損する顔 得する顔

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023317321

作品紹介・あらすじ

【哲学心理学宗教/心理】生まれつきの美男美女は有利なのか。顔の印象は何で決まるのか。「好かれる顔」の世界標準はあるのか──。顔・身体学の専門家である著者が心理学的見地から顔の損得を解き明かし、「得する顔」になるための顔マネジメント法を伝授する。

感想・レビュー・書評

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  • リンカーンは40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持てと言っていた。この本を書いている筆者は50代である。筆者の父がイケメン一族であり、実家に残っているのは8割がたが父の写真。イケメンはどんな人生を送るのか?他者に羨まれる顔を持ちながら、その実、他者から持たれる、先入観との戦いなのかもしれない。筆者が子供の頃から抱いていた損する顔、得する顔とはという疑問を解き明かした一冊。筆者の実体験が散りばめられて描かれており面白い。よい顔になる最大のコツは、人の中にいること、社会の中にいることであり、良い顔を得るために社会の中にいようと思った。

  • 40歳を過ぎたら、顔に責任を持て

    ってな事で、山口真美の『損する顔 得する顔』

    冒頭の言葉はリンカーンの言葉だそうじゃが、40歳を過ぎたわしは無責任な顔しててすいません(笑)

    正直、この本の内容は殆ど頭に入って来なかった

    タイトル、装丁からのイメージと言うか期待感が思いっきり外れてた(笑)

    やっぱね、顔じゃ無いんよ!

    中身から滲み出る雰囲気、オーラ、フィーリングじゃとわしは再確認致しました

    そんな人達はブサイクでも顔に味があると言うか、魅力的に感じるわな

    2020年14冊目

  • •顔面の良し悪しが分からず、筆者と同じで顔面評価が他の人とずれていることが昔からよくあった。(例えば、知り合いが有名人に似ていると思って友達に話しても理解してくれない。)
    •人の印象は、目と顎。明日から、アイライン、アイシャドウ、マスカラをするとする。

  • タイトルから、損する顔や得する顔について社会規範とその印象を照らし合わせながら解説していく本かと思った。しかし、このトピックに関しては信頼性と支配性の二軸での解説が一部にみられるのみであった。

    それ以外は筆者の思想が前面に押し出されており、イマイチ本書の目指すところや着地点が分からないまま文章が進行するために「何の話をしているんだ?」と混乱する。

    エッセイと思って読むのが良い。本書で顔面の様相とそれが他者に与える印象についての整理されたタクソノミー的知見を得られるとは思わない方がいい。


  • 容姿についての著者の見解や研究が書かれてある本


    日本の整形は顔が多いのに対して海外の整形は顔以外が多いとかかれてあった
    日本は顔に執着している国らしい
    ボディメイク流行っているのは外国だもんな

    矯正したい 好かれる顔になりたい
    途中で読むの飽きちゃったからまたいつか読み直そう

  • 遣唐使はイケメンだった、とかのエピソードがおもしろい。

    そして、ボーイッシュな服装の著者が中学校に上がる時、(制服の)無防備なスカート姿は「なめられないか」と思ったこと。自分ではまったく気付かなかったけど、私が子供〜思春期の頃、女の子らしい服装に違和感があってひたすら気持ち悪かったのは、実は裏にこういう意識があったのかなぁとハッとした。

    「美しい母を持つ家族の苦悩」の頁では、単なる美魔女についての記述だったのでちょっとがっかり。痛々しい「美」を保つ女性ではなく、きちんと年相応で美人な女性はいるわけで、そういう母親を持つ娘の苦悩みたいなものを読みたかった。

  • どのような顔が損で、どのような顔が得なのか、わかる本かと思い読み始めた。
    作者の経験、主観となる考えが大半で、上記の目的に沿った答えは読み取れなかった。
    エッセイとしては楽しめると感じた。

  • 顔マネジメント;自分らしく表情を作り上げて演じる、顎と目!はっきりとした目線で意志を感じられる方が魅了的。化粧で7%目が大きく見える(最適、シャドウが効果大きい)、日本人目元見る、
    良く動かす顔面筋の働きで、少しずつ顔が変わっていく。他社だけを意識して作るものでもなければ自分本位に作るものでもあってはならない
    瞳孔の大きさを大きくすると無意識のうちに魅力に感じる;興味を持つ
    顔を見る時に働く脳;右脳;自分の右顔、自分にとって左側に見える相手の顔に影響される;鏡と違う
    表情を作り出すために、口をしっかり横に伸ばして笑顔を作ることが必須(特に海外)真実の表情は左右対象右側に微笑みが出やすい(76%);でも右顔を良く見てるよ
    笑顔;しっかり意志を持って相手と向き合っていることを示す
    魅力を判断するポイント;遠く;髪型、50メートル離れている;下唇の色
    女性と認識;まゆと顎
    眉;表情を表現、額縁のように顔全体の印象を変える
    認知の効果;基地の対象を好む
    見た目の有能さ;70%で当選、一瞬の判断から予測出来てしまった
    印象判断;信頼性、支配性
    信頼性(いい人);表情が強く影響、ポジティブな表情で高まる
    健康さ;少しだけあか黄色い皮膚、カロテン

    プロトタイプ;基準
    人の顔は骨格ではなく良く見せる表情で記憶される
    プロトタイプから想像される人物とは逆のイメージを感じさせる表情で印象を変えることで覚えられやすく親しみやすい印象;寅さん

    可愛いということで、否定的な感情を薄め、相手との距離を縮める効果がある
    顔幅;脂肪量が筋肉量より影響
    顔は骨格の上をびっしり埋め尽くす繊細な筋肉とその隙間に入り込んだ脂肪でできている
    こちらが良い顔をしていたら相手も良い顔をしている。自分の表情は分からないけど相手を見る
    演劇経験者の筋肉の動きは力強い、鍛えれば鍛えるほど強くなる

  • 顔で得する。顔で損した。これは事実らしい。でも40歳過ぎた顔はそれまで生きてきた人生の記録でもある。自分らしく生きてきた人はそれらしい顔になるという。そして、表情は意思の表明という精神的エネルギーから成り立っている。
    生まれるきの顔を損得だけで嘆いていても仕方ないのだ。

  • 自分の顔が損する顔なのか得する顔なのか
    気になりますよね。
    また周りの人もどちらに属するのか
    そういったことがわかるのかと思って
    読んでみましたが。。。

    結論としては「残念!」

    元にしているデータが海外のものなので
    骨格も環境も違う我々日本人には当てはまらない

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著者プロフィール

中央大学文学部教授。1995年,お茶の水女子大学人間文化研究科単位取得退学。
主な著書:『自分の顔が好きですか?―「顔」の心理学』(岩波書店,2016),『発達障害の素顔―脳の発達と視覚形成からのアプローチ』(講談社,2016),『赤ちゃんの視覚と心の発達 補訂版』(共著,東京大学出版会,2019)ほか

「2019年 『心理学実験』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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