佐藤ママの子育てバイブル 三男一女東大理III合格! 学びの黄金ルール42

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023317222

感想・レビュー・書評

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  • いやもうね、今まで読んだ育児本の中で最高傑作でした。

    育児に全振りしてる人の話ってこんなにも魅力的で説得力があるものかと。読み物としても普通に面白かった。(はじめの3行で度肝を抜かれた本は初めて!)

    私自身は佐藤ママと違って、自分の人生だから自分の仕事や趣味、自分の好きなことを楽しみたい!(そしてその姿を子どもに見せたい)と思っている。いわば佐藤ママとは180度違うスタンス。
    そんな私でもこんなに惹かれるのはなぜだろう。

    とにかくメディアで見る佐藤ママは、真の佐藤ママのほんの一部で、正直良いイメージ持っていない人や、自分の子育てスタイルは全く違う!と思っている人も一度は手に取ってみてほしい。

    本当にここまで育児に全力を注いでいるってある意味気持ちいいだろうな。佐藤ママにとって「育児」というのが自分の仕事であり趣味でありライフワークであり、、だからこそ自分のやってきたことに自信もあるし(もちろん本では見せていない失敗したこともたくさんあると思うけど)こんなにも人を惹きつけるんだろうなと。

    そりゃあ東大理3受かるわな!
    心からの拍手と敬意を表したい!

    最後の子どもたちのインタビュー、旦那様のインタビュー、そして佐藤ママのあとがき、とても感動しました。

    自分の子どもたちは東大に入ってほしいなど微塵も思わないけど、この本を読んで0歳からもう一度育児し直したくなったわ(笑)たぶん同じように思う人多いんじゃないかな(笑)

    タイトルの通り、「バイブル」として家に置いておきたい育児本No. 1です!

  • 大ファンの佐藤ママさんの1冊。
    東大合格に向けて親子で奮闘した内容には圧巻だけど、
    そもそも子供との信頼関係という土台がしっかりしているからこそ成り立つのだなーと感じました。
    母の愛情たっぷり、素敵な内容です。

  • 妊婦の時によみました。
    子育てで試しながら自分の子供が楽しく学べれば我が家でも取り入れたいです。


    •1歳半から公文式で国語、算数
    •1歳から3歳まで 
     ひらがなを覚える、1桁の足し算
    •4歳から6歳まで
     公文式で小学校4年生レベルまで
    •3歳までに1万回絵本を読む
    公文の推薦図書、こどものとも
    •3歳までに1万回童謡を聴かせる 
    •小学生になるまでに九九を歌で平仮名カタカナ市販の問題集で教える
    •図鑑で調べる癖をつける
    •お風呂は水遊び、ひらがな表、日本地図表を(くもん)
    •小学校の教科書を集めて読む
    •家の中で新聞を広げる
    •レゴ、折り紙、ジグソーパズル(3歳まで100ピース)、積み木、植物を育てる、神経衰弱、あやとり
    •工作図鑑
    •新聞を広げる

  • 本当に子どもと子育てが大好きなお母さんなんだなあということがわかって、温かい気持ちになった。子どもに対する愛情を、ありとあらゆる手で表現して、それが子どもに伝わるということが、どれだけ難しく尊いことかということに気付かされる。
    私自身、大きな受験を2回して、そのときの母のサポート体制が佐藤ママと全く同じだった。勉強以外のことを考えなくていいように身の回りの世話を全てしてくれたこと、つきっきりで受験に付き合ってくれたこと、夜遅くお茶を淹れてくれたこと、今改めて感謝。

  • [墨田区図書館]

    流石に佐藤ママの本も数冊目、数回めとなると、この本自体は初めてだったが、どこを読んでも読みおぼえ、ほぼ記憶がある内容ばかり。それでも、今回読んでいて「ああ、、、!」と思った項目だけ、また戒めのために書き出してみた。

    個人的には大分これまでの著書からうかがい知ったこの佐藤家の子ども構成/育児の流れを、冒頭で「佐藤家4きょうだいのあゆみ」として表化してくれているのがいい!そして、「佐藤ママ、お勧めの絵本/童謡100リスト」。本当に、許されるなら、再度0歳から子育てをやり直してみたい。でもやり直す、というといかにも今失敗した、という感じがするのが自分でも嫌なので、今は今でしっかりと出来ることを見つけて見つめてまだまだ邁進していきたいところ。…となると、養子やボランティアが無理だろう私の場合は、次なるチャンスは孫に対して、になってしまうのかなー?孫が出来なかったらもうチャンスはなくてこの書き溜めも無駄になってしまうのかしら?

