コンセプトのつくり方

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  • 朝日新聞出版
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  • / ISBN・EAN: 9784023314849

感想・レビュー・書評

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  • 良書 帯に「この本は、まったくもってアナログだ。」と記載されていて、DXの対極にあるのがコンセプト作りとは、まったく安心させられます。アルゴリズムの集合である、人工知能ではまったく歯が立たない分野であり、デジタルに攻め込まれている方々へ強くおすすめいたします。

  • 電通で使われている発想法の本であり,思ったよりもかなり薄い。文章や内容もそんなに難しくはない。にもかかわらず実行しようと思うのはなかなか大変だ(だからこそ価値がある)。まさに帯に野中氏が書かれているとおり。
    特になるほどと思った一文は「課題はコンセプトの発見と同時に確定される」。課題よりコンセプトが上位であり,課題が唯一絶対で確立されていないのであれば,当たり前といえば当たり前である。
    個人的にはこの本を人生のビジョンを探す手助けになればと思ったのだけど,その点については残念。ビジョンは定義されている,その上でどう振る舞うかについてくれる本である。そもそも人生に「常識を覆す」コンセプトが必要なのかというのもある。「常識を覆す」よりも平凡であっても幸せと感じられればそれで良いのかもしれない。この本に非があるわけでは全く無いが。

  • コンセプトはサーチライト

    目と手と頭が一体になっていることが必要

    組織や個人の「ビジョン」と具体策「(現実9」の間を行ったり来たりする論理的な「マネジメント軸」とターゲットと商品・サービスの間を行ったり来たりする主観的で感覚的な「コミュニケーション軸」。コンセプトはこのふたつの相互作用を通じて生まれる。このふたつの軸を両立させる思考方法こそが身体的思考

    コンセプトは、「ビジョンの実現に向けて課題を解決する新しい視点」

    イノベーションは「ひとの行動・習慣・価値観にもう元には戻れないような変化をもたらすモノ・コト」

    メタファーの利用

  • 非常に良い。

    大きな気付きは、
    ・十字フレームは整理であって、発想ではない。発想はぐるぐる思考。このあたりで既に混乱する人はいるかもだが、多分その通り。例えばある種のフレームワークは多くは発想を促すのでなく整理する
    ・例えば、良いアイデアを出したいならフレームワークに従ってどうでなく、身体的に見たり聴いたり色々動いて体で考えるという節がある。その結果をまとめて考えていって、これかな?これかな?ということを言っている。
    ・そういう時にある程度整理できるといいので、そういう意味で十字フレームは優秀といえる。
    ・とくに、横軸のコミュニケーションとしてのターゲット=お客さんと、そのサービスをつなぐものと、縦軸のビジョンと具体策のマネジメントを結んだのは流石というか、なかなか気づけない。
    ・僕であればマネジメントは一旦おいているので、横軸メインだが、一方で縦軸は組織ではマネジメントだけど、多くはここではその人や起業家のマインドセットがビジョンで、具体策はそのビジョンをどう伝えるかということで理解してもられば良さそう。なのでこだわりみたいなものになるけど、それが当然課題やコンセプトにあってないとずれるというだけ。

    ・「単なるカネ儲けを超えた基本的価値観と目的意識」はジム・コリンズ氏の言葉っぽいが、とても良い。

    ・ぐるぐる思考として発想法も良い。良いのは右脳も左脳も(別にどちらでもいいし、決めなくてもいいけれど)つまり、身体と頭を両方使うバランスがいい。ぐるぐる考えていくということをイメージできるのがいい。
    そして実際にこの通りで、アイデアは頭だけで出せるものではなく、むしろ身体がないと。そして身体だけでも整理しないというところを両輪として感じられれば本書の役割は果たせていると思う。

    他の気づき
    ・P.89
    生活者視点も一方通行になる。違和感もそうかも。だからどちらかでなく両方いるよねと。それは全くその通り。
    ・P.92
    課題とコンセプトは同時に決まる。いったりきたりで。確かにだから課題とコンセプト一緒にしているのは筋がいいかも。コンセプトは別ではない。課題と一緒ってことだね。

