- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784032323900
作品紹介・あらすじ
ぼく、コダヌキ。きょうこそキツネさんたちとあそぶんだ。おもいきって、「よろしくね」って。だいじょうぶ、だいじょうぶ。あのひとさえいなければ…おれ、オオカミ。きょうこそあいつとあそぶんだ。ほら、きょうもきてる、おかのうえの、ちッちゃぃあいつ。はやくくればいいのに…。3歳から。
感想・レビュー・書評
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気弱で「いれて」ってなかなかいえないコダヌキと、自分のキャラがいまいちよくわかってないオオカミさん。
オオカミさん全力だなあ。
以前は虚勢を張って恐いと思われようとしていたオオカミさんが、鏡の前で「にー」って笑う練習をする。
ごめんよ、七匹のこやぎのオオカミを連想してしまった。
オオカミさんは方向がまちがってるけど仲良くなるための努力を惜しまない。
キツネはけっこうわかってるのかな。推進力が弱めだけど。
このシリーズにでてくるこたちは、みんなコミュニケーションがあんまり上手じゃない。
未熟な子どもたちが徐々に仲良くなって、それぞれちょっとずつ成長して近づいていく。
それがかわいくて優しい。
気弱で引っ込み思案なコダヌキは育ちがよさそう。
きちんと靴を揃えて脱いで、布団代りの紙にくるまって寝る。
キツネとタヌキがそろうと途端に絵が和風だ。
オオカミさんちの「好きなもの柄の布団」が新しくなってる。可愛すぎるだろ。
文章と絵は違う人がかいている。
にもかかわらず文に絵を(絵に文を)つけたした風ではなく一体感がある。
片方を先に作ったんじゃなくて、一緒に作ってるのかな。
互いが互いに力を与えて、絵本ならではの良さを作り出している。
見た目で恐がられるオオカミさんを見て、「みにくいかいぶつ」のモヤモヤが解消された。
なぜか「泣いた赤おに」を読みたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好きなシリーズです。
オオカミくんが書いていた手紙の
「すきになってよー」
とさけんだら
「すきになってよー」
ぼくはさけびなおした
「すきだよー」
こだまがかえってきた
「すきだよー」
という内容に心打たれました。 -
みんなと遊びたいコダヌキ。でも、オオカミが怖くて仲間に入れない。コダヌキとも遊びたいオオカミは、そーっとコダヌキに近づくが……?!
図書館本。
珍しく表紙が内容とあまり関係ない、シリーズ第11作。
降矢ななにしては平凡なデザインのコダヌキ。だが可愛い。
オオカミは宗旨変えでもしたのか、自ら優しい路線に舵を切る。アイデンティティが崩壊したりはしないだろうね!?
オオカミのコダヌキとお近づき大作戦、ひどすぎる!(笑)
あれで逃げ出さない人、いるのか?! 警察呼ぶ案件だよ! -
大好きな内田麟太郎さんの絵本。つよいものほど やさしい。らんぼうものは よわむしだ。
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いつもいつも思うけど、このオオカミはほんとやさしいんだな~。
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ともだちシリーズ、楽しいです。
降矢さんの絵が好き♪
いつもファッショニスタのキツネくんですが、
今回は控えめですね^^
表紙のホットドッグも、裏表紙のホットケーキもおいしそう! -
オオカミさんが怖くてみんなの所へ出て行けないコダヌキくん。
オオカミさんはコダヌキくんと早く遊びたいのにな。
でもキツネさんの助太刀で誤解は解けたね。
オオカミさんはやさしくてイイやつってことで。
本当にいじらしくって愛すべき性格なんですよね!
草野球しているシーンも気に入って、裏表紙の絵もかわいくって、
買っちゃいました!