    いずれにせよ、これまで数冊読んできたけれど、大分概要を知って覚えてきていた私としては、今回のこの本が一番手元に置いておきたい本。

    ◆第1章 親として自信がつく!まず知っておきたい8つのこと
    ・テストで1点を上げる努力を甘く見ない。成功体験が自己肯定感につながる→点数を取ることは簡単ではない。自制心が身につき、努力する大切さを学び、計画性も養われる。

    ◆第2章 早期教育の鉄則 就学前は、「よみ、かき、そろばん」を徹底的に
    ・佐藤ママ お勧めの絵本100冊
    公文のすいせん図書一覧表の200冊を軸に、15冊/日を目標。
    ・佐藤ママ お勧めの童謡100曲
    15曲/日を目安として天気や予定によって調整。歌い終わったらうたカード(表は絵、裏は歌詞)をプラスチックの箱に入れてカウント。

    ◆第3章 成績がぐんぐん伸びる!小中学生の宿題・テストのサポート術
    ・読み聞かせで読解力が向上
    次男が小6の際に国語が伸び悩んだので国語の教材の読み聞かせをした。声色を使って登場人物の置かれた状況や気持ちを表現するうちに次男はテストでも点数がとれるようになり、国語が得意になった。三男にもやっていたが、あるとき「ママもう読まなくていいよ」と言われた。

    ・子どものやる気を引き出すのは、親のあなたです!
    まずは小さなことから成功体験を。「その日その日に子供がやるべきことを具体的に示す」。「まずは得意科目」に力を入れて。三男が小学生のとき、15分しか集中できず、15分で出来そうな問題を用意してタイマーをセット。「途中でも時間が来たらやめさせて違う教科の問題を」解かせた。時間切れになって途中でやめた問題は時間をあけると再度一から解かなくてはいけないので、急いで解くようになり集中力がついた。「何をどうすればいいのかわかれば、勉強に取り組めるようになる」。点数が悪い苦手科目のテストの見直しを延々とやっていると勉強が嫌いになる。すべてを見直さず、思い切って捨てる勇気が必要。時間がかかりそうなときは、親が判断して、あと少しで得点できた問題や絶対に得点しないといけない問題を「2問くらいだけ」選んで見直しをすることがおススメ。

    ・「しっかりして」「がんばって」は禁句。子供には負担です。
    「しっかりして」「がんばって」は親の自己満足。テストが良くてもさほどほめない、悪くても「どうしてできないの?」と怒ったり、がっかりしたりせず、「弱点がわかってよかった」と前向きに。「もっと勉強しなさい」もつい言いたくなるけれど、例えば、「毎日2ページずつ、夜の7時から7時半までお母さんと一緒にやろうね」と、何をどれくらい勉強すればいいのかを数字で具体的に示すべき。

    ◆第4章 ママ友との関係、祖父母の口出し…困ったときの対処法
    ・反抗期は成長に不可欠?…なくていい!親の暴言が反抗期の種に
    反抗期は子どもに対する親の暴言の結果であることも少なくない。成績がいいときに反抗するという話はきかない。とはいえ、反抗期だからといって、子供が勉強しなくていいということはない。「反抗してもいいから勉強しなさい。」

