星占師のいた街 改訂版

  • 偕成社 (1990年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (154ページ) / ISBN・EAN: 9784030141605

みんなの感想まとめ

不思議であたたかい物語が描かれたこの作品は、読者に優しい感動を与えます。子ども時代に出会ったこの本は、今でも特別な存在として心に残り、宝物のように大切にされています。作品の中では、名も知らぬ土地からの...

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな大好きな本。
    不思議であたたかくて、優しい物語。
    こどものころに図書館で出会って、初めて探して購入した本。今でも本棚にある宝物のような本。

  • 名も知らぬ土地から吹いてきた虹色の風が行間に吹き渡っていた。オルゴールが一回りするように十二の季節をめぐり歩いた後、わたしは見覚えのある場所に立っていたはずだったけれど、どこか違っていた。風がわたしを越えたのではなく、わたしが風を越えてしまったのかもしれない。
    朝の後には夜が訪れ、冬が去れば春が来る。いつでも少しずつ光と闇の配分が移り変わっている。この世界では変化し続けること、蓄積しないこと、築かないことが摂理だ。同じことを繰り返すけれど、全く同じではない日々のなかで、私たちは懐かしくも新しい人々に出会う。

  • 図書館で目にして、タイトルにひかれた。
    以前読んだ『木苺通信』も良かったので、こちらも借りた。

    【短編集】
    12のオルゴール
     オルゴール、小鳥売り、花屋、麦畑、風、雨あがり、船、ほたる、白い笛、手紙、クリスマスツリー、電車にのって
    ノアの箱舟
    ポリーさんのおうむ

    竹下文子さんの本を読むのは二冊目だけれど、早くも好きかも!
    かなしいような、やさしいような、ふわふわした気持ちになる。
    書き出しがいいなぁと思ったものは、下記のとおり。
    ・うすむらさきの風がやさしい夕暮れどきでした。(花屋)
    ・ソーダ水みたいにきりりと晴れた秋の日(白い笛)
    ・空がいちまいの青いガラスのように、すきとおってみえる朝でした。(電車にのって)
    私は不気味だと思ってしまった月の色さえ、竹下さんは「うすいメロン色の月」と捉える。
    真似できない、すてきさ。
    「雨上がり」のドレスはアジサイから作ったもので、「わたし」がアジサイにならなかったのではないと思いたい。
    「ポリーさんのおうむ」の「ポリーさん、ごきげんよう!」は、亡き旦那さんの言葉だったのだろうか。
    挿し絵もかわいい。
    児童書に絵がついているのは、当たり前のようで贅沢なことなのだなぁと改めて感じた。
    また違う著作を読んでみよう。

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著者プロフィール

1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学在学中に童話集『星とトランペット』でデビュー。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで路傍の石幼少年文学賞を、『ひらけ! なんきんまめ』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『なまえのないねこ』で講談社絵本賞など6つの賞を受賞。主な作品に「のりものえほん」シリーズ、『まじょのむすめワンナ・ビー』『トリケラトプスのなんでもないいちにち』『しゃっくりくーちゃん』『ねえだっこして』『にげろ! どろねこちゃん』『なんでもモッテルさん』などがある。静岡県在住。

「2022年 『三日月島のテール 行くぜっ! 海の宅配便(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹下文子の作品

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