるのが成長社会。「心」の豊かさを求めるのが「成熟社会」
    ・成熟社会になった今、みんなの価値観、生き方、働き方、趣味嗜好はバラバラになり、とても1つの正解ではくくりきれなくなった。
    ・成熟社会で必要なのは、「情報編集力」。手持ちのブロック(情報)を組み合わせて、新しい答えを生み出していく力、誰かが作った「正解」にたどり着くためのー「情報処理力」ではなく、手を使い、足を使い、頭を使い、技術・知識・経験を全て組み合わせて、自分だけの答えを「編集」していく力。
    ・そこで大事にすべき人間関係は「ナナメの関係」。つまり、人生の先輩。
    ・「正解」の代わりにあるのは、「納得解」
    ・ここで必要なのは
     −シュミレーション能力
     −コミュニケーション能力
     −ロジカルシンキング能力
     −ロールプレイング能力
     −プレゼンテーション能力

    【1時限目】手と足を使って考えよう 〜シュミレーション能力を身につける〜
    ・我々は、知らないことについては考えられない。よって、何かを考えるためには、必ず「知る」というステップが必要で、「知る」ためには「調べる」という作業が必要。つまり、観察。
    ・調べるときに重要なのは、周りにのみんなが見落とすかもしれない情報を、以下に沢山集められるか。その時のポイントは、心の中にもう一つの目を持つこと。常識を敢えて疑ってみる。つまり、「複眼思考」
    ・この時点で見つけ出せるのは、あくまでも「仮説」にすぎない。
    ・まずは「観察」によって、世の中から考えるための材料を集める。そのために、物事を多角的に見る「複眼思考」を持つ。そして、集まった材料から自分だけの仮説を導き出す。

    【2時限目】みんなの力を借りてみよう 〜コミュニケーション能力を身につける
    ・コミュニケーション能力とは、「他人の力を借りる能力」
    ・自分の仮説がどれくらい正しいものなのか、いろんな人の意見を聞きながら考え直し、修正する。周りの意見を取り入れることで、「仮説」をより強固なものへ鍛えていく。
    ・ブレストによる「拡散」と、ディベートによる「強制的な他視点」は、コミュニケーション能力を鍛える良い方法。

    【3時限目】自分の答えを疑おう 〜ロジカルシンキング能力を身につける〜

    世の中に溢れる情報を鵜呑みにすること無く、一旦自分の頭で考える。あるいは、自分の出した答えが本当に正しいか、もう一度客観的に、論理的に考える。つまり「検証」
    ・自分が出した「仮説」に、どれだけの客観的な根拠があるのか。自分の「論」が、ちゃんと「理」にかなっているのか。
    ・根拠の乏しい仮説は、みんなにとっての納得解にならない。
    ・クリティカル・シンキングの目的は、いったん自分の頭で考えることであり、より正しい答えに近づくこと。
    ・ポイントは、みんなが常識としてスルーしている「大前提」から疑ってみること。本質的な「そもそも論」を投げかけること。
    ・例えば、「ハード」を作れば「ソフト」もついてくる、という発送はおかしいと思うべき。

    【4時限目】違う角度で眺めてみよう 〜ロールプレイング能力を磨く〜
    ・本当に自分が「当事者」になったらどう振る舞うのか、かなり具体的なところまで考えて欲しい。なぜなら、その人の立場に立つことで、初めて見えてくる景色があるから。
    ・「予測」や「推測」でしかなかった他社の気持ちが、自分のものとして「実感」できるようになる。他人事だったものが自分ごとになる。
    ・複眼思考の手段。一つ目は、沢山の情報を集めて、様々な可能性を理論的に比較検討する「シュミレーション」。もう一つは、自分以外の誰かを演じることで、直感的に理解する「ロールプレイ」。
    頭で理解するシミュレーションと、心で実感するロールプレイ。
    ・辛い時に、その自分を客観的に見るもう一人の自分がいると、思い詰めること無くいい意味での逃げ場ができる、という側面もある。
    ・成熟社会の出発点は「それぞれ一人ひとり」。だから、その場にいる人、場の分一、底に至るまでの流れ、いろんなものに目を向けて、数学的な「正解」とは違った、みんなの心が喜ぶ「納得解」を探していこう。

