- Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
- / ISBN・EAN: 9784030166400
作品紹介・あらすじ
長倉洋海がとらえた子どもたちの瞳の輝きと、谷川俊太郎が自らの内なる子どもを見つめてつづった詩。写真と詩が響きあうみずみずしい一冊。
感想・レビュー・書評
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朝日新聞(2013.12.22)本特集「おすすめ」に紹介されてた。
谷川俊太郎さんの詩が1編、載っていて、じ〜ん。
この詩が寄せられた長倉洋海さんの写真って、どんなのだろう?
すぐにでも手に取りたくなって、その後、本屋さんでゲット。
詩も、写真も、ゆっくり、じんわり。
何度も繰り返し、手に取って、開きたいと思う本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どんなよろこびのふかいうみにも
ひとつぶのなみだが
とけていないということはない -『黄金の魚』より
一人ひとりが小さなかがやきをもって生きていけたらどんなにか幸せなことだろう -
フォトジャーナリストの長倉さんの写真と谷川さんの詩が折り重なり、心に訴えかけてくる。
子どもの笑顔や表情、見つめる先には何があるのか。
世界中に、今この瞬間にも、今を生きる子どもたちがいる。
写真の力と言葉の力に、命を燃やして今を懸命に生きることの大切さを改めて教わる。
目の前の子どもたちのために、地球の平和のために、希望を捨てず、くさらず、今できることを全力でやるしかない。
かなしみはあたらしい
黄金の魚
ひとりひとり
が特に印象に残った。
ステキな詩集に出会えた。 -
長倉洋海さんの写真に、谷川俊太郎の詩。
タイトルから分かるように、子どもの写真で構成されていて、谷川俊太郎さんが、子どもの目線からの言葉を紡いでいる。
様々な環境の中で、様々にそれぞれの想いを抱えて子ども達は生きている。私たちも生きている。同じ地球に生きている、そのことが深く心に染みいります。 -
長倉さんの撮影された子どもたち(エルサルバドル、アフガニスタン、コソボ、中国 etc.) の写真に、谷川さんの子どもたちをうたった、子どもたちに向けた 詩が添えらえた可愛らしい一冊。
子どもたちの笑顔と真摯な瞳にみいられる
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どんなおとなになってもいいけれど
子どもを殺すおとなにだけは
ぜったいになるな
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子どもを殺す大人にはなりたくない
あの惨事を経験してもなお原発を維持推進していくことは子どもたちを殺すことになる
ぜったいにやめさせないと -
参った。