THE VISION あの企業が世界で成長を遂げる理由

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023317512

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  • Visionとは何か、Visionのある企業は伸びるのか、どのようにしてVisionを構築するのか、具体的に示している。読むと日本の企業のVisionのなさに焦燥している様子が伺える。Visionをどのように作って行くか悩んでいる人はもちろん、企業の成長戦略、 競合企業との差別化に悩んでいる人にもオススメ。

  • ◯こんな方にお勧め
    ・これから事業を立ち上げようとする方
    ・会社経営に中枢にいる方
    ・ある程度の規模のある部署を率いている方

    ◯理由
    ・日本の企業に欠けがちな明確な『ビジョン』の大切さを認識できる
    ・『ビジョン』がなぜ今の時代に大事なのかを学べる
    ・良い(又は悪い)『ビジョン』の例と作り方を学べる

    ◯優れたスタートアップの特徴
    ①世の中を革新するベストオブベストを提供する意思とエネルギー
    ②オープンであること
    ③個性を認め面白がる風土

    ◯ポイント
    ・優れたビジョンを持つ組織:GAFA・パタゴニア・UNIQLO・無印・福岡市
    ・ビジョンを失うと同時に衰退が始まる
    ・公共的な意識をもった企業が21世期半ばから主流になる
    ・現状維持とは「停滞」「後退」「先延ばしした失敗」
    ・優れたビジョンは、人や組織に固定されたものでありながら、「私の夢でもある」と思わせる力をもっている
    ・ビジョンのためのチーム作りは7名以下がベスト。人がチームを率いて能力を最大発揮できるのは7名まで
    ・定着のポイントは社員一人一人がビジョンを自分ごととしてとらえること
    ・日本人はビジョンではなく、リアクションで対応する
    ・共通の目標としての具体的な未来が描かれていなければ、その企業は『ビジョン』がないといえる。

    ◯理念系の言葉
    ビジョン:未来像(最高の公共的未来)
    ミッション:使命(達成すべき取組)
    コンセプト:実行原理(新しい実行取組)
    バリュー:価値基準(優先すべき価値基準)
    アイデンティティ:自己規定(あるべき自己像)

    ◯多様性(ダイバーシティとは)
    意外性を尊び、偶然を歓迎し、例外に注目する態度

    ◯日本人の特技
    本物が外にあり、そことの差が圧倒的であり、追いつかないと自分がダメになると思った時に日本人の能力は最大化される

  • 「誰かがなんとかしてくれる」と思っていたら一種の病

    ビジョンとは、何かを選び取るという選択であり、それは得たビジョン以外のものを捨てるという怖い行為でもある

    ビジョンは、企業が、すべての組織が、この世のすべてが存在する理由に他ならない

    「投企」
    自己の存在の可能性を未来に向かって投げ企てること

    主体的に世界を想像したいという情熱にあふれたビジョン

    黒船来航から明治期にかけての数10年、そして第二次世界大戦が終わってからの高度経済成長期までは大きなビジョンで動いていた

    新政府が掲げたビジョンは「富国強兵」

    戦後の日本は「とにかく経済復興」
    裏側のテーマとして「主権国家への復帰」

    ただし、どちらも「外圧」を起点としている
    ビジョンではなくリアクションで対応する日本人

    未来像を描かずに突き進むことは
    リアクション経営であり、リアクション人生であり、リアクション国家である

    優れたスタートアップには3つの特徴がある
    ①世の中を確信するベストオブベストを提供しようとする意志とエネルギー
    ②オープンであるということ
    ③個性を認め、面白がる風土

