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本 ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784032044904
感想・レビュー・書評
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砂漠の彼方、地平線から続く道に、ぽつんとバス停。大荷物を持ってバスを待つ男の子は、生まれながらの旅人なのでしょう。バスに乗ろうというのは、選択肢のひとつに過ぎないのですね。待っていたバスの迫力が笑えます。時刻表きっちりに動く交通機関を当然と思う心をほどきましょうよ。
全然違う話ですが、以前読んだ、角田光代さんの旅エッセイに、タイのバス停でなかなか来ないバスをずっと待っていた、というお話を思い出しました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
荒井良二まつり。
本作もどちらかというと初期の作品。
本作について『絵本の冒険』鼎談で五味太郎さんが「天才」と言っていた。
確かにこれは面白い。荒井良二さんの絵本の中で、面白い系のジャンル。
タイトルは「バスにのって」だけれども、別に初志貫徹する必要はないよね、というゆるっと柔軟な姿勢が面白く、良い意味で気が抜けた。 -
全然バスが来なくて面白い。一夜をバス停で明かすとか現実だったら絶対耐えられない。けれど結末は前向きで、読後感は気持ちいい。何事も近道なんてないし、コツコツやっていこ〜という気持ちになれる。
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「ムリですか」 「ムリだね」
バスは 砂けむりを あげて いってしまいました
(バスにのってより)
えぇーーっ、いっちゃうの?と思ったりもしましたが、
バスに乗れなかったなら、歩いて行けばいいんだよ。
きっといろんなものに出会えるよ。空や風、たくさんの生き物たち。 -
君はそれでいいのか?
いや、前向きだ -
72歳の #柚木沙弥郎 氏が初めて絵本作家デビューをした時に興味を持っていた絵本です。
いつか「ジャリおじさん」みたいな絵本を作ってみたい〜と。この絵本は以前何かのエッセイでも、どなたかの絵本作家さんが刺激を受けた〜と書かれていました。
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#バスにのって
#荒井良二
#偕成社
「バスにのって」というタイトルに反して……バスに乗らないという結末!笑ってしまいましたよ〜。うんうん、何事も上手くいく訳ではないよね〜、これもありだね!と思わせるゆる〜いお話し。
トントンパットン
トンパットン
これは初めて聴くラジオからの音楽!
広い砂漠の真ん中にあるバス停で、ラジオを聞きながらバスを待っている旅人。大きな荷物を持っていったい何処に行くの?いえ、何処に行きたいの?待てども待てどもバスはきません、通り過ぎる色々な人がよ〜く見ると面白い、バスがゴォーとやってくるところも迫力満点、この遠近感ーさすが荒井良二さんです!バスとは関係ないトントンパットン……が耳から離れませんよ〜。
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#ジャリおじさん
#おおたけしんろう
#福音館書店
現代美術の旗手、#大竹伸朗 氏の不思議な絵本!落書きのようなシュールな絵……鼻の頭にヒゲのあるおじさんがピンクのノソノソ(ワニ)と黄色い長い道を歩いて行く、海から海へと旅するお話しです。
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こらも余白に描かれている絵が面白い。
途中で出会う人の中にまさかの自分(ジャリおじさん)がいます。そして海へ帰る〜これも行き着く所はありのままの自分で良いんだよ〜と言われているようです。
リズミカルなテンポの良いお話しが心地良いですよ!
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柚木さんが想像することを絵本の絵に込めたい〜と仰っている意味がわかるような2冊でした。
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#絵本K -
街に待ってきた、バスの勢いが凄まじい。
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題名から想像してた内容と大分違ってビックリしたけど、バス好きの4歳間際の息子お気に入り。
トントンパットントンパットン。 -
図書館本。バスが全然こなくて、絵本なのに思い通りにならないところ。しかもやっと来たのに、乗れないとか。でも乗れないなら歩いていけばいんだって前向きな結末が、むしろ生きていました。トンパットン。
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ま ①20231023、②20231101、③20231102
著者プロフィール
荒井良二の作品





