- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023318304
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学評論随筆その他】日本初の民間ロケット宇宙到達、年金デモ批判など、その言動が常にニュースになるホリエモンが、最も大切にする「時間哲学」を初めて語り尽くした! 「バカに恵む時間は1秒もない」「報告会議は時間の集団自殺」。人生を変える革命の書!
感想・レビュー・書評
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おもしろかった ホリエもんの時間術講義
「時は金なり」ということわざがある。ぼくに言わせれば、こんなバカな考え方はない。人間にとって、なにより尊いのは、「時間」である。
「タイムイズマネー」ではなく「タイムイズライフ」。時間ほどかけがえのないものはない。
すべては時間の質を上げるため。時間の質を高めれば、人生の質も高くなる。ようは、ハッピーになれるってことだ。
気になったのは以下です。
・時間には2種類しかない。「自分のための時間」と「他人のための時間」である。
自分時間とは、好きな仕事、趣味、やりたいこと、たのしいイベント、気の合う仲間との飲み会などである。
他人時間とは、やらされている仕事、通勤、したくもない電話やメール、気を遣う飲み会などである。
・何よりも深刻なのは、ほとんどの人は、自分の人生が、「他人のための時間」で埋め尽くされていると気付かずに生きているということだ。
・ぼくにしてみれば、他人のせいで時間が奪われている状態というのは、「粋ながら猛獣にゆっくり食い殺されている」のと同じだといっても過言ではない。
・このとき確信したのは、「暇=悪」ということだ。暇を感じているとき、あなたは時間資産をドブに捨て続けているのに等しい
・時間の価値を高めたいとき、注意するべきは、「多忙」と「多動」を勘違いしないことだ
・目指すべきは、「多動」だ。余計なことを考える暇がないくらいに、自分の心が躍る予定だけで、時間をしっかりと埋め尽くし、無我夢中で動きまわるのだ。
・他人のために時間を使いすぎているなら、まずやるべきは「他人時間を削ること」だ。
・すべてには、「自分時間をどう増やすか」だ。
・人生における最大のムダ、それは「悩み」の時間である。
・「シンプルがいい、シンプルがいい」。時間を増やすうえでは、「シンプルに考える」ことが欠かせない。
・「シンプルこそが最高」ということは、人類が長年の経験から得た教訓ではないかと思う。
・「すきま時間」は、「黄金の時間」。いまや、すきま時間を制する者こそが、ビジネスを制する。
・「時間の密度を濃くする」。マルチタスキング、優先度が対して高くないことは、無理のない範囲で、同時に片づける
・得意なことに集中せよ。僕意外でもできることは専門知識や適性にある人に任せて、ぼくは自分が得意なことに集中する
・継続自体に価値はない。短期目標こそが、人生を楽しむための秘訣だ。大事なのは、「続けること」ではなく、「動き続ける」ことだ。
・「バカになれ」。一度学んでしまった常識をどれだけ「忘れる」ことができるかが大事だ。
・大量の情報に触れるためにはリズムが大事だ。人にあって話を聞くのも、立派な情報シャワーだ。いつも同じ人とつるむのではなく、なるべくいろいろな人と時間を過ごすようにすることだろう。
・限られた時間の中で、より高いパフォーマンスを上げるためには、順序づけが効果的なのである。
・幸福は0か1かの世界ではなく、無限の度合いがあるものなのである。
・そもそも年齢なんて、脳が感じた幻影にすぎない。
・努力するな、ハマれ。やりたいことや夢中になれることは、探すようなものではない。
・気になったのなら、まずはそれにかぶりついてみるべきだ。
・「経験」とは自分で足を踏み出した歩数。まずやろう
・報告会議は時間の「集団自殺」。
・心のエネルギーを他人事に振り向けて浪費するのは、本当にバカげている
・いま処理できることはいま処理する
・コツは、目に入った順にかたづける。もう一つのコツは、自分でルールを考える。
