まっくろネリノ (世界の絵本)

制作 : やがわ すみこ 
  • 偕成社 (1973年7月発売)
3.80
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  • 本棚登録 :799
  • レビュー :107
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032021400

まっくろネリノ (世界の絵本)の感想・レビュー・書評

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  • 1973年発表の
    ベストセラー絵本。

    コレ最初に読んだの
    いつやったかなぁ〜(^_^;)


    自分も学生時代から
    白い羊の群れに馴染めない
    黒い羊だと思って
    ずっと生きてきたし、

    自分自身のアイデンティティに
    疑問を感じてた時期もあって、

    自分だけが黒い体だということに
    コンプレックスを持つネリノに
    本当に共感してしまいました。



    物語は、
    黒い体のせいで
    誰にも相手にされなく
    ずっと自分に自信が持てなかった、
    真っ黒クロスケに似た
    不思議な鳥のネリノが、

    真っ黒な体の
    ネリノでしかできないやり方で
    兄弟たちのピンチを救い
    自分は自分でいいんだと
    本当に大事なことに気付くという
    ストーリーです。


    子供向けの絵本には珍しい黒を基調にした
    表紙のインパクトと、

    鮮やかで優しい
    パステル調の絵の中に
    孤独なネリノの
    心模様を表したかのような
    絶妙な黒の使い方が
    見事ですね☆




    他人との違いに気付き
    それを認めるということは、
    実はそう容易くはいかない。


    人と同じだということが
    安心感を生み信頼に繋がる、
    小さな子供の世界では
    なおさらだと思います。



    だからこそ、この物語は
    孤独は決して
    悪いことではないということや、


    自分は自分でしかないという事実は
    悲しいけれど、
    かけがえのないことでもあるということ、


    他の誰でもないという事実こそが
    綺麗だということ、


    あなたは
    あなただから
    綺麗なんだよということを
    無意識のうちに教えてくれる。



    悲劇を俯瞰して
    笑い飛ばす勇気をくれる
    絵本なので、

    アイデンティティに悩む
    すべての人たちに
    オススメします(^_^)v



    ただパラパラと見て楽しむだけでも綺麗で
    心落ち着きますよ☆

  • ミムラさんの絵本紹介の中で、異質な存在であった本。

    オーストリアのデザイナー、ヘルガ=ガルラーの描いた絵本。
    まっくろな背景に体の色が真っ黒の鳥の目玉だけがギョロリ
    と輝く不思議な感じの絵です。

    美しい兄弟の中で、ひとり違った存在は、みにくいあひるの子
    かなとも想像しましたが、真っ黒はそのまま。 まさに暗闇に
    紛れて捕まった兄弟を助けに行きます。

    シンプルな絵ですがパステルのタッチ、色彩のコントラストに
    引き付けられます。子供たちは目玉だけのネリノを絵の中に見
    つけて、「ネリノはここ!」「がんばれネリノ、見つからないぞ」
    と応援するのでしょうか。

    そして、最後にネリノを真ん中に兄弟が仲良くそろってほっとす
    るのですね。

  • 図書館で幼稚園児くらいの男の子が手にしているのを見て、私もよみたくなってしまい図書館で借りた

    「まっくろネリノは、きょうだいにも仲間はずれにされて、いつもひとりぼっち。けれども、ある日、兄さんたちがゆくえ不明になって・・・・。しんみりと味わいふかく、ソフトなパステル画が魅力的。」(裏表紙より)

    シンプルですてきな絵本だ
    両親と四人の兄さんはきれいな色なのに、自分だけまっくろなネリノは、それがうまれつきなのかな?と考える
    切ないけれど、子どもは意図せず残酷なことがある
    人は見た目じゃありません、ということを、小学校の道徳で習ったことがあるような気がする
    自分が助けられたからって、相手に対する評価が変わるなんて現金じゃない?とも思ったけれど、それは子どもだけでなく大人にもあてはまってしまうことなのだ
    だから、このくらいわかりやすい例があってもいいと思う
    最後の「作者の紹介」が少しおもしろかった

  • 子どもの頃、好きだった絵本。
    最近、インテリア用に1冊ほしいな~と。黒地に鮮やかな色が目を引く。

    クレヨンの「スクラッチ」を思い出しました。
    幼稚園・保育園児が花火を書いたりする技法。
    誰もが美しく書けるので、子ども達の自信を育てるのに良い気がします。
    ちょっと保存が難しいんだが。

    まあ大人になった私の目から見ると、子どもの絵ってみんな前衛的で「この子たち天才やな!」と思う( ̄▽ ̄*)感動しますよ本当に。

  • 中古購入
    全年齢対象

    黒地にカラフルな色が見慣れないせいで
    初めて見た時は読まないと言われた
    2度目の出会いで私が欲しくて買ったけど
    文章が短くてわかりやすいので
    子どももすんなりとお話に入れた
    昔の味のある絵も好きだけど
    デザインが凝っていて飾りたくなる絵で
    文章が簡潔な絵本が好き
    子どもも大人も印象に残るし
    成長して改めて読んだ時に
    新たな気づきがあったりするのがいい
    自分が文才の無さ故に簡潔に書けないところからの憧れもあるかな

    子どもの成長のひとつなんだろうけど
    他と違うものを見つけると
    それを分ける→仲間外れにする
    でもそれが悪いことだとまではわかってない
    大人でも自然とそうしてしまう人もいるくらいだし
    動物も含めて生き物の本能なのかな
    でも人間は言葉をもってしまったから
    仕方ないじゃおさめられない
    幼稚園に入ってそういう場面が増えて
    自分はこういうことしてないかな?
    と問いかけ答えをもらうチャンスをもらった
    日頃からその場で注意しても
    聞き入れることができなかったり
    わかってるから!
    なんて話を終わらせられてしまうので
    私も含めて有意義な時間であった
    人間って良い事と悪い事は
    幼稚園くらいから分かっている
    聞けばほぼ正解なのだ
    なのに
    分かっているはずなのに
    分かってても自然とやってしまう
    悪い事の方が楽だから?
    こんな自分は嫌だと思いながら
    止められなかったりする
    人間て言葉に頼る部分がやっぱり大きくて
    でも百聞は一見にしかずで
    どんなに言葉で教えられても
    弱者の気持ちは体験しないと
    本当の意味で理解できない
    仲間外れくらいは誰でも体験するだろう
    辛い思いはさせたくないのが本音だけど
    若いうちに弱者になるのは大切だよね
    傷が大きくならない時期に
    弱者の気持ちをわかってほしい
    もちろん弱者になった時は
    全力で支えていくよ

  • 図書館借本。
    3歳半娘2歳2ヶ月息子に読み聞かせ。
    絵、内容、長さすべて◎
    コンプレックスは発想を変えれば特技になる!
    『みんなちがってみんないい 金子みすゞ』だね。内容のわりに文章がさらりと言葉が少ない所も良いのか1回読むと2、3度リクエストされます。

  • 色使いがステキです。この表紙を見えるように飾っておきたい

  • オーストリアの絵本。パステル調の絵が可愛らしい。ストーリー描写はとてもシンプルに抑えられていて、それが絵の雰囲気とよく合っている。

  • ◆きっかけ
    『ミムラの絵本日和』2017/6/30
    ◆感想
    図書館。2歳の娘へ読み聞かせ。絵の色づかいが綺麗。物語は単純に感じた。2回目以降ははしょりながら読み聞かせ。「ネリー!」と指差して気に入った様子。2018/1/8

  • 絵がとても可愛い!

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