    ・ P.96
    コンセプトは複数ある。確かに一つでなくてもいいっすね。

    最後のアーカイブネタ。事例を色々放り込んで学んでいくというところで、とくに逆引きは誰でも出来るのでオススメだと思う。そのサービスや良いと思ったものはどういう仕掛けやアイデアがあるのか?眼の前のものだけでなく、そこから何があるか。別にコンセプトだけでなく、課題でも誰向けで、どういう伝え方、ビジョンは何かと考えていけばいい。

    正解はないので、まさにこれらをぐるぐるして考えて試して、そしてあーでもこーでもないとやること。それがまさにアイデア出しであり、形にしていくそのものだと思った。

    失礼ながら想定していたものがもっと机上っぽいイメージだったので、めちゃくちゃ評価は高い。

    とはいえ、これは実践していないと「宙に浮く」感じはするので、いくつか得たものがあれば実践して試す。そして戻るということを繰り返すのが実践的でオススメ。

  • コンセプトのつくり方 山田壮夫

    ちょい理解しにくい
    ⇒具体を体験してる人が整理するものとしては良い本なのかも。するする入っては来なかった。

    ビジョン

    課題

    コンセプト

    具体策


    いったん今の常識を洗い出してみる

    ・時代社会
    ・自社の商品、サービス
    ⇒ビジョン見えてくる
    ・広く競合の商品、サービス
    ・生活者

    散らかすモード
    ・自分の中で生まれたいろいろなこびとに問いかける
    ⇒これらを考えるうちに課題が見えてくる

    発見モード
    ・課題⇒コンセプトがしっかり結びつくものを見つける

    磨くモード
    ・それぞれの専門家を集めて全体の再構築

  • マーケティングの基礎知識があると面白い。ないと、深くは理解できない。

  • シンプルにまとまってて読みやすい。
    抽象的に受け取れるようになってるためどんな業種でも参考になりそう。

  • 方法が具体的ではない。
    ただ、初歩の感覚は掴めた。
    すぐに整理しないことは大切

  • 所在:展示架
    請求記号:675.3 Y19
    資料ID:12201371
    おすすめポイント
    コンセプトを考えるときにとても参考になる一冊です。
    ページ数は多くありませんが、内容がぎゅっと詰まった本になっているのでコンセプトのことで悩んでいる方はぜひ読んでいただきたいです。

    選書担当者名 S.T.

  • コンセプトのフレームワーク(ビジョン、課題、コンセプト、具体策)とペルソナ的視点によるブラッシュアップにより、商品を決めていく過程を説明した本。
    盲目的にやると、大概はフェイクコンセプトになるし、ペルソナをしないと嬉しい商品にはならない。
    その為に、客観的な視点を何個も持ち、各自が嬉しい事、嫌なこと等の本質を捉える。
    その実現方法はある程度プロに任せる。

    コンセプトは様々な出会い、体験と人脈があり始めて実現するのだと感じました。

    勉強になりました。

  • 借りたもの。
    イノベーションを起こすために、その前段階とも言えるコンセプトをどうやって生み出すのか。
    データによる確実性…論理的思考の行き詰まり
    ロジックというよりは経験によって導き出す(身体的思考)気づき。それを推奨している。アート思考に通じる、感性重視の観点から、商品開発のヒントを導き出すことを論じている。
    タイトル通り、商品開発の具体例が多い。…ずっと和牛肉の話になる(笑)

    コンセプトは「サーチライト」(p.15)
    「正解」という幻想(p.25)
    コンセプト軸の四つの箱[具体策(現実)]―[コンセプト]―[課題]―[ビジョン](p.37)
    など、名言・示唆に富んでいる。
    ……著者オリジナルというよりは先人の知恵かな?
    スキマ産業にスポットライトを当てるような気づき。

    具体的な事例も挙げつつ、それを追体験できるように開発“物語”も綴られている。
    その中で、コンセプトの見つけ方を図説も併せて、身体的思考とは何かを伝えてくる。
    自身の体験と分析、そして実践という主観的・体感的なインプット・アウトプット方法を指南している。