・睡眠時間を削るのは、寿命の「前借り」。ちゃんとねむらないと、翌日のパフォーマンスが下がる。
・ウソがいちばんのストレス源。つねに本音で生きよう。
・ぼくは「長期的な目標」なんて持ったことがない。やりたいなら、いますぐ、やればいい。
(結論)
「現在」を生きることだ。「現在」のなかにしか希望はない。それがわかったら、あとは、「時間について考える時間」すらムダだ。さあ、本を投げ出して、最高の「いま」を生きよう。
目次
はじめに ぼくにとってお金より大切なもの
Chapter1 「他人の時間」を生きてはいけない
Chapter2 徹底的に「ムダ」な時間を殺せ
Chapter3 「常識や世間体」に時間を溶かすな
Chapter4 「夢中」が時間密度を濃くする
Chapter5 「健康」こそが最大の時間投資である
Chapter6 「将来を心配する」という究極のムダ
おわりに 自信とは、「自分をコントロールできる」という確信
ISBN:9784023318304
出版社:朝日新聞出版
判型:4-6
ページ数:235ページ
定価:1300円(本体)
発売日:2019年09月30日第1刷詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホリエモンの考え方が好きです。
私の目指しているところの
さらに先にいる。
たとえていえば、社会主義の先に共産主義があるみたいな。
だから、ホリエモン好きなんだけど、
ちょっとそこまでは…
という感じかな。
「今を生きるということは、仏教的」
には、なるほど!
それが私の目指すところと、
かねてから思っていたから。
ホリエモンみたいな人ばかりだったら
きっと自殺する人なんていなくなるでしょう。
心の弱っている人に読んでほしい本です。
でもホリエモンだって、「死ぬのが怖い!」と思ったことがあって、そこから「楽しいことでうめつくす人」に変わっていったのだから、ネガティヴな経験をポジティヴに変えていったといえるのではないでしょうか。
余談ですが、本当に時々「死ぬのが怖い人」に出くわしますけど、私自身はそんなこと思ったことないです。
「死ぬとき苦しむのが嫌」であって、
余命3カ月とか言われたら、きっと
我慢していたスイーツを山ほど食べるでしょう♪
閑話休題。
ホリエモンに自信があるように見えるとしたら
「自分の心だけはコントロールできる」と確信しているから。
そう、それが私の目標なので、
この本、大いに参考になりました。 -
強い人だなぁと思った。「Time is money」というのは真っ赤なウソ。「Time is life」時間は人生そのものだ。時間ほどかけがえのないものはない。
時間を「自分の時間」と「他人の時間」という観点で考える。「他人の時間」を生きてはいけない、という、人のうわさ話をしたり、人を恨んだりするのも、他人のために時間を使っていることになる。自分がしたいこと、楽しいことに時間を使うべきだ。報告会議は時間の「集団自殺」。悪口、ゴシップは時間を食い荒らすドラッグだ。
強い口調で言っていることに頷けることも多い。しかし「時間を食い逃げする人間関係は手放せ。」は不可能だし、しようとは思わない。要は「他人のために使っている時間」を自分が選んで使っている、と意識することかなと思った。「時間の切り売り」をしていると言われる仕事も、それがあってこそ世の中が回っていく。「時間を食い逃げ」されても、誰かのために何かをする。「やらされている」のでなく、「自分からやっている」という意識が持てればそれでよいのかなと思った。 -
根拠のある自信→根拠が揺らいだら崩れる。
過去や未来にこだわらず、今に夢中になれるかが自信をつくる。
時間を無駄にしない、ストレスのない生き方の参考にしたい。 -
本書のタイトルである時間の話よりも、人生を川の流れに例えた話のほうに感心した。外部の世界は変えられないが、川に浮かんで見える景気やその意味は、自由に「解釈」を変えられるという内容だ。時間も同様に、1日24時間という量は変えられないが、使い方なら好きに変えられる。堀江氏の本は、「拝金」「成金」が合わなかったため読むのを控えていた。その後、人から本書をすすめられたため手に取ったが、残念ながら私の好みではない。
