星占師のいた街

著者 : 竹下文子
  • 偕成社 (1990年8月発売)
4.75
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  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784030141605

星占師のいた街の感想・レビュー・書評

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  • 図書館で目にして、タイトルにひかれた。
    以前読んだ『木苺通信』も良かったので、こちらも借りた。

    【短編集】
    12のオルゴール
     オルゴール、小鳥売り、花屋、麦畑、風、雨あがり、船、ほたる、白い笛、手紙、クリスマスツリー、電車にのって
    ノアの箱舟
    ポリーさんのおうむ

    竹下文子さんの本を読むのは二冊目だけれど、早くも好きかも!
    かなしいような、やさしいような、ふわふわした気持ちになる。
    書き出しがいいなぁと思ったものは、下記のとおり。
    ・うすむらさきの風がやさしい夕暮れどきでした。(花屋)
    ・ソーダ水みたいにきりりと晴れた秋の日(白い笛)
    ・空がいちまいの青いガラスのように、すきとおってみえる朝でした。(電車にのって)
    私は不気味だと思ってしまった月の色さえ、竹下さんは「うすいメロン色の月」と捉える。
    真似できない、すてきさ。
    「雨上がり」のドレスはアジサイから作ったもので、「わたし」がアジサイにならなかったのではないと思いたい。
    「ポリーさんのおうむ」の「ポリーさん、ごきげんよう!」は、亡き旦那さんの言葉だったのだろうか。
    挿し絵もかわいい。
    児童書に絵がついているのは、当たり前のようで贅沢なことなのだなぁと改めて感じた。
    また違う著作を読んでみよう。

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