日銀と政治 暗闘の20年史

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023316287

作品紹介・あらすじ

なぜ日銀は二〇一二年一二月の総選挙で、「インフレ目標政策」と「異次元の金融緩和」の導入に追い込まれることになったのか。政治家たちの日銀に対する非難は本当に正しかったのか。そして、本当にこのまま「異次元の金融緩和」を続けて大丈夫なのか-。本書は「日銀と政治」のせめぎ合いをドキュメントで綴りながら、こうした疑問に答えていこうという試みである。

感想・レビュー・書評

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  • 中央銀行の独立性について考えさせられる書籍その2。朝日新聞の日銀担当は驚くほど経済学を知らないし勉強していないが、興味の対象が経済ではなく政治なので仕方ないということがよく分かる本。それはそれで差別化戦略だし他社にはない情報を提供することには意義がある。エコノミストには書けない内容。

  • 自分がまだ経済のことに興味がなかった時代に政治と日銀がいかにデフレに対峙したか、その一端を知ることができる。エンターテイメントとしても楽しめる本。

  • 明確には書かれていないが、著者は現状の日銀による異次元緩和が近い将来、日本経済に大きな禍根を残すことを予想している。どのような過程を経て日銀の独立性が損なわれリフレ派に飲み込まれることになったのかを検証することによって、将来の戦犯探しに本書を資する意図がある。<2.80>

  • ドキュメンタリーとしては面白い。しかし、どこまで本当に信用して良いのかよくわからない。出版社が出版社だけに。記者会見や講演で話したことは記録に残っているだろうが、内輪の話とか、どうしてそう話したことがわかるのだろう。記録に残っているものでも勝手に捏造するから、そうでないものは気をつけて読むしかない。小説だと思って読めば良いのかな?

  • 【書誌情報+内容紹介】
    著者:鯨岡 仁
    ISBN:9784023316287
    定価:2160円(税込)
    発売日:2017年10月20日
    四六判並製 448ページ

     1998年日銀法改正以降、先進国初のデフレと20年間闘ってきた日本。
     世界金融危機・財政再建問題・アベノミクスまで、日本を襲った危機的状況をめぐり日銀と政治は、水面下でどのような攻防を繰り広げてきたのか。現場の記者が克明に描く迫真の「デフレ全史」。
    https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19448


    【簡易目次】
    序章 「独立」した日本銀行
    第1章 ゼロ金利解除の失敗
    第2章 量的緩和の実験
    第3章 リーマン・ショックと白川日銀
    第4章 日銀批判のマグマ
    第5章 レジーム・チェンジ
    第6章 異次元緩和の衝撃
    第7章 金融と財政、「合体」へ

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プロフィール

鯨岡 仁(クジラオカ ヒトシ)
朝日新聞記者(首相官邸担当)
朝日新聞記者(首相官邸担当)
1976年、東京都生まれ。1999年、早稲田大学卒業、日本経済新聞社入社。2003年、朝日新聞社に移り、2005年、政治部記者。首相官邸、防衛省、民主党などを担当。2008年、経済部記者になり、日本銀行担当としてリーマン・ショックの取材を経験。社会保障と税の一体改革、内閣府、財務省、自民党などの担当を経て、2014年から、ふたたび首相官邸担当に。TPPやアベノミクス(経済財政・金融政策)の記事を担当。景気循環学会所属。主な著書に『この国を揺るがす男――安倍晋三とは何者か』(共著、筑摩書房、2016年)がある。

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