あさになったのでまどをあけますよ

著者 :
制作 : 荒井 良二 
  • 偕成社
4.31
  • (182)
  • (94)
  • (44)
  • (6)
  • (8)
本棚登録 : 1042
レビュー : 163
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032323801

作品紹介・あらすじ

朝、めざめて窓をあける、という何気ない日常と、窓の外に広がるあたりまえの風景。けれども、その日常のくりかえしの中にこそ、生きるよろこび、そしてたしかな希望があることを、そっと気づかせてくれる一冊です。

「この絵本が好き! 2012年版」(平凡社刊) 国内絵本1位
「第59回産経児童出版文化賞」 大賞

感想・レビュー・書評

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  • 荒井良二さんの作品は、長田弘との「空の絵本」、「森の絵本」は読んでいましたが、この作品はまだでした。他のレビューのおすすめで読んでみました。

    「あさになったので窓をあけますよ」、単純な毎朝の動作なのですが、絵本いっぱいに広がる風景は、朝の柔らかな光に満ちて、色鮮やかです。山間の村も、都会の街並みも、海辺の町も、みな朝日の中に広がり輝いています。

    絵のタッチは素朴なのですが、すべての風景が鮮やかな色彩で描かれ、朝の気持ちの良い空気を呼吸してるみたい。清々しい空気を入れて、よい一日が始まる予感。

    遠景の視点の中に窓を開ける子供たち、次に子供の視点で見た風景?視点の動きも面白い。

  • ブクログのレビューで知りました。
    荒井良二さんは山崎ナオコーラさんの『モサ』の挿し絵を書いてらして、ずっと気になっていましたが初読みです。

    繰り返しの言葉とリズム。
    似ているようで全然違う、でもやっぱり似ている、あの子とその子の朝。
    お日様がさしたり雲に隠れて見えなかったり。
    雨が降ったり降らなかったり。
    それでも朝は窓を開けて新しい空気を取り込む。

    窓から見えるいつもの景色。
    それはかけがえのないもの。
    「だから ぼくは ここがすき」

    好きだってことを心から肯定できる時って、どうしてこんなに満ち足りた晴れ晴れした気分になるのだろう、と思った。

  • プレゼントで頂いた絵本。
    荒井良二さんの絵本は何冊か目にしているけれど、生きることの素晴らしさみたいなものを感じさせてくれる作品が多い印象。
    けして泣かせるような内容じゃないのに、読んでいるうちにほろりと涙がこぼれるような。

    窓を開けて、朝日を浴びる。
    当たり前のことなのだけど、心や身体のために、とても大切なことだ。
    晴れていても降っていても、いつもそこに空はある。
    大切なあの人が住む町にも、自分の町とは違う空が存在する。

    元気な時もそうじゃない時でも、開くとほっと出来るような絵本。
    まっさらに晴れた日に思いっきりカーテンを引くような爽快感が、そこにはある。

  • この絵本は「あさになったのでまどをあけますよ」たったそれだけのシンプルな話。
    朝になったら窓を開ける、誰もが毎日やっている当たり前のこと。
    窓の外の自分の住んでいる町を見てみる。ここを好きだと思う。
    空を見て、離れている家族を思う、遠くに住んでいる友達を思う。
    そして「きみのまちははれてるかな?」と思う。 なんか素敵。

  • この絵本が出された頃おそらくすごく流行って、でも当時の私は荒井良二さんの絵が少し苦手で、ただそれだけの理由で読んでこなかった一冊。

    大人になって、またこの本に出会って、なぜ人気だったのか、分かった。

    これからあたたかい季節になって行くけれど、朝、眠気まなこにカーテンを開け、窓を開けて、朝の新しい空気を吸いたい。
    少し寒いけど、優しい光の中で、その空気を吸いながらお昼寝したい。

    そんなことがなぜか、したくなるような、幸せな気持ちになる一冊。

  • だって気持ちいいもんね!

