風町通信―その町へ行くのに特別な切符や旅券はいらない。

  • 偕成社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784030141100

感想・レビュー・書評

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  • どこかへ行きたくなった時に読むといいかも。心がほっと落ち着く。

  • 中学の時好きだったこの本をやっと手にすることができました。感動はいつまでもいろあせません。挿絵も良いです。

  • 竹下文子さんの本を読んでみて好きだと感じたので、こちらも図書館で借りた。

    「その町へ行くのに特別な切符や旅券はいらない。」日常と地続きの、どこか少し違う風町のできごとのおはなし。
    「風町から」と「風町まで」に大きく二分された短編集で、全28編からなる。
    『月刊・絵本とおはなし』(偕成社)′81年1月号~′83年3月号初出、「雨が待ってる」のみ『月刊・MOE』(偕成社)′84年6月号初出。

    夜眠る前に大体2編ずつ読み(図書館の貸出期間が14日間だからちょうどいい)、読むのがもったいないようだった。
    なんだろう、そこに浮いている、でもふわふわしているわけじゃない、さらさらとも違う、過ごしやすい温度と湿度を保っている、そんな感じ。
    「風町へは誰でも行ける、ただ行きたいとだけ思いさえすれば。」
    こういう本に触れたとき、私はおだやかな、しあわせな気分になる。
    ありがたいこと。
    読み終わる頃には、絵に対する苦手意識も和らいできた。
    「閑猫堂」の創作秘話(?)も併せて読むと、また別の面が見えてきそう!

  • 旧「絵本とお話し」から月刊「MOE」へ移行してしばらくしてからの
    連載を1冊にまとめたもの、だったと思いますが。
    表紙の赤い自転車の写真がすごく好きで。
    今では絶版になってるのですね、残念です。

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著者プロフィール

1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学在学中に童話集『星とトランペット』でデビュー。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで路傍の石幼少年文学賞を、『ひらけ! なんきんまめ』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『なまえのないねこ』で講談社絵本賞など6つの賞を受賞。主な作品に「のりものえほん」シリーズ、『まじょのむすめワンナ・ビー』『トリケラトプスのなんでもないいちにち』『しゃっくりくーちゃん』『ねえだっこして』『にげろ! どろねこちゃん』『なんでもモッテルさん』などがある。静岡県在住。

「2022年 『三日月島のテール 行くぜっ! 海の宅配便(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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