    帯に記載されている、巻末の解説…栗田健一郎「この本は、まったくもってアナログだ」(p.138)、野中侑次郎「やさしく書いてあるが、簡単な本ではない」という書評などがこの本の奥深さを示している。
    薄いのに、中々濃密な一冊は、体感…主観を要するためだ。

    巻末には本文に記載されている参考文献リストがあり、重宝する。
    一度は手に取った、デザイン本ジェームスW.ヤング『アイデアのつくり方』( https://booklog.jp/item/1/4484881047 )から、デカルト『方法序説』まで名著・ビジネスホン挙げられていて、そうした様々な知識が、直感的なものを養う事も感じられる。

    電通報
    https://dentsu-ho.com/articles/3765


  • ◎要約
    ⚪︎はじめに
    ・イノベーション
    →人の行動・習慣・価値観にもう元に戻れないような変化をもたらすモノ・コト
    ・「正解」という幻想
    コンセプトは「その手があったか!」と身体的・直感的に進むべき方向を示す言葉だが、脳みそはなかなかそれを許さない。
    「本当にそれは正しいの?」「それってデータで証明されてるの?」と問い詰めて可能性を台無しに。

    ⚪︎コンセプトは「サーチライト」
     今までの常識から新しい常識へサーチライトを照らし直す。

    ⚪︎身体的思考の「十字フレーム」
     常識を覆すイノベーション
     →主観的な経験や直感までをも盛り込む「身体的思考」が必要
     ビジョン
     →単なる金儲けを超えた基本的価値観と目的意識
     課題
     →ビジョンがなぜ解決しないのか、ボトルネック
     コンセプト
     →課題を解決する新しい視点
     具体策
     →コンセプトを現実に表現したもの

    ⚪︎コンセプトのつくり方
    準備 : それに関する今までの常識を全て挙げる。

    コンセプトつくりスタート↓
    ①感じるモード
    それに関する情報を片っ端から集める。データを100%信じず、精査せずなんでも「とりあえず、ふむふむ」と吸収。

    ②散らかすモード
    ×集めた資料をすぐに整理する
    ブレインストーミングで“どうやってターゲットの気持ちを動かすのか?”を考える。

    ③発見!モード
    コンセプトが見つかる。
    課題はコンセプト発見と同時に見つかる。

    ④磨くモード
    商品・サービスを具体的に形にしていく。

    ◎所感
    一言で述べると、読みながらとてもワクワクできる本だった。
    データから統計的に導き出される客観的な結果を嫌い、これまでの常識を覆す自由な思考をする。これは一見、普段の自身の考え方とは反対のように思われた。
    ただこれは“コンセプトのつくり方”である。コンセプトをつくる経験に乏しい私にとっては、これが普段の思考法とは違って当たり前である。効率化を求めてはよいコンセプトはできない。
    コンセプトは単なる“思いつき”ではない。上記のような発想法に基づいている。
    正解がないからこそ苦しいし時間もたくさんかかってしまうが、固くなった頭を柔らかくするためにはよい頭の運動だと思った。

  • 解説にもありましたが、デジタルマーケティングとは対極のアナログマーケティングの本です。
    良かった点3つ
    ・難しいフレームワークや、横文字の言葉もなく読みやすい。
    ・フェイクコンセプトにはなるほど!となりました。自戒です。
    ・コンセプトを考えるときの思考法が優しい言葉で整理されており、今後の指針に使いやすそう

    短くてサクッと読めるのもよかったです。

  • コンセプトとは何か、そもそも定義したことがないものだったので、興味深くはあった。ただ一度では理解しきれず…二度三度と読み直したい一冊。

  • その手があったか!を開発する方法論を紹介。同じものをいかに異なるコンセプト(サーチライト)で照らすことができるかだが、簡単ではない。紹介されている事例を知るだけでも興味深い。

  • ・コンセプトは経験的世界という暗闇から物事を照らし出す「サーチライト」。
    ・イノベーションが起こる時、このサーチライトが変わるということ。
    ・身体的思考:マネジメント軸とコミュニケーション軸のフレーム。たとえどんなに面白い着想であっても、このフレームで整理できなければコンセプトとは言えない。
    コンセプトは単なる思いつきではなく「ビジョンの実現に向けて課題を解決する新しい視点」。