    【5時限目】答えをみんなと共有しよう 〜プレゼンテーション能力を身につける〜

    ・自分だけの「納得解」を、「みんなにとっての納得解」にすること。つまり、答えを共有し、みんなに受けれいてもらうこと。つまり「証明」
    ・プレゼンに欠かせない要素は「ストーリー」。「起承転結」や、「理由は3つ」の列挙スタイルなどがストーリーの型の例。
    ・人に相談すること、人に教えること、人にわかってもらう努力をすることなど、人との協力に寄って仕事は動いていくし、社会人としても成長する。
    ・1人で考えているうちは「夢」だったことも、仲間と共有すれば「目標」に変わる。プレゼンは「他人を味方につける力」
    ・プレゼンの注意手は、「つかみ」と、「相手に通じる言葉」

    【まとめ】
    目の前の現実に目をつぶって「どこかに自分ぴったりな職場がある」と考えるのは正解主義の発想。成熟主義社会にひつようなのは、レゴ型の「修正主義」。欠けている部分があっても、他のブロックを代用して理想に近づけていけばいい。
    ・人の幸せに「正解」は無いが、「納得解」はある。自分だけの「納得解」を見つけることが大事。

  • ・モノの豊かさを求めるのが成長社会、心の豊かさを求めるのが成熟社会。成熟社会になると、皆の価値観、生き方、働き方、趣味嗜好がバラバラに枝分かれして、とてもひとつの正解ではくくりきれなくなった。世の中のルールが変わった。ここで問題になるのはルールが変わればプレーヤーも変わる。基礎体力としての勉強が大切なのは、いまも昔も変わらない。勘違いしないでほしいのは勉強しなくていいよとはいっているわけではなく、いままでの勉強だけじゃ足りないよということ。従来型の勉強は、あくまで正解ありきでつくられた成長社会に必要な力を身につけるプログラム。これからの成熟社会では、正解ありきの勉強に加えて、正解がない時代を生き抜くための、あたらしい力を身につけなくてはいけない。

  • amazonでは評価が高い本である。東京都の民間校長として活躍した方である。
    本は、中高校生向けに授業形式の文体で書かれているため、読みやすいことは間違いない。場面展開などもよく練られているため、すっきりと言葉が入ってくる。
    しかし、しかし、、、
    なぜか面白くない。もちろん中高校生向けであるため、小難しい言い回しや用語は使われていないことが原因かもしれない。しかし、それだけではなく、内容が盛りだくさんであるため、文字数からしても一つの内容が薄すぎる。本の帯には「親・教師・ビジネスマンも必読」とある。さすがにビジネスマンが読んで感心はしないと思われる。また、中学生と高校生ではやはり受け止め方も違うであろう。むしろ小学校高学年から中学生向けでしょう。

  • 20160620 受験勉強のhow to本だと思い手にとってみたが全然違った。仕事の進め方のhowto本だった。真新しいことはなかったのでイマイチでした。

  • 納得解について、とてもわかりやすい解説。
    以下覚書~
    ☆手と足を使って考えよう
    シミュレーション能力を身に着ける
    ☆みんなの力を借りてみよう
    コミュニケーション能力を身に着ける
    ☆自分の考えを疑おう
    ロジカルシンキング能力を鍛える
    ☆違う角度で眺めてみよう
    ロールプレイングを磨く
    ☆答えをみんなと共有しよう
    プレゼンテーション能力を身に着ける

  • 中高生向けに書かれていて読みやすい。
    机の上で勉めて強いられる勉強よりも大切な5つを紹介している。
    社会に出たら当たり前に必要な能力を学生のために教えている。
    ・シュミレーション能力
    手と足を使って仮設を立てる。
    ・コミュニケーション能力
    ディベートやブレストなど、みんなので力を使って
    ・ロジカルシンキング能力
    自分の答えを疑う
    論理的な話し方
    ・ロールプレイ能力
    違う角度で相手の立場に立ったイメトレ
    ・プレゼン能力
    答えをみんなで共有
    納得してもらうためにストーリー立てを

  • 正解に向かってがむしゃらに努力する「勉強」から正解のない課題に対して答えを出す力が求められている。その力を発揮するのに必要なのは5つの能力!これを知って学校の勉強をしていたら自分はどう変わっていたのだろうと思う。

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