- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784030141308
感想・レビュー・書評
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竹下文子 著「木苺通信」、1989.12発行。これは、エッセイでしょうか・・・。花や鳥、雲や星、・・・、季節を奏でる詩歌のようでもあります。竹下文子さんの感性豊かな世界が広がっています!
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先日再読した風町通信の余韻のままに、図書館で借りてきました。絶版になっていて、買うことは難しいようですね。
言葉選びや雰囲気こそ風町通信と似ていますが、世界観、空気感は随分違うと感じました。私の中では。こちらの方がより具体的と言いますか。続いている世界の中の一コマ一コマを覗いている感が強い。キャラクターとして登場人物が描かれている感が強いかな。
うまく説明できませんが。より児童書らしい。王道ファンタジーの雰囲気。池田あきこさんのわちふぃーるどシリーズのファンなのですが、そこと繋がるものを感じる。 -
本当に大切な一冊。 少し寂しかった時期に手に取り、一人住まいのアパートで、少しずつ噛みしめるように大切に読んだ本。 木苺谷に移り住んだ主人公が、狼のトプ等と過ごす日々を優しく綴った一冊。でも、どこかもの悲しい陰の部分がひっそりと混じっているようで、その気配にも不思議と癒されました。
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ブクログ談話室で知って読みたくなったので、図書館で借りた
木苺谷に暮らすものたちの、連作短編集(全24編・月刊「MOE」にて2年間連載)
幻想的ということばがとても似合うおはなしだ
「ランタン野菜の季節」にうっとり、「汽車に手をふって」・「星祭りの夜」の擬音語の終わりにとくん、「冬の魚たち」にひんやり、「ワルツの薔薇」にふんわり、「果実時計」にどきん
小川洋子さんや長野まゆみさんの作品が好きな人は、この本も気に入るかも知れない -
住みたくて住みたくて