シャーロット・ドイルの告白

  • 偕成社
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本棚登録 : 31
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784030180604

感想・レビュー・書評

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  • 私が小学生くらいだった時に読んで、一番印象に残っている小説。お嬢様だったシャーロットが、偶然乗ってしまった海賊船の中で、環境や価値観の違いと葛藤しながら、成長していく物語。特に、ラストで自分の屋敷に帰ってきたシャーロットが、「このままお嬢様を続ける」か「一人の船員として海の上で生きていく」か、自分の人生を選択した時の考え方は、私がこれまで人生を選ぶ際にいつも思い出していた。10代の前半の子にオススメしたい作品。

  •  1832年、13歳の少女シャーロットは、リバプールからアメリカに戻るため、船に乗る。両親は先にアメリカに戻り、学校の関係でシャーロットだけ遅れて帰ることになっていた。しかも、いっしょに乗船する予定だった家族も急に都合が悪くなり、シャーロットだけが船に乗ることに・・・。船の船員たちは、船長への復讐を計画していた。その計画にシャーロットも巻き込まれていく・・・。

  • 382p   原著発行年1990年
    1830年ごろのお話。イギリスからアメリカへ帰国する舟の中で反乱がおきることしってしまうシャーロット。父の言いつけや当時の社会のルールに従っていては生きていられないという状況に追い込まれることで変わっていく(変化させられた)彼女。しかしその勇気に脱帽する。
    実はもっとファンタジックな話だとなぜか思っていたのでちょっとびっくりした。クリスピンの作者だものね。ファナタジーにはならないね。

  • 19世紀、アメリカへ帰る船上で、船長への復讐計画に巻き込まれた少女は、優雅な令嬢の生活から、たちまちスリルと冒険に満ちた世界へと投げ込まれた。アメリカで14もの賞を独占、世界各国で翻訳出版された大海洋ロマン。

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著者プロフィール

1937年生まれ、アメリカの作家。脚本業ののち、息子の誕生を機に児童・青少年向けの小説を書きはじめる。70冊以上にのぼる著書は、アドベンチャー、ミステリー、ファンタジー、ゴースト・ストーリー、童話など幅広い分野にわたり、多くの国々で出版されている。主な邦訳作品に、1996年ボストングローブ・ホーンブック賞を受賞した『ポピー―ミミズクの森をぬけて』(あかね書房)、2003年ニューベリー賞を受賞した『クリスピン』(求龍堂)、『シャーロット・ドイルの告白』(あすなろ書房)などがある。

「2019年 『ぼくがいちばん ききたいことは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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