  • 常識を覆すことは簡単じゃない。
    保守的にかっこいい正論にしがみついている間には生まれない。
    正論で安心して、正論をふりかざしていたあの瞬間を超えて、曖昧性を認められる自分でありたい。
    その曖昧さの中にこそ、心を動かす感動がある気がする。
    自分が感動しないと、誰かが感動することはない。

  • メタファーの下りが、一番響いた。考えてみたら、この本で出てくるコンセプトの定義も、「サーチライト」とメタファーを使っている。

    コンセプトとは、世界を写し出すサーチライト。
    身体的にやるべきことと、やってはいけないことがわかる

    コンセプト調査なんかしても、マスがすでに考えている良さを写し出すだけで新しいコンセプトは生まれない

    今の僕たちを苦しめていると同時に守ってくれているのが今の常識。

    アイディアは行ったり来たりする

    メタファーを使う。なぜなら新しい概念は既存の言葉では言い表せないことが多いから。

  • アイデア出しに困ったら思い出そう!という本。・「課題」をターゲットの気持ちとして捉える ⇒ターゲットは、なぜその商品・サービスを買わないんだろう? ⇒「脳みそ」と「身体」を両立させる思考方法が必要・マネジメント軸:   ビジョン ⇔課題・コンセプト⇔具体策・コミュニケーション軸:ターゲット⇔課題・コンセプト⇔商品  何もしないとターゲットと商品は結びつかない・思考のステップ  ?感じるモード  「とりあえず、ふむふむ」  ?散らかすモード 「いったり、きたり」  ?発見!モード  「それならいいかも!」  ?磨くモード   「理解、習慣、根気の谷」"

  • ・その手があったか!とそりゃそうだよなの間
    ・コンセプトはサーチライトをずらして新しい場所を照らすこと
    ・ビジョン→単なる金儲けを超えた基本的価値観と目的意識
    ・サーチライトがちがうと、いい意味で「真似した
    ・ターゲットはなぜその商品、サービスを買わないんだろう?は気持ちに入れるいい問い
    ・古いサーチライトを知らずして新しいサーチライトは産めない
    ・数多データは偉いとか噂話はあやしいとかいった判断を棚上げしてまずは情報を受け取る(哲学 エポケー)

  • 「そもそもコンセプトってなんやねん?どうやって作んねん?」という迷える子羊向けの本。

    薄い本なので、30分もあれば、読み終わる。
    しかし、帯にも書いてあるとおり、これをすぐにできるかというと「そんな簡単にできるわけないやろ、アホか」だ。

    できるまでトライ&エラーを繰り返すことが重要。



  • コンセプトについて記された素晴らしい一冊。

    ◾️メモ
    ・身体的に進むべき方向を実感できることが優れたコンセプトの特徴。
    ・イノベーションには二つの相互作用が必要。ビジョンと具体策のいったりきたりの客観的論理的なマネジメント軸とターゲットと商品サービス間のいったりきたりの主観的で感覚的なコミュニケーション軸。これを両立させる思考法が身体的思考。
    ・イノベーションは単なる技術革新でなく、人の気持ちを動かして、行動習慣価値観を変えて初めて成立する。
    ・ビジョン無くしてコンセプトはできない。単なる金儲けを超えた基本的価値観と目的意識がビジョン。
    ・一見すると非合理だが、コンセプトからすると一貫した具体策をクリティカルコアという。真似できないのでなく、サーチライトが違うからまねしたくならないもの。
    ・課題はターゲットはなぜ商品を買わないのだろう?と表面的でなく気持ちとして描かれるようなもの。イノベーションはコミュニケーションの問題でもあるため。
    ・イノベーションを作る発想プロセス ぐるぐる思考。
    感じる、散らかす、発見、磨く。

