- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023322592
作品紹介・あらすじ
チャンス大城の一日は床から始まる。玄米に味噌汁にサバ缶に刻みネギを床にならべ、食べる。芸歴30年超の大半を「地下芸人」として過ごした男。小中と半端ないいじめに遭った男。彼はいかに生きているのか。その男の半生は、笑えて、笑えて、ちょっと切ない。そして、読むと、なぜか元気が出る。
感想・レビュー・書評
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笑いが止まらない!
本でこんなに笑ったのは初めて。
お笑い芸人チャンス大城さんのエッセイ。
初めてのエピソードもあったし、テレビで聞いたことあるエピソードも深掘りしててよかった。
芸人になる前の"尼崎編"と芸人になってからの"東京編"の2部構成。
尼崎の学生時代の友人ウメヤマとワダのキャラは最高におもしろかった。
笑いたい人にはすごくオススメのエッセイです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大城文章(ふみあき)って名前なだけあって文章が上手!
幼少時代からなかなかにハードな人生を送ってるけど、最後にはクスリと笑わせてくれるところがさすが芸人さんだなと思う。
フィクションじゃないの?って思うような強エピソードもあって楽しく読めた。
なんか自分も頑張ろって思えた。 -
アメトークの読書芸人第二弾でAマッソさん達が絶賛していたいわゆる芸人本。
面白かった、というよりも感動しました。
読み始めて中盤頃まではチャンスさんのエピソードトークが文章になったような物だなと感じていたのですが中盤以降ラストに向かって、チャンスさんの内面が語られ、彼の周囲の人々が語られて、自分に向き合う闘志が語られてていき最後は涙が出てきました。
彼を救ってくれた周囲の人の優しさが溢れ、そして何より人間生活のどん底を味わったチャンスさん自身の優しさ、人生に対する真面目さ、自分に対する厳しさと甘さが正直に語られている感動物でした。 -
すべてが濃ゆいエピソードで怖いけど面白い。自分の人生では絶対にあり得ないことばかりでこんな人生もあるんだな〜と思った。
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心臓が右にある、それだけでもびっくりだけど、この本を読み終わるとそんなことが些細な事に感じるくらい濃いエピソードが満載です。いじめられたり、埋められたり(!)、お酒で失敗したり、鬱になったり、不器用でも遠回りでも真っ直ぐに生きてれば少しは良いことあるかもと思えます。
どん底から這い上がったチャンス大城さんのように、生きてさえいればどんな道も開けるかもしれないと一筋の光が見えるエッセイです。だけど基本的にはくだらなくて面白い話ばかりなので、何も考えずに笑える本です(笑)テレビでハチャメチャしてても応援したくなりました! -
読んだ本しか買わない自分が、久々に新刊情報のみで買ったニ冊のうちの一冊。
買って読みたいと思った、著者への感謝の気持ちを伝えたいと思った本。
地下芸人からメジャーになったチャンス大城さんの半生を振り返ったお話。
濃い。濃すぎる、怪しい、危ない、愚かしい、でも温かくもある、出会った人々と、そのエピソード。
ちゃんと生きる。神さまは見ている。そこも見習いたいと思った。若林さんの本にもあったけれど、悩んでくれてありがとう。そんな気持ちにさせてくれる本だと思う。
それなのに、ただただおもしろくて、笑える。
人間っていいな。 -
これは本当に実話なのか?
自身が体験したことがないから、というだけでは説明がつかないような不思議体験の数々
結局、右でも左でも、遺伝と環境がものを言うんだろうな -
面白いエピソードトーク集な人生。
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全編読みやすく、一気読みしました。
爆笑とかないけど、面白く読みやすい文章で、芸人さんてみんなすごいな、と改めて思いました。
子どもの頃の生きづらさって何なんですかね?でも人生大人からスタート出来ないから、皆ピュアで残酷で…ああいうことあったよなと思い出してゾワっとしました。 -
チャンス大城さん。本当にお笑いが好きな人なんだな、というのは本書を読んで伝わってきた。芸人さんだけあって、エピソードがいちいち面白くて、吹き出してしまうのが怖くて、電車の中では読めなかった。