    ・夫と教育について意見が違う!…父親は口を出すよりお茶を出して
    サポートとは、自分がやりたいことをするのではなく、相手がしてほしいことをすること。

    ・受験の結果が心配…シンプルな激励の言葉を用意しておく
    「○○ちゃん、○中残念だったね。違う中学に行くことになったけど、6年間またママも手伝うからね」

    ◆第5章 今から知っておけば安心!合格へ導く大学受験の法則
    ・難しく考えないで。大学受験はシンプルです
    「参考書主義より、問題集主義」。ある程度勉強して覚えたらひとまず問題集を解き、苦手なところは教科書や参考書で補強する。殆んどわからなければ、既に終えた学年の教科書まで戻る。問題集を1冊終わらせたら、「別のではなく同じ問題集を解きなおす」。反復することで知識が定着し、問題集を○周して解けるようになった!という自信は入試日に大きな力になる。特定の大学名を冠した「○○模試」はぜひ受ける。夏と秋には駿台、河合塾、代ゼミの模試を受けた。12月からはセンターのみで必要な社会の過去問を何周も。センター後の二次試験まではひたすら過去問を。過去7年の赤本のほかに、科目別に25年分の入試問題を収録した赤本を。

    ・計画は分単位で立てる!後悔しないための時間管理術
    1日の1/3くらいは寝ているから勉強できる時間は意外と少ない。成績が伸びない子供は勉強量が他の子より少ない。勉強したことがいつでも取り出せる学力に変わるまでは、何度でも繰り返して、とにかくたくさんやらなくてはならない。入試の時間は分表示で、東大理系は4教科で520分(8時間40分)もかかる。受験までんい過去問1年分を何回解けるのか計算すると意外と少なく時間がないことに気づく。そのことを嘆いても、過ぎた時間はもう戻らない。今日から分単位で計画を立て、時間を意識して毎日を過ごそう。

    ・受験生の持ち時間は平等。計画はゴールから逆算がカギ
    ゴールから逆算して、やるべきことを日割り計算する。
    次男は12月上旬(センター試験まで1か月半、東大入試まで2か月半という直前期)に東大模試でC判定を出し、当初センター試験までは現社と国語の勉強だけする予定だったが、急遽東大入試の対策(最も不安な英語)も盛り込むことにして、1日の量を<センター過去問の現社3年&国語2年+東大過去問の英語1年>に決定。最終的に年内の約20日?で、<センター過去問23年分の現社2周&国語1周+東大英語過去問25年分×1周>をこなした。現社では国際関係の分野が弱かったので、書かなくても音読で覚えるのが効果的だと、親子で音読して、過去問+音読で覚えた。

    ・暗記と苦手な部分は除夜の鐘までに終わらせること
    センター試験は1/13頃で、年が明けてわずか2週間後。焦りを感じずに新年を迎えるために、暗記物や本番で不安なところは、除夜の鐘までに終わらせたい。

    ・最後の2週間の過ごし方。本番の時間帯に身体を慣らす
    家族全員が就寝時間を12時から11時に早め、1日のスケジュールを大きな紙に書いて貼りだし、それに沿って勉強する。特に最後の2週間は、試験が行われる時間帯に集中力を高められるよう、本番と同じ時間帯に過去問を解くように。夜型タイプのお子さんなら、試験が始める時間の3時間前にお母さんが起こすべき。

  • 赤字とタイトルを読めば書いてあることは理解できる。

  • いわゆる教育ママなのではなく、子どもに本気で寄り添い、励まし、工夫を重ねて子どもの勉強という名の成長を本気で応援した方なのだなと思いました。
    強制したり叱ったりするのではなく、共に考えて歩む。この姿勢が大事なのだと自分を振り返って反省させられます。

  • オススメ絵本100冊リストは良さげだったのでコピーした。子どもが構ってほしい時、話しかけてきた時は必ず家事の手を止めて対応する、子どもとの関係性に甘えないという部分は心に留めようと思った。

  • 読み聞かせ方と童謡100曲やる!いくつか佐藤さんの本や子育ての本を読んでいたので、知っていることもあり、新しい知識として入れれたのは項目2つ。でもどのようにお子様が育っていったのかがイメージできたので、そこがよかった。子どもからのコメントも面白かった。あとがきでなぜか涙出そうになった。こんな子育てを送りたいと思った。

  • 佐藤ママがただの教育ママなのではなく、愛情も深い母親なのが良く分かる。子育てに100%コミットするということを学んだ。私もこういう風に全力で子育てしたいと思った。

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著者プロフィール

作曲科・ピアニスト。国立音楽大学作曲学科卒、同大学院作曲専攻音楽理論コース修了。

「2018年 『女声合唱とピアノによる日本の歌 郷愁に寄せて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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