炎上とクチコミの経済学

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.64
  • (4)
  • (4)
  • (4)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 104
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023317062

作品紹介・あらすじ

【社会科学/経営】ネット炎上の参加者は、ネット利用者の約0.5%にすぎない! これまで現場の先入観や経験則だけで判断されてきたウェブでの情報拡散について、科学調査(計量経済学)に基づく知識とノウハウを教える。仕事でウェブに関わる人は必読!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ネット社会の研究を主として行う著者が数々の調査のデータや事例、自身の知見をもとに昨今ネット社会の話題となっている炎上とクチコミについての見解を書いた一冊。

    本書を読んで数多くのデータから炎上についての認識を改めることができました。
    また、事例から炎上の正負の側面を客観的に捉えることができ、極端な意見が目立ちやすいということも知ることができました。
    また、炎上対策マニュアルとして企業などがどのように炎上に対してネットやSNS上で行動すべきかも書かれており、非常に参考になりました。
    炎上が起こった際には真摯に向き合うことや逃げないことが早期に鎮火させるためには大事なことということは印象に残りました。

    そんな本書の中でも実名制にしてもそんなに変わらないことや炎上参加者が社会的な地位もある人が多いことは驚きました。

    発信側が正しい知識を持って対応することや複数人でアカウントの管理を行うことなどが大事であると感じました。
    また受け手も萎縮せずにもう少し中庸的な意見を発信することも大事であるとも感じました。
    ネットが本格的に普及して約10年ほど経ちお互いがいいバランスでうまくネットと付き合っていくためのターニングポイントにきていると感じ、ネットを通して歪んでしまった本来人間社会で基調とすべき道徳を見直すことや他者を尊重するということを改めて社会が向き合わないといけないということを読んで考えさせられた一冊でした。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB26383777

    推薦コメント
    「近大広報」や「日大反則タックル問題」からも分かるとおり、「一億総メディア時代」における炎上とクチコミの経済効果は非常に大きく、大学も情報と上手く付き合っていくことが求められる。「完全炎上対策マニュアル」を含む本書は、広報担当者以外にも参考となる一冊である。

  • タイトルに魅かれて読んでみた。経済学と書かれているが要は過去に企業絡みで発生した炎上内容を考察して紹介されている。結局のところ、センシティブな内容には触れない方がいいよとまとめている感がある。あとは複数人での確認の上での情報発信の重要性、個人の主観が企業全体の考え方と捉えられてしまう。SNSの怖さを教えられる。

  • 炎上もクチコミも「情報拡散」である。

  • 『炎上とクチコミの経済学』(山口真一 著/朝日新聞出版)vol.492
    https://shirayu.com/blog/topstory/skill/7797.html

  •  必要なデータと丁寧な論理でわかりやすい。シンプルなハウツーでないのが好感。

  • 東2法経図・6F開架 675A/Y24e//K

  • 炎上もクチコミも、科学的に見れば「情報拡散」という同じ現象の表と裏である。
    という表紙裏のフレーズで始まります。

    ショッピングサイトのレビュー、口コミサイト、SNSで誰もが情報発信できるようになったこの時代。情報は真偽や時間が入り乱れ、統制がとられないまま無限に発信されています。

    この本を読んでなるほどと感じたのは、レビューやクチコミの情報は良い悪いの両極端に偏りやすいということ。
    確かに、「あ、これいいな!」と思ったとき、もしくは、「これは駄目だなあ」と感じたとき、レビュー・クチコミを書きたくなる。良いものはおすすめしたいし、悪いものは注意喚起したい。そんな思いなのだが、そうなると確かに極端なレビュークチコミがあふれることになる。

    情報の受け取る場合に、そのあたりは割り引いて見る必要があるというのこと。

    便利な世の中にはなったが、情報に振り回されないことも大事ですね。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

山口 真一(やまぐち・しんいち)
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授。博士(経済学)。専門は計量経済学。研究分野は、ネットメディア論、情報社会のビジネス論、プラットフォーム戦略など。「あさイチ」「クローズアップ現代+」(NHK)や「日本経済新聞」をはじめとして、メディアにも多数出演・掲載。組織学会高宮賞受賞(2017年)、情報通信学会論文賞受賞(2017年・2018年)、電気通信普及財団賞受賞(2018年)。主な著作に『炎上とクチコミの経済学』(朝日新聞出版)、『ネット炎上の研究』(勁草書房)、『ソーシャルゲームのビジネスモデル』(勁草書房)などがある。他に、日本リスクコミュニケーション協会理事、海洋研究開発機構(JAMSTEC)アドバイザー、グリー株式会社アドバイザリーボード、東洋英和女学院大学兼任講師などを務める。

「2020年 『なぜ、それは儲かるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山口真一の作品

炎上とクチコミの経済学を本棚に登録しているひと

ツイートする
×