看取りのプロに学ぶ 幸せな逝き方

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  • 朝日新聞出版 (2020年9月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (276ページ) / ISBN・EAN: 9784023319158

作品紹介・あらすじ

在宅医、がん看護専門看護師、音楽療法士、認知症病棟の医師、特養のケアマネ、牧師など看取りのプロ15人に、「幸せな最期」を迎えるために知っておきたいことを学ぶ。80を超える具体的な看取りの事例から、多死社会を迎えるなかで、その人らしく老いて死ぬためのヒントが必ず見つかる。1章 自宅で、地域社会で老いて、死ぬということ在宅医療 佐々木淳訪問看護師とともに 岩本ゆり助け合いの町で 花戸貴司離島に学ぶ 板東瑠美2章  老いて病を得るということがん看護の現場で 田村恵子認知症病棟から 細井直人口から食べたい 飯田良平特別編1 救急現場の悩み 山崎元靖3章  老齢期を施設で過ごすということ平穏死 石飛幸三特養で 小山輝幸団地で支える 菅原健介4章  死の不安を和らげ、穏やかに看取るということ音楽療法 佐藤由美子抱きしめて看取る 柴田久美子病院の牧師として 藤井理恵特別編2 看取りの作法 日下部明彦

みんなの感想まとめ

「幸せな最期」を迎えるための知恵が詰まった一冊で、看取りのプロたちが実際の事例を通じてその人らしい老いと死を支える方法を紹介しています。医師や看護師、音楽療法士、牧師など多様な専門家が登場し、それぞれ...

感想・レビュー・書評

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  • まさに読みたかった内容。
    さまざまな最期の実例が紹介されている。
    ご本人の意志を尊重して、最期の過ごし方を丁寧にサポートされているプロの方々の言葉が、優しい。
    穏やかな死もあり得るのだとホッとする。
    とても参考になる。

