ともだちひきとりや (「おれたち、ともだち!」絵本)

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032320800

感想・レビュー・書評

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  •  イタチとイノシシはともだち……のはずが、いつもケンカ別れ。2人の仲を取り持とうとキツネとオオカミは一計を案じ、“ともだちひきとりや”を始める。干し魚と交換でイタチを引き取ってもらったイノシシは……?


     図書館本。
     表紙で笑ってしまう、シリーズ第5作。
     キツネの作戦は面白いのだけど、なにも必ず2人ペアじゃなくても、と思ってしまう。このシリーズ、意外とみんなで遊ぶことがない。(シリーズ後半はそうでもないけど)

     イタチとイノシシのケンカ別れを見たオオカミのセリフ、『イノシシが もうちょっとな』。
     これ大人の言い方でしょ。小さい子にわかるのか? 下手すると大人でもわからない可能性が。
     冗長なセリフだと流れがぶち壊しになっちゃうのはわかるんだけど、もうちょっと、子供でもわかるようにならんものかね?

     ストレートに面白いのはこの辺りまで、かな。6作目以降は人間(?)関係や性格がめんどくさくなったりで、私は素直には楽しめなかった。

  • 「ひきとりやの ふりをして、なかなおりの とりもちやとは。」

    こんな素敵な言葉があるだろうか

  • なかよしのキツネとオオカミが、「あしたもともだち」で舌打ちしてたイタチと、そのなかよし?のイノシシの仲を取り持つお話。
    ジャイアンっぽいイノシシさんと、子分ではなく友達でいたいイタチ(けっこう強い)。
    ああ、自分の仲良しとこんな風なときに隣でイチャコラされたら舌打ちしたくもなるよな。

    いらないならもらっちゃうぞというやりくちはちょっと「いやいやえん」っぽい。
    オオカミさんまでチンドン屋っぽく扮装してるのはキツネの影響だろうか。
    いや、変装なんだけど。
    わらじに風呂敷、足を投げ出してどでーんと座るイノシシさんのおっさんくささも可愛い。
    ちょこんと座った姿もかわいい。

    今回はオオカミ・キツネペアがんばってるなあ。
    なかよしふたり組を描くシリーズだけど、他の子のためにもがんばれるのがこのシリーズの素敵なところだ。

  • 「えー、みなさん!"ともだちひきとりや"をしっていますか?いらないともだち、ひきとります。おいもか、ほしざかなと、こうかんです。ともだちと、けんかばっかりしているひとに、おすすめです!"ともだちひきとりや"ことキツネとオオカミより。ひきとられたともだちは、どうなるのかって?それはひみつです…!3歳から。」

    お。このシリーズ道徳的で苦手やってんけど、この話はいい話、うまいな。ケンカするイノシシとイタチ、2人を仲直りさせる作戦。なるほどねぇ!「ひきとりや」がひきとった人を大事そうに神輿に担いで去っていくのがおもしろい^^

  • 小1の子供が好きなシリーズ。ともだちについて考えさせてくれる本だと思います。文章量もそこそこあるので、小1が自分で読むにも良いと思います。

  • H29.6.15 おはなし会 3年2組

  • 今回はこの2匹以外が主役…なんだけど、キツネとオオカミさんが仲良しすぎてそこにばかり注目してしまう。笑
    この2匹、本当に名コンビだなぁ。

  • 友達の大切さを再確認。

  • みにぴ ミク氏 2010.12.11

  • 「いらないともだち、引き取ります。」

    絵本なのに、衝撃的なタイトルなので思わず手にとってしまいました…。

    自分の思い通りにならないからと手放したともだち。
    現実なら、どうなるのかな…?
     

著者プロフィール

《ありえる》
父は桃太郎。母はかぐや姫。妻は白雪姫。
エッセイ『絵本のことば 詩のことば』
詩集『ことばの遊園地』『たちつてと』
《ありえない》
1941年、福岡県大牟田市生まれ。
絵本『ともだちや』。

「2024年 『ありえない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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