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本 ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784023323575
作品紹介・あらすじ
Xフォロワー約30万人の元幹部自衛官が教える、対人関係の秘密兵器。世の中を「戦場」に見立て、信頼できる人の見つけ方を解説。「テロリストの見分け方」「防空識別圏の設定方法」などを応用した、自衛隊×人間関係の超実践的なメンタル本。
感想・レビュー・書評
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省エネ、テキトーさも悪くないなと思いました。
言われてみれば、大事な場面ではないのにもかかわらず、真正面から挑むときダメージが大きいです。大事なときのために、うまく交わしていこうと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子供の頃から、「家庭(実家)」からも「学校」からも、呪をかけられた大人…少なくともアラフォー世代(平成元年生まれはもう薄らいでいるか?昭和64年くらいまで)には多かったんじゃないかな…。
常に比較され続けること…。
そうなると、自分の居場所を確保することが優先度高くなったり、常に真面目にしていなければならない…ような気がしていました。
「社会は茶番劇の連続で、テキトーな人で世の中は溢れている」
「例え、自分の生きている社会がつまらない茶番劇だったとしても自分の人生まで茶番劇にする必要はない。だから、周りに意識を合わせて、あえて意識低い系としてふるまってみてもいいのでは。自分自身を守るために。」
「有事の際には生き延びさえすればいいのですが、生きていて当たり前の平時では、生きるための明確な理由を見つけるのは難しい。」
「すべては自分の寿命を全うするために」
このあたりは勇気づけられた。
不真面目な人に腹が立って仕方がないのが少し気持ちが楽になった。自分のことも許せるようになりたい。 -
所々、ん?そうかなあ、と引っかかる内容はあったが、概ね参考になった。細切れにされていて読みやすく、猫の挿し絵もよかった。
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SNSの発信をよく見ていて本を読んだが、文章力のせいかかなり薄っぺらく感じた。
随所に自衛隊時代のエピソードや教訓が散りばめられているが、それ以外はネットでゴロゴロ見るような既視感のある言葉しか見当たらなかった -
「社会という戦場では意識低い系が生き残る」を読んで
この本を読んでまず感じたのは、「真面目に生きること」こそが美徳だとされてきた価値観への疑問でした。社会は一見まともに動いているようで、実は多くの場面がセオリーという“お約束”で成り立っており、その多くが茶番である――という指摘に思わずうなずいてしまいました。
著者は、社会を「戦場」と表現しています。そこでは、理不尽な攻撃や悪意が日常的に飛び交い、真面目すぎる人はかえって標的になりやすい。そんな環境で生き残るためには、「意識をあえて低く保つ」「適当に流す」「空気を壊す勇気を持つ」といった処世術が必要だというのです。正直、この考え方はとても現実的で、救いすら感じました。
特に印象に残ったのは、「攻撃してくる人は、実は相手に興味がない」「マウンティングする人ほど自分に満足していない」という視点です。他人の言葉に傷つくことが多かった自分にとって、その一言が大きなヒントになりました。そんな人たちに真剣に向き合う必要はなく、自分の心を守ることこそが優先だというメッセージには、深く頷かされました。
また、「なんくるないさ」や「マイペンライ」といった、他国の“ゆるさ”の精神も紹介されていて、意識低く生きることが決して怠惰ではなく、むしろ成熟した生き方の一つなのだと感じました。
本当に大事な時に真剣になるためには、日常の些細なことにいちいち全力を出していてはもたない――。そのバランス感覚が、今の社会には必要なのだと思います。これからは、自分の「領空」を意識し、無理せず、時には茶番に付き合うくらいの余裕を持ちながら、自分を守る術を育てていきたいと感じました。
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力を抜く場所をうまいこと見つけること、これがとても難しい。
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