  • 【1章】自宅で、地域社会で老いて、死ぬということ
    ●在宅医療・・・佐々木淳さん
    (1) 最後の仕事から3日、穏やかな旅立ち
    (2) 100歳の母、「老衰と決めつけないで」
    (3) 幸せな最期、高齢者住宅という「住まい」で
    (4) 患者の願いをかなえるため、在宅医に必要な「友人関係」
    (5) 102歳に教わった「医療よりケア」の大切さ
    (6) 穏やかな看取りを実現する、3つの条件
    ●訪問看護師とともに・・・岩本ゆりさん
    (1) 人は自分の死ぬ時を選ぶ
    (2) 自ら選んだ「最期の場所」
    (3) 子どもの腕に抱かれて亡くなる
    (4) 入院を拒否して、夫と過ごした最後の誕生日
    (5) 「今が天使の時間なの」、?患者の言葉に泣きじゃくった私
    ●助け合いの町で・・・花戸貴司さん
    (1)高齢化「先進地」のにぎやかな旅立ち
    (2)元気に長生きするための「きょういく・きょうよう」
    (3)日常の中に死がある
    (4)家族の余命と向き合う時 後悔せず見送る方法
    (5)死を語り合う、生活を邪魔しない医療へ
    (6)お互いさまで培う「きずな貯金」
    ●離島に学ぶ・・・坂東瑠美さん
    (1)おばぁが見抜く「なくなる予兆」
    (2)「最期は自宅で」、島一丸で病院から移送
    (3)島に伝わる大往生のかたち
    (4)お騒がせのおっちゃんが残してくれたもの
    (5)家族6人を看取ったおばぁの最期
    (6)「夫婦は一つ」、最期まで貫く
    (7)あの世への旅立ちは畳の上から
    【2章】老いて病を得るということ
    ●がん看護の現場で・・・田村恵子さん
    (1)酒と仕事に生き切った大工の棟梁
    (2)「治療をやめたら死んでしまう」というがん患者の思い
    (3)36歳、ステージ4の胃がんと言われて結婚
    (4)治療、病院への不満を抱えたがん患者
    (5)がんになったら、「最期の迎え方」を真剣に考えて
    (6)がんの苦しみと「深い持続的な鎮静」
    (7)「死ぬのはこわい」患者さんに伝えたいこと
    ●認知症病棟から・・・細井直人さん
    (1)「居場所」と「死に場所」を提供
    (2)介護の制度が壁になることも
    (3)食事拒む認知症女性、症状か、死に向かう意志か
    (4)認知症患者の「延命治療」と向き合う
    (5)「動ける認知症」男性が精神科病棟でかなえた最後の希望
    (6)家族の「点滴くらい…」は患者の負担になる
    ●口から食べたい・・・飯田良平さん
    (1)米寿で「口から食べた」ケーキの喜び
    (2)ガーゼで味わった「数口」のコーヒー
    (3)がんで舌失っても、外食でお肉を楽しむ
    (4)神経難病でも、嚥下フレンチを3世代で
    (5)思い出深い「数口のカツオ」
    (6)「最期まできれいで尊厳のある口」を支援
    特別編1 救命現場の悩み・・・山崎元靖さん
    (1)延命拒否なのに蘇生処置
    (2)透析拒否のはずが…一転、了承
    (3)最後の40分、人生会議に参加
    (4)「引き算の医療」してみたけれど
    (5)むなしく増える「看取り搬送」
    (6)かかりつけ医と「人生会議」を
    【3章】老齢期を施設で過ごすということ
    ●平穏死・・・石飛幸三さん
    (1)まるで「誤嚥性肺炎製造工場」
    (2)認知症の人にも、本人が思い描く最期がある
    (3)「1分でも長く生きて」は家族の執着
    (4)「もっと生きて」「もう十分」、揺れる子どもの心
    (5)「あの世」はオカルト? 家族の慰め、安らぎのために
    ●特養で・・・小山輝幸さん
    (1) 人が集う、特養の魅力とは
    (2)看取りのイメージ持てるように、大切な家族への情報提供
    (3)入居者、家族の「胃ろう」への意向は変わる
    (4)亡くなる時刻も自分で決めた人
    (5)最期までどう生きるか、「達生」計画を立てる
    (6)小さな子を祖父母の看取りに参加させる
    (7)施設での看取りを支える「地域の力」
    ●団地で支える・・・菅原健介さん
    (1)「プールへ行きたい」、最期まで貫いた希望
    (2)なぜか憎めない超わがままな元数学講師
    (3)「俳句は私の人生よ」認知症女性が最期まで詠んだ日常
    (4)8時間歩き続けた認知症男性が本当に行きたかったところ
    (5)「もう歩けない」から、5カ月後にはスタスタ自力歩行
    (6)なぜ団地での介護を選んだのか<? br><; br> 【4章】死の不安を和らげ、穏やかに看取るということ
    ●音楽療法・・・佐藤由美子さん
    (1) 歌で取り戻した父娘のつながり
    (2) 波瀾の人生、懐かしの歌で振り返る
    (3) 夫婦結び続けた賛美歌と信仰
    (4) 大好きな演歌で妻に「さよなら」
    (5) 運命受け入れ、夢に挑戦
    (6) 言葉で言えぬこと、音楽で表現
    ●抱きしめて看取る・・・柴田久美子さん
    (1)小学6年生での父の看取り体験
    (2)「わがまま」な男性が本当の看取り士にしてくれた
    (3)親子間のわだかまり解かした看取り
    (4)「もう一人の家族」という言葉に込められた思い
    (5)薬でごまかさず「生き切って死にな」
    (6)「ママは魔法使いになる」、5人の子を残す死を受け入れて
    ●病院の牧師として・・・藤井理恵さん
    (1)がんが肺に転移、片脚切断、極限状態の患者を支えた言葉
    (2)「沈んでいく、引き上げてくれぇ」、末期がん患者の叫び
    (3)富も地位もはぎ取られる、最期の空しさを埋めるもの
    (4)裏社会で生きた罪は赦されますか
    (5)「天国から子どもを見守る」と、死への恐怖を受け入れる
    (6)「死ねる薬欲しい」、絶望した患者が見つけた生きる価値
    (7)「祈りは人前での排泄」、恥ずかしがった女性は死を前に…
    (8)生きている、それだけで意味がある
    特別編2 看取りの作法・・・日下部明彦 さん
    (1)「急変の可能性」は禁句
    (2)死亡診断書は最大限丁寧に
    (3)死期の予測こそ医師の務め
    (4)最期の医師、「セリフ集」で推定

  • 朝日新聞土曜版「be」、「それぞれの最終楽章」待望の書籍化です。
    医師、看護師のほか、音楽療法士、看取り士、病院の牧師などの専門職の方々も登場し、看取りの事例を語ってもらっています。
    それぞれの事例は2ページほどの分量ですが、とても奥深い内容です。短い文章でも心に迫るものがありました。気になる事例をランダムに読んでも良いかと思います。

  • 超高齢化後にこれから死がありふれていく中で、看取りに関わる仕事の人たちの記録。
    基本的に「困難はあったがいい看取りエピソード」であるが現実はうまくはいく方が珍しいだろうし、労働環境もなかなか過酷というのも窺い知れて、やはり一筋縄ではいかないもんだなと

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著者プロフィール

1967年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。米・ジョージワシントン大学政治学部卒業。1991年、朝日新聞社入社。大分総局、東京本社学芸部などを経て、現在文化部be編集部記者。2007年より、早稲田大学理工学術院非常勤講師(「産業社会のメンタルヘルス担当」)。共著に『日本で老いて死ぬということ』(朝日新聞出版)、『看取りのプロに学ぶ 幸せな逝き方』(同)。

「2023年 『手洗いがやめられない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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