    道徳律としての理念が高々と掲げられ、共通の目標としての具体的な未来が語られていないのであればその企業にはビジョンがないとみなせる


    ■テクノロジーの向かう先
    ①知性の外部化
    ②感覚と能力の拡張
    ③分散化
    ④所有から共有へ

    まとめると「集合知」


    ■Visionとは
    端的に言えば、視ること
    視ることができないものはビジョンではない

    1枚の絵でなくてはならない

    キング牧師
    I have a dream

    ビジョンは、何よりもまず「自分が心から達成したいとい願う未来」でなければならない

    優れたビジョンは、ヒトや会社の固有のものでありながら、多くの人に「私の夢でもある」と思わせる力がある

    現状がどのような状態であろうと、あるべき姿を構想していく「洞察」と自らの「信念」を前提に組み立てられる


    ■ビジョンの機能
    ①共有された目標となる
    ②日々のモチベーションの源泉となる
    ③行動と判断の基準となる

    ビジョンとは、自らが生み出しえる最高の公共的未来像


    ■ミッション
    ラテン語 送ること
    「やむにやまれぬ熱情があって、それを使命と捉えて行動するイメージ」

    ミッションとは
    自らに課した達成すべき取り組み

    ■コンセプト
    取り組みのための新しい実行原理

    ■バリュー
    取り組みにおいて優先すべき価値基準

    ■アイデンティティ
    自らの資質に基づくあるべき自己像


    ■ビジョン作り
    探索ステップ
    創出ステップ
    └マッピング
    └バリューグラフ
    └言語化
    定着ステップ


    もっとも大切な問い
    「なぜ私たちは、この事業をやっているのか?」


    ゴール
    「私たちは○○である」
    「私たちは○○を目指している」

    創業の歴史・想い
    ×
    資質・資産・課題
    ×
    時代の潮流
    ||
    ビジョン

    これは、過去・現在・未来の掛け合わせ

  • ビジョン、ミッション、コンセプト、バリュー、アイデンティティ
    この5つが揃って、組織としてワークする
    とてもわかりやすく纏められてる本です。
    ビジョン:自分の夢、公共の夢
    ミッション:ビジョンを達成するための取り組み
    コンセプト:ミッションをクリアするための、判断基準
    バリュー:行動する際の心構え
    アイデンティティ:自分のあるべき姿

    自分が働いてる会社は上記がしっかり設定されてるか?また、全社員に浸透しているか?など、自分事と捉えて見ると楽しく読めると思います

  • 非常に面白かった。私が勤めている会社のビジョンはなんだろうか?とふと思い読んだ。ビジョンが具体的であり、それに沿った仕事をしている会社は選択の方針も明確であり、強い。
    それは事実だと思うし、私もこの会社がどこへ向かって仕事をしているのか?それを具体的に描けているか?を改めて意識するようになった。
    また、これは会社でなく一個人にも言えることだと思う。自身は何を目指して仕事をしているのだろうか?改めて自身に問う良いきっかけとなった。

  • ・ビジョン:自らが生み出しえる最高の公共的未来像。多くの人に共有・共感される、未来への洞察を新年まで高めた末に生まれた、自らが心から達成したいと願う、あるべき未来像
    ・ビジョンの機能
    1) 共有された目標となる
    2) 日々のモチベーションの源泉となる
    3) 行動と判断の基準になる
    ・コンセプト:取り組みのための新しい実行原理
    ・バリュー:取り組みにおいて優先すべき価値基準

  • 前半部はビジョンの紹介。なぜ優れたビジョンを、持つ企業が、優れた企業になるのかの理由付けは弱いと感じる。
    後半のワークの部分はとても分かりやすかった。
    自分でもやってみたが、自身の方向性を決める時には、役に立った。ありがたい

  • ビジョンの作り方、なぜビジョンが必要かが分かる1冊。経営者は読みたい1冊

  • ビジョンとは何か、ビジョンを作るにはを書いた本として示唆に富み、また実践に役立つことは間違いない。

    ただ、Part1「ビジョンとは何か」の内容が「何か」について論じる部分が少なく、これからの時代に何故ビジョンが必要なのか(本当の意味での情報化社会が到来するからこそ)がメインで冗長な印象。
    このパートに関する論旨は卓見だが、本書にとっては枝であり、大きすぎるし立派すぎる。

    内容としては星4だが、下記の理由でマイナス1。

    校閲の問題だが、誤字や重複表現、プロであれば見逃してはならない表現の違和感が散見される。
    筆者ではなく出版サイドの責任。この点はひどいと思った。

  • 優れたvisionをもつ企業の例がいくつか出ており
    パタゴニアなんかは知らなかったので面白かった

    ただ、なぜその数社しか載っていないのかも
    わからないし、パターンわけもないので
    示唆は少なかった
    (ここはコンサル的。自身でやろう)

    後半のvision浸透のHOWの部分も
    情報収集から昇華のプロセスが少し丁寧に書かれている
    点では珍しいかもしれないが
    やるのが難しいんだよねーという感想。

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