産声のない天使たち

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 124
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023316140

作品紹介・あらすじ

50人に1人が死産と知っていますか?産声のない出産のために耐えた陣痛。未滅菌トレーに載せられた我が子。知られざる「赤ちゃんの死」を丹念に取材したルポルタージュ。

感想・レビュー・書評

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  • 深い悲しみに立ち会う現実(評:黒川祥子=ノンフィクションライター)<書評>:どうしん電子版(北海道新聞)
    https://www.hokkaido-np.co.jp/article/187056?rct=s_books

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    妊娠すれば元気な赤ちゃんが生まれるはず――そう思っている人は少なくない。でも実際は悲しみの中で出産に挑む妊婦もいる。「赤ちゃんの心臓が止まっています」「赤ちゃんに病気があります」そんな宣告をされて出産を迎える妊婦たち。幸せオーラに満ちた産婦人科で、一人地獄に迷い込んだ苦しみを抱える。深い暗闇の中に沈む親たちの背中を押す温かいお見送りやグリーフケアや、NICUのいまをルポする。
    https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19891

  • 50人に1人が死産という衝撃的な真実。この現実を多くの人に知ってもらいたいです。赤ちゃんが無事に産まれるのは決して当たり前のことではなく、多くの奇跡が重なっているんだと改めて思いました。
    命の尊さをより感じられる本です。

    [NDC] 495.7
    [情報入手先]本校蔵書
    [テーマ]平成30年度第3回美作支部司書部会/4類の本

  • 周産期医療の高度化により、不妊治療などは昨今注目を集めているが、死産やハイリスク出産についてはまだまだ知らない人も多いと思う。
    我が身に起こらないとも限らないことを胸にとどめておきたい。
    この時期に出会えてよかった一冊。

  • ここしばらく、高校のリストを、作っているせいか、小学校にはいれない本が目につくようになった。
    「産声のない天使たち」
    は、死産、あるいは、生まれてすぐ亡くなった子どもの親たちへのインタビューである。
    産科、というところは新しい赤ちゃんを迎える喜ばしいところ、のイメージがある、と思うが、その1/50の家族は子どもの死に直面しているのだ、というのは知らなかった。
    だが、生まれてきてわずかしか生きなかったのにも関わらず、その子たちは親の意識を変え、その後の人生を(時には劇的に)変え、ある意味、生き続けているのだ。
    同じ悲しみを抱えている人と出会うのは一種の救いにもなる。
    どうしても言えなかったことが声にできるようになったり、本当の意味でわかってくれる人と悲しみあえるのは人を強くする。
    高校の図書館には「妊娠カレンダー」と一緒に、この本も置いて欲しい。
    読んだ高校生のなかから、産科医になるひとが現れないとも限らないのだから……。

    2018/07/25 更新

  • 第一子は早産でNICUに入りました。受け入れ拒否で県外の病院に搬送されたこと、他の人が母子同室の中で搾乳したこと、面会時間・回数が限られ廊下から遠く離れた保育器の我が子を眺めるだけだったこと…忘れたことはありません。
    第二子は心拍確認後に稽留流産、なぜ私は普通に赤ちゃんが産めないんだろうと悩みました。

    でも、妊娠すること、元気な赤ちゃんが生まれること、子どもが成長していくことが当たり前ではないと知り、小さなことにも感謝して、感動するようになりました。

    死産された方の苦しみは、想像よりはるかにつらい経験だと思います。痛みをわかちあうことはできなくても、世の中にはこんなにもつらく悲しい妊娠・出産があることを知るだけで、ほんの少しかも知れませんが寄り添えたらと思います。

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