にんじんばたけの パピプペポ (かこさとし おはなしのほん( 8))

著者 :
  • 偕成社
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  • / ISBN・EAN: 9784032060805

感想・レビュー・書評

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  • とっても有名な名作ですが、改めて読み返してみると凄く啓蒙思想に溢れている作品です
    不思議なチカラをもつ、とっても美味しくて素敵な野菜であるニンジンを食べて、みんなハッピーだ! という話のように子どもの頃は思っていたのですが、実はニンジンは魔法のような万能の野菜では決してないんです
    子だくさんの豚の一家は頑張って、ニンジンをたくさん生産できるように、まずは土地を開墾し、井戸をほり、たくさんのニンジンを作れたらそれを困窮している方には無料で配り、井戸を掘る時に出た泥や粘土を使ってレンガをたくさん焼き、学校、図書館、劇場を建設して最後に余ったレンガで、自分たちのおんぼろだったおうちを立て直すのです
    野生の公共事業と福利厚生の力をめちゃくちゃ発揮する、にんじんばたけの豚さん一家なんです、すごい
    あと、詠み聞かせをする時に、この豚さん一家のたくさんいる子どもさんの名前を、噛まないで言えるとめっちゃ達成感あります

  • やさしい世界です。商売の仕方が好きです。

  • にんじんを食べて、色がついていくところが暖かくて可愛らしい。甘くて美味しいんだろうなあ。息子が僕もにんじん食べてみようかな…とつぶやいたのが嬉しい。

  • 夜寝るまえの よみきかせで、こぶたの名前の「パタ、ピタ~ボボタ」までを一気に読むので、母親がはぁはぁ言ってよんでたなぁ。と。

  • この、本を読んだら、ぼくも、ニンジンを食べたくなった。

  • 先日『パピプペポーおんがくかい』を読んだばかりで、この作品に繋がるとはおもいもよりませんでした。
    かこさんの世界観好きだな〜。

    おとうさんとおかあさんの優しさや、子どもたちの気づき、悪いことをしたウサギ、モグラ、ねずみの改心

    すべてためになる絵本でしたね!!

  • 文章のリズムがよくにんじんが好きになりそうな絵本。絵も可愛い。子供が気に入っていた

  • 何十年も大好きな本。つい最近購入。ほっぺに赤みがさしたブタちゃんたちがかわいい。

  • 名前が面白い。たくさんいる。名前が似てる。

  • 兄弟がたくさん
    名前がおもしろい
    リズムが好き

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著者プロフィール

加古里子 1926年、福井県生まれ。東京大学工学部卒業後、民間会社の研究所に勤務しながら、セツルメント福祉運動、生活文化活動に従事。退職後、東京大学、東京都立大学、横浜国立大学等で児童文化教育論、児童行動論を講義。この間、絵本・紙芝居・物語等の創作と著述を行い、伝承遊びの調査研究を行った。絵本には、『かわ』『ゆきのひ』『とこちゃんは どこ』『マトリョーシカちゃん』『あなたのいえ わたしのいえ』『ことばの べんきょう(全4巻)』『海』『地球』『宇宙』『人間』、著書に『加古里子 絵本への道』(以上、福音館書店)『伝承遊び考(全4巻)』(小峰書店)等がある。工学博士、技術士(化学)。2018年没。

「2018年 『だんめんず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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