あしたもともだち (「おれたち、ともだち!」絵本)

著者 :
  • 偕成社
3.94
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本棚登録 : 967
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032320305

作品紹介・あらすじ

キツネとオオカミはともだちどうし。だけど、オオカミがちかごろへんなのです。なんだか、キツネをさけてるみたい。「どうしたの?オオカミさん。ぼくたち、ずっとともだちだよね!?」。

感想・レビュー・書評

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  •  怪我をして動けないクマをこっそり看病するオオカミ。そんな優しさがみんなにバレたらオオカミの名折れ……! しかし、事情を知らないキツネは、オオカミに新しくともだちが出来たと誤解して……?!

     図書館本。
    「おれたち、ともだち!」第3弾。
     このシリーズを知った最初の話。NHKの人形劇で見て、ずいぶんとアバンギャルドなキャラクターデザインだなと目を惹かれたのを覚えている。ストーリーも、子ども向けにしてはずいぶん複雑な……という感想だった。

     それは今でも変わらず、オオカミのハードボイルドを貫こうとして出来ない人の好さや優しさ、キツネの束縛彼女じみた嫉妬心は、「5、6歳じゃわからんだろ、これ……!」と思ってしまう。(ってか、わからんで良いよ、まだ……)

     でもやっぱり、何度も読み返しちゃうんだよなあ。

  • 「やさしいやつ」なんて言われたくないオオカミと、
    「ほかにいいともだちができたの?」ってきいちゃうキツネ。
    たおれているクマを看病するオオカミと、
    オオカミがやさしいことをちゃあんとしっているキツネ。

    とてもかわいいお話。

    5/1
    4/27に読んだとき、結末部分だけ見ていた男の子が
    今日読んでほしくて自分から持ってきた。
    普段、そういうことをしなさそうな子だったので、
    その子には何か感じるものがあったのかなぁ?なんて思いながら
    リクエストに応えて再読。

  • 3歳10ヶ月男児。
    友達シリーズ3作目。
    悪ぶっているオオカミは、怪我をしたクマを助けるところを見られたくなくて、キツネに隠れてこっそりクマを看病してあげる、というお話。
    大人としては、悪ぶっているオオカミに心温まるが、子供には、まだピンときていなかったかも。
    もう少し大きくなってから、また読んでみよう。

  • 本当は優しいオオカミ。

    いつもと様子がことに不安を抱いたキツネ。

    オオカミの行動の理由に気づいたキツネは知らないふりをします。

    優しさは見えないけど、そこにあるんだと思います。

    さて、10代の頃から明日を続けて現在も友達でいる親友に手紙でも書こうかな。

  • ともだちシリーズ3冊目に読んだ本。
    「ともだちや」「ひきとりや」と比べると、親友関係をこじらせたくないばっかりに格好をつけて立ち回るオオカミの姿に今までと違う深みを感じました。

  • ほんとはみんなに優しいオオカミ。
    その優しさから、キツネと遊ぶ時間が減ってしまう。本当は地球の果てまでも一緒に散歩したいのに、本当はもっと一緒に居たいのに。
    「ぼくより良いともだちを見つけたのかな…?」と不安になるキツネ。

    でも、みんなに優しいオオカミの姿を見て、なんだか誇らしげな気持ちになるらへんが、キツネの良いところ。
    オオカミのツンデレ具合を思う存分楽しめます。笑

  • 前作の「ともだちや」でともだちになったオオカミと毎日楽しく遊ぶキツネ。だけどもちょっとオオカミの様子がおかしいぞ。何か隠してるのかな?ともだちに隠しごと?心配になるキツネはオオカミの後を付いて行く。するとまあまあオオカミさん、そういう事だったのね。あー安心した。オオカミのことをちょっと見なおした。さて、オオカミの秘密って何だったのかな?

  • 「キツネとオオカミはともだちどうし。だけど、オオカミがちかごろへんなのです。なんだか、キツネをさけてるみたい。「どうしたの?オオカミさん。ぼくたち、ずっとともだちだよね!?」。」

    オオカミは「やさしいやつ」なんて周りに言われたくないから、こっそりクマの看病をしていた。
    オオカミの性格と、状況を理解したキツネは、もっとオオカミが好きになる。そんなほっこりエンディング。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00304787

    このごろオオカミに避けられているようで、キツネは心配です。キツネとオオカミの友情をユーモアたっぷりに描く、シリーズ3作目。(出版社HPより)

  • 「あしたも あそぼうね! あしたも ともだちだよー!」

    キツネくんの言葉はどれほど暖かいものだろう

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著者プロフィール

《ありえる》
父は桃太郎。母はかぐや姫。妻は白雪姫。
エッセイ『絵本のことば 詩のことば』
詩集『ことばの遊園地』『たちつてと』
《ありえない》
1941年、福岡県大牟田市生まれ。
絵本『ともだちや』。

「2024年 『ありえない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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