    ・ぐるぐるの準備
    今の常識ってなんだろうを考えると。新しいサーチライトが欲しいので、まず古いサーチライトを知る。一旦今の常識に意識を向けることが効果的。

    ・ステップ1 感じるモード
    食材を得るようにコンセプトの材料をあつめる。プロジェクトに固有の情報、あらゆる出来事に関する一般的な情報。
    こびとの世界。あの人ならああしそうという感覚の集合体をつくる。判断せずになんでもふむふむととりこむ。資料から他人の脳みそを獲得し、自分の身体感覚を組み合わせる。とりあえずふむふむ重要。
    ・ステップ2 散らかすモード
    どうすればターゲットの気持ちを動かせるかを目的に生々しく考え抜く。整理しない。問いをたてまくる。合理的でもなく、素直でもないこびとを口説くことを考える。商品サービスターゲットの間をいったりきたりする。
    時代社会、生活者、商品サービス、競合という四つの切り口。
    ・ステップ3 発見モード
    こびとの気持ちが動く身体的な実感を言葉に翻訳する。メタファーが感覚を現実世界で他人に通用する言葉に変換してくれる。空飛ぶバス、芸術は爆発だみたいな。
    なお、ここでのコンセプトは複数見つかることも。文脈によって、変わってくる。
    ・ステップ4 磨くモード
    新しいサーチライトに従ってその分野専門家を集め、ゼロベースで全体を構築する。こびとの感覚がコンセプトを通じて共有され常識を覆していく。具体化はプロに任せることが重要。
    そこには死の谷が三つある。
    理解の谷。脳みそと身体感覚のせめぎ合い
    習慣の谷。今の常識を具体策に他の人がまねしたくならなきものを設定して乗り越える。
    根気の谷。最後まで粘り強くとりくむ。

    ・一度これを回すと、情報がさらにふってくるため、再度感じるモードへ。ぐるぐるの連続へ。こびとの精度をあげてゆく。

  • 主観と客観をクロスさせるという当たり前だが忘れがちな点が明示されている。

    ビジネス書にしては、小ぶりで珍しい感じの装丁。

  • この本はまさにデザイン思考の本である。

  • 曖昧な表現に逃げずに「コンセプトとはサーチライトだ」と明確に定義しているのが良かった。
    非常にわかりやすい。

    あれこれ色々な話を出してくるのではなくて、一本筋の通ったやり方が書かれていて非常に勉強になった。

    作ったコンセプトの確認法も載っていたので非常に有用だと思う。

  • 優れたコンセプトがなぜ生まれたのか?
    逆方向から考えるトレーニングで考え方のコツを掴みたい。
    図解をいろいろな課題解決に使いたい。
    ワルのりも天国のぶたも確かに魅力的。

  • ひさしぶりに本業系統の本を読んだ。

    マネジメント軸とコミュニケーション軸から成る
    十字フレーム、実践してみよう。

  • 購入

    何か企画のようなものを考えようとするとき、必ず最初にコンセプトを定める必要があると思っていた。しかしそれがなかなかうまく掴めない。そんなことを悩んでいた時期に手に取った本。
    コンセプトは単なる思いつきではなく「ビジョンの実現に向けて課題を解決する新しい視点」という説明にとても興奮した。新しい視点、ということが重要なのだと思う。

    これから何かを企画しようとしている人、いま躓いている人にはいい刺激になりそう。

  • 成熟化し複雑化している今の世の中で、課題を解決していくためには「その手があったか!!」と常識を覆すイノベーションが必要である。

    イノベーションは、正しく論理的に考え正解を探すだけでは起こすことは出来ない。

    イノベーションには、優れたコンセプトが必要である。
    優れたコンセプトを作るためには、ビジョンから解決策までを一貫して整理するマネジメント軸と顧客と製品を本音でつなぐコミュニケーション軸の2つの思考の軸の相互作用が必要である。

    そして、この相互作用を起こしていくためには頭で考えるだけでなく、実際に体感して考える身体的な思考が不可欠である。

    身体的思考には、「感じる」「散らかす」「発見する」「磨く」の4つステップがあり、これらのステップを行ったり来たりとぐるぐると回っていくことで、世の中にイノベーションを起こせるコンセプトを作ることができる。

  • 最近、「数字」や「裏付け」にがんじがらめにされつつあったので新しい武器を得た気がしました。

    でもこれで1,000円超えは情報として高過ぎかと。

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