  • 明るい。

  •  すごくのびのびと、描きたい! と思いながら描いたかんじがとても良く伝わってくると思った作品。荒井良二さんの作品って、ご本人も「自分じゃない人の文章に自分が絵をつけた方が売れる」と仰っていて、「そうかも。。」と思っていたのだけど(笑)、作絵もイケルじゃないか! と思えました。笑

  • この空気感といったらいいか
    ざっくりした筆致なのに
    朝のその場所の雰囲気が伝わってくる
    こんな外国の街角とか
    海辺で朝を迎えた記憶は
    ないんだけれども
    朝を迎えた気がする
    恐ろしい再現力,想像喚起力
    映像よりも情報が少ないはずなのに
    旅番組なんかより
    よほど空気が感じられる
    よくできた短歌や俳句のような
    そんな絵

    絵本というより
    朝とか窓とかいうタイトルの
    連作絵画集じゃないか
    とも思ったけど
    窓の絵があり
    次に風景が広がる
    あさになったので・・・
    という一文
    これらがあってのこの本だから
    やっぱり絵本と呼ぶにふさわしい

    なんかの絵本ランキング1位
    だったと思うけど
    納得

  • 毎朝読みたい絵本。
    どんな朝にも元気を与えてくれます。

  • 荒井良二さんの絵本、どれも大好きだけど、これは「きょうはそらにまるいつき」と共に、大人におススメしたい絵本。

  • いろんな場所の窓の外。
    色がきれい、おとなでも楽しめる
    C8793
    蔵書

  • 谷川俊太郎さんの詩「朝のリレー」を思い出しました。

    …この地球で
     いつもどこかで朝がはじまっている
    (「朝のリレー」抜粋)

    見開きで絵が全面に描かれている。
    窓を開ける側の様子と、次のページにはその窓の向こう側の景色。

    変わっていく風景の中、繰り返す言葉が強い印象を残します。

    朝の、澄み切った空気のような絵本です。

  • きらきらした朝の光の下で、田舎の風景、街の景色、自然が目を覚ます。まどを開けたその瞬間、音は消え、世界の輝きだけが心に残る。そんな希望の朝を感じられる本。

  • くり返し
    単純で絵本ならではの魅力
    絵が広がっていく
    わたしのまち 晴れるといいな
    君の町も 晴れるといいな
    《窓を開け 朝の空気を 胸いっぱい》

  • 『あさになったので まどをあけますよ』 ごくありふれた朝の日常の普通のコトバと、どこにでもある景色がページごとに描いてあります。荒井さんらしい本だなと思いました。
    私は読み終えた時、なぜだか涙が溢れてきました。もしやと思い出版年を見て、あぁ、やっぱりな、と。震災後でした。

  • 図書館本。3才~。油絵?水彩画? とにかく 朝の光を感じる絵。
    風景画集とか、旅の本のイメージも した。
    図書館の返却ラックで見つけた本書。
    第5回MOE絵本屋さん大賞2012 受賞 1位 でした。

  • 色んな町並みがでてきて、
    結局は今の自分の町がすき。って改めて感じられた*

  • 色彩があふれるような景色が美しい。みんなみんな、住んでいる街が好き。わたしの窓から見える景色は、どんなんだっけ。そして、わたしの好きなところは?自分の目に見える景色すべてに大好きと言いたくなるような素敵な絵本です。

  • 荒井良二さんの絵にひきこまれました。
    子供に『早く読んで』って言われるほど ずっと見ていたい絵でした。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「絵にひきこまれました。」
      カラフルで優しい感じなのに、力強さが伝わってきます。
      この絵本と、長田弘の「空の絵本」が私のお気に入り・・・
      「絵にひきこまれました。」
      カラフルで優しい感じなのに、力強さが伝わってきます。
      この絵本と、長田弘の「空の絵本」が私のお気に入り・・・
      2013/01/28
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著者プロフィール

荒井良二(あらい・りょうじ)
1956年山形県生まれ。『たいようオルガン』でJBBY賞を、『あさになったので まどをあけますよ』で産経児童出版文化賞・大賞を、『きょうはそらにまるいつき』で日本絵本賞大賞を受賞。2005年には日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど国内外で高い評価を得ている

「2019年 『あの日からの或る日の絵とことば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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