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あと数ページでたかみくんに貸してしまったので、
読み終わってはいないけど、
時間を無駄にしてはいけないということはよくわかった
バカに恵む時間はないらしい -
自分に嘘を吐かない
ホリエモンだから響くね
ロマンチックに解釈すると恋ってやつは相手に自分(時間)を奪われているのね -
時間は万人に平等に与えられてるもの。
自分の時間でなくて他人の時間を
生きてる暇はない。
ほんと、時間の使い方には
ずーーっと、悩まさせている。
というか、勝手に悩んで困っている。
時間がない、のではなく
どこかに時間を使っていて
それがわからないのが問題なんだろうな。
「幸せを高尚なものだと思いすぎ。
幸福を最大化しようと躍起になればなるほど
じつは不幸になるようにできているのだ。」
これもまさしく、、
自分にも当てはまるかも。
マズローでいう五段階の一番下の欲求
たしかにこれが満たされてれば幸福なんだろう。
いつも、幸せで「ある」こと、
シンプルで簡単なのにね。
自分の時間を生き切ろう^_^
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時間革命。
この世で何よりも大事な資源は「時間」である。
この世で大罪を犯したとされる者へのペナルティは、時間を取り上げること。
その究極が処刑。
全ての時間を一瞬にして剥ぎ取る。
無期懲役とは服役者の残りの「自分の時間」全てを、できるだけ長い期間じわじわと奪い続けることで苦痛を与える行為。
それだけ時間には価値があるということ。
それも「自分時間」に。
最も面白かった箇所、
「現代では、食べるために働いている人など、ほとんどいない」
つまり、食べるために働かなきゃいけないというのは、幻想であると。
今後はそれが、幻想であることがますます露呈されていくだろうと。
慣習というのは、恐ろしい。
そもそも、なぜ働かないといけないのか?
なんでそんなに苦しそうなのに、働いてるのか?
従来の働く意味・意義の価値観は実はすでに瓦解してきている。
食べるために働かなければならない。
だが、それは本当か?
社会人としてやらなきゃいけないこと、というのはさらに意味不明だ。
確かに、農耕時代においてはそうだった。
それが故に聖書には「働かざる者食うべからず」という言葉が出てくる。確かにその時代、働くことをサボれば食糧不足で餓死する。
では、工業時代においては?
その時代でも日本において言えば、江戸時代は8〜9割が農民であり、明治以降でも戦前までは半分ほどは農業を営んでいたようだ。
では、情報社会の現代では?
食糧生産技術も進み、あらゆることが人間の手を通さずにできるようになっている。
実は遊びながら生きている人は今どんどん増えてきている。YouTuberやライバーなども典型的な例だろう。
遊びながらというのは、旧価値的な仕事の概念、我慢した対価として得られるお金という考え方ではしてないということだ。
現代でも毎日8時間働きなきゃいけない理由はあるのか?
これも全く根拠はない。
もともとこの8時間というのはどこから生まれたのかというと、イギリスの産業革命期の工場労働によってだ。
もともとは16時間勤務だったのだが、それが8時間に変遷を得て変わったのであり、
その工場モデルを踏襲しているだけのこと。
工場では労働時間が=生産量(つまり売上)になるので、できるだけ長い時間フル稼働させたいわけだ。
情報化社会では、成果に労働時間は関係ない。
残業をたっぷりして成果が出ない人と、1日2時間働いてたっぷり成果を出している人というのが存在する。
なにが言いたいか。
結局、やらなきゃいけないからやるんだと言っている人は、実はやらないという選択をする機会や環境が目の前に広がっているにもかかわらず、しないでいる。自分で選んでそうしているのだということ。
それがわからない限り、一生変わらない。
だが、これから益々その幻想は剥がれ落ちていくであろうから、直面せざるを得なくなっていくだろう。
自分の身の回りで、
え?俺毎日遊んでるよ、とか
好きなことしかしてないよ、とかいう人間が溢れてくる時に、直面する。
やりたいことを見つけたやつが強い。
圧倒的にハマるようなものを見つけていけ。