つかまえた

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 213
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032220209

作品紹介・あらすじ

『ちからたろう』『しばてん』『ふきまんぶく』『とべバッタ』など、大胆な筆づかいで、ほとばしる生命の躍動を描いてきた絵本作家・田島征三が、忘れられない少年の日の原体験をテーマに取り組んだ入魂の一冊。
夏のある日、川の浅瀬に大きな魚がいるのをみつけたぼくは、そっと近づこうとしたが、足をすべらせて川に落ちてしまう。水の中で懸命にのばした指が魚にふれると、ぼくは無我夢中でそれをつかまえた──。

感想・レビュー・書評

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  • 絵本作家・田島征三さんのタッチ。水のきよらかさや魚の命、自然の美しさ、原風景を描いた絵本です。筆のタッチが魅力いっぱいですね。田島さんの作品は子どものころはパワーが大きくて、読むのがこわい、しんどいなと思ったことがありました。大人になった今だからこの筆のタッチを受け止められたのか、それとも迫力ある筆のタッチを純粋に感じる子ども心がなくなったのか。う~ん微妙だなあと思いながら手にしました。こういった体験を、自然とできる子どもたちの環境を大切にしたいなと思います。

  • 絵本『つかまえた』が「産経児童出版文化賞/美術賞」を受賞 |鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館
    http://ehontokinomi-museum.jp/news/20210507_02/

    広松由希子のこの一冊 ―絵本・2020年代― 連載第1回『つかまえた』田島征三|絵本のある暮らし|月刊MOE 毎月3日発売
    https://www.moe-web.jp/webb/?web=kono1&id=1

    つかまえた | 偕成社 | 児童書出版社
    https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784032220209

  • 田島征三さんらしい迫力のある絵。

    内容は想像できたけれど、展開は想像以上。

    個人的には最後から2ページめがしみじみよかった。

    娘が小さいとき、毎晩の読み聞かせに「とべバッタ」をせがまれ、最後のセリフを娘自身が淡々と読んでいたことが忘れられませんが、この本も、そういう幼い子にきっと強い印象を残すんだろうな、と思いました。

  • 田島さんご本人による朗読もお聞き逃しなく!(たかこさん)

  • 夏色いっぱいの1冊!
    『さかなの命がぐりぐりあばれる」
    の、表現がいい♪

  • ダイナミックな絵本。
    生命の躍動感。
    ザ・日本の絵本って感じ。

  • 5歳9ヶ月
    絵がダイナミックでよい
    魚は陸では息ができないことを学んだ

  • ぼくもこんな絵描いてみたいなぁ

  • 2021絵本50

  • 「夏のある日、川の浅瀬に大きな魚がいるのをみつけたぼくは、そっと近づこうとしたが、足をすべらせて川に落ちてしまう。水の中で懸命にのばした指が魚にふれると、ぼくは無我夢中でそれをつかまえた──。」

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著者プロフィール

1940年、大阪府生まれ。幼少年期を高知県で過ごす。多摩美術大学卒業。『ちからたろう』(ポプラ社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展〈金のリンゴ賞〉を受賞し、以降『ふきまんぶく』(福音館書店)、『とべバッタ』『オオカミのおうさま』(共に偕成社)などで多数の絵本賞を受賞。2009年、新潟県十日町の廃校を丸ごと空間絵本にした「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」開設。2019年、ハンセン病回復者の国立療養施設がある瀬戸内海の大島で「Nさんの人生絵巻」を制作。

「2023年 『たべるぞ!たべるぞ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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