ありがとうともだち (おれたち、ともだち!)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 961
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032321203

作品紹介・あらすじ

おれのともだち、キツネが、はじめてのおとまりにやってきた。うれしくってたのしくて、いいとこみせようってはりきって、ついいっちゃったんだ。でっかいウソを。だって「オオカミさん、すごいね」ってキツネがおれをみると、むくむくちからがわいてきて、なんでもできるきがするから。キツネ、みてろよー。ウソだってホントにしちゃえばいいよな。がっかりさせたくないからな…。3歳から。

感想・レビュー・書評

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  • キツネはオオカミさんのおうちで初めてのお泊まり。
    「あしたは海へ連れてってやるからな」

    オオカミさんとキツネは海釣りへ行きました。
    オオカミさんは「クマの10倍はあった」というデッカいカジキを釣って見せてやると大ボラを吹きましたが…。
    魚が釣れるのはキツネばかり。オオカミさんは一匹もつれません。
    釣れたの子ダコの大海賊だけ。
    キツネがゲラゲラ笑うと、オオカミさんはキッとした目で
    「おかしくない!お前が周りでバタバタしてたからカジキが釣れなかったんだ!お前のせいだ!」
    と言った後で、
    しょんぼりとして、小さな声で
    「ごめんな、キツネ。カジキが釣れなくて」

    ところがキツネは「なに言ってるのオオカミさん。
    もっともっと、でっかいおおものを釣ってくれたじゃない」

    ありがとうオオカミさん。
    ありがとうキツネ。
    ありがとう、ともだち!

  • Macomi55さんの本棚から図書館予約
    内田麟太郎作・降矢なな絵
    「おれたちともだち!」シリーズ
    最初の「ともだちや」がものすごくよくて
    このシリーズ、大好きです
    読み聞かせにと思いましたが、
    夏まで待つことにします(^^♪

    降矢ななさんの絵が画面から弾けていて
    一緒に自転車に乗って海に行ってしまいます

    ともだちっていいな

    ≪ まるごとの うみをつったよ きみのため ≫

    • Macomi55さん
      はまだかよこさん
      読んで頂けて嬉しいです!
      この本はすごくおすすめなのです。
      内田麟太郎さんと降矢ななさんは最高のコンビですね!
      はまだかよこさん
      読んで頂けて嬉しいです!
      この本はすごくおすすめなのです。
      内田麟太郎さんと降矢ななさんは最高のコンビですね!
      2023/12/07
    • はまだかよこさん
      Macomi55さんへ
      ほんと、最高!ですね。
      ホロッとさせるストーリー
      ダイナミックな構図、ちょっとにくらしい表情(笑)
      大好きで...
      Macomi55さんへ
      ほんと、最高!ですね。
      ホロッとさせるストーリー
      ダイナミックな構図、ちょっとにくらしい表情(笑)
      大好きです

      わざわざコメントありがとうございました
      2023/12/08
  • いいとこ見せたいオオカミさんと、さりげなく包容力とやさしさを見せてくれているキツネ。いーバランスの仲良しさんです。・・・ちょっとバカップル入ってますが。

  • 狼は、海でカジキを釣ったと嘘をついて、今日も釣ってやると言ってしまって...。

  • >いいとこ見せようと、海づりに行ったオオカミ。
    大失敗してがっかりさせたはずなのに、キツネがいった言葉は? 
    シリーズ6作目。

    「おれたち、ともだち!」シリーズ。
    キツネにいいところを見せたいと張り切る(でも、ことごとく失敗)オオカミの姿がかわいい。
    残念ながらカジキは釣れなかったけれど・・・温かいキツネの言葉がよかったです。
    ページいっぱいに広がった夕焼けの海がとてもきれいでした。

  •  大物を釣り上げたと見栄を張ってしまったオオカミ。キツネと海へ出掛けたが、釣針には小魚一匹掛からない。釣果が全くふるわずイラつくオオカミだが……?


     図書館本。
     降矢ななの新境地?! コマ割り形式のページが登場する。
     絵をたくさん見られてお得ではあるが、ちと見づらい。このへんは好みの問題かな。私は「風が吹くとき」みたいな画面だと読む気が起きない方なので。

     プライドの高いダメ亭主(オオカミ)と、モチベーションを上げるのが上手い糟糠の妻(キツネ)みたいな図式になってきた(笑)。

     ところで、小ダコ、煮付けて食べないの? もったいない。




  • 「タコが99ヒキいたのがびっくりした。キツネが可愛くて、オオカミが怒ってたのが可哀想だった、こんなに釣れたのに。オオカミがゴメンねって言ってたのがえらいなって思ったけど、いじわるは言っちゃダメだよねー。た。食べてたし踊ってたしおいしそうだった」

  • 4歳の娘用に。
    キツネとオオカミの友だちシリーズ。
    このシリーズは娘も私も好きでよく借りて読んでいます。
    今回は海に釣りに行く話。
    タコが釣れたところの絵は娘が爆笑。
    最後はキツネの言葉にジーンときました。
    海釣りだから海を釣る。
    オオカミさん、ありがとう。

  • キツネとオオカミは海釣りへ。
    キツネに良いとこを見せたいオオカミだけど、全然いいところが見せられない。それどころか、八つ当たりまでしてしまう。
    でも、そんなオオカミのことをフワッと許してしまうのがキツネのあたたかさ。そして、オオカミも可愛い。
    初めてのお泊まり、初めての海。
    キツネのおおらかさに救われます。

  • 今回は海釣りに行くお話。
    ひとりでいく度胸がなくて海をみたことがないキツネ。
    大物を釣っていいところをみせたいオオカミ。
    オオカミはやっぱりええかっこしいで負けず嫌いだけどちゃんと成長してる。キツネもオオカミを理解してる。
    キツネがいたから右往左往してがんばれるし、オオカミがいたから海に来られた。
    今回のキツネはかっこいいな。


    コマ割りされた絵は細部まで楽しい。
    一枚絵のひろいひろい海は大きい。
    夕焼けと朝焼けがそれぞれに美しい。

    今回のキツネファッションは「ひきとりや」に続いてのペアルックから、オオカミさんの釣り用ベストにお召し替え。
    おしゃれさんなキツネがブカブカのベストを喜んでいるのが可愛い。
    昭和風の自転車もレトロで可愛い。

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著者プロフィール

《ありえる》
父は桃太郎。母はかぐや姫。妻は白雪姫。
エッセイ『絵本のことば 詩のことば』
詩集『ことばの遊園地』『たちつてと』
《ありえない》
1941年、福岡県大牟田市生まれ。
絵本『ともだちや』。

「2024年 『ありえない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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