ザ・トランポノミクス 日本はアメリカ復活の波に乗れるか

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  • 朝日新聞出版
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023315761

感想・レビュー・書評

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  • ◎クリントンは富裕層への増税による所得の再分配を強く主張した。
    だが、多くの労働者階級が必要としたのは富裕層の「施し」ではなく、労働機会の増大だった。
    ゆえに、雇用の創出を主張したトランプを支持した。

    人は、「仕事をする」ことでプライドを保てるし、生きがいを得ることができる。多くの労働者にとって必要なのは施しではなく、「仕事をするという誇り」だったと考えられる。


    今は後者ってことね
    ↓↓
    ◎世界経済は長期的に、「グローバル化が進展する時期」と「ローカル化(地域主義)へ逆行する時期」を繰り返している。

  • トランプのやろうとしている経済政策について、どのような条件が揃えば大化けする可能性があるのか、論理的に考察しています。

  • 安達さんの著作を読むのは今回が初めてで、
    これ如何に?!と読み出したら、これかなりの良書。

    読み出した現在(2017年2月)から
    後知恵で過去事象をふり返っても、

    2016年12月で執筆された安達さんの考察と記述は
    事実として浮上したことも多々あるし、
    現時点でまだ不透明な事象に対しても 「そういうオプションもありか!」とロジカルな選択肢を提示してくれている。

    特に注目したのは、
    「労働参加率」のくだり!
    なるほどーーーーと 膝を打った。

    主要KPIとして 「失業率」だけでなく、
    労働参加率を掲げていると。

    打ちのめされて意欲を喪失し、シーンから消え去ったかつての労働者を
    再び 労働市場へ回帰してもらい誇りを取り戻してもらうこと、を ねらっている、という解説は面白い。

    失業率は 5%で、USでは完全雇用と言ってもいいレベル、となると FRBは利上げへ、が自然の流れ。
    このセオリーに沿うのか、
    強気にさらなる緩和を進めるのか。
    インフレを懸念して、利上げしつつ、需要upと供給力upをどうするのか、議論は尽きない

    いろんなオプション案が明瞭に描かれていて ニュースの読み解き方の材料が一つ増えた。

  • とても読み応えがあり、興味深い一冊でした。トランプ大統領誕生からそれが世界的に意味することや、トランプ大統領の経済政策構想に関する分析、現在の欧州が抱えているリスクや今後のアメリカが中国や日本に与える影響などが、著者の分析で丁寧に著されています。自分の経済に関する知識では若干難しい説明に感じる箇所もありましたが、今後勉強を重ねることで、その部分は再度読み直したいと思います。

  • ドナルド・トランプの大統領就任で、世界経済の構図はどう変わるか。トランポノミクスの恩恵を受ける国、ターゲットになる国はどこか。気鋭のエコノミストが、最新の経済学を踏まえ徹底分析。アメリカは再び経済成長し、日本は長年苦しんできた長期停滞を突破できるかもしれない、と予測する。

    第1章 予想外のトランプ勝利
    第2章 「トランプ現象」は歴史の転換点である
    第3章 トランプの経済政策構想
    第4章 トランポノミクスの正体
    第5章 正念場を迎える欧州
    第6章 トランポノミクスのターゲットになる中国
    第7章 トランポノミクスでマーケットはどうなる?
    終章  トランプ政権誕生で日本はどうなる?

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著者プロフィール

1965年生まれ。エコノミスト。東京大学経済学部卒業。大和総研経済調査部、富士投信投資顧問、クレディ・スイスファーストボストン証券会社経済調査部、ドイツ証券経済調査部シニアエコノミストを経て、丸三証券経済調査部長。著書に、『恐慌脱出‐‐危機克服は歴史に学べ』(東洋経済新報社、2009年政策分析ネットワーク章受賞)、『円高の正体』(光文社新書)、『ユーロの正体‐‐通貨がわかれば、世界がみえる』(幻冬舎新書)などがある。

「2016年 『英EU離脱 どう変わる日本と世界 経済学が教えるほんとうの勝者と敗者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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