はんなちゃんがめをさましたら

著者 :
制作 : 酒井 駒子 
  • 偕成社
4.36
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本棚登録 : 287
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032324204

作品紹介・あらすじ

はんなちゃんはねこのチロといっしょにしーんとしずかな夜の家で…ひそやかにみたされる魔法のとき。3歳から。

感想・レビュー・書評

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  • 真夜中に目を覚ました女の子の
    魔法の時を描いた、
    2012年発表の
    待望の書き下ろし新作絵本。




    いやぁ〜
    初めての夜遊び思い出して、
    胸がきゅい〜んってなったなぁ〜(>_<)



    子供にとって夜という存在は
    大きくて得体のしれない
    どこかコワいもの。

    だけども心の奥底では
    得体がしれないからこそ
    夜を知りたいし、

    ちょっと背伸びして大人な夜の世界を
    少し覗いてみたいって
    誰もが思ってるんですよね。




    物語のはんなちゃんは
    夜中にふと目覚めてしまい、
    隣りで眠るお姉ちゃんには内緒で
    猫のチロと共に
    こっそり夜の冒険へと出かけます。



    見慣れたハズの自分の部屋が
    夜の魔法で
    違う景色に映る不思議。



    詩情さえ漂う
    一人と一匹が
    窓から月を眺めるイラストの美しさ。



    ページをめくるたびに伝わってくる
    しんとした静かな空気感と
    濃密な夜の匂い。


    そして一人自由を得た開放感と高揚、
    チロと秘密を共有する
    密やかな喜び。



    一人でおしっこをして
    冷蔵庫を開けてつまみ食いして、
    お姉ちゃんのおもちゃで
    こっそり遊んでるうちに

    いつしか朝の気配が…。


    ドキドキする
    はんなちゃんの鼓動までもが
    伝わってきます。
    (夜の冒険の最大の貢献者は、静かにずっと少女を見守っていた
    ナイト役のチロですよね)



    酒井さんが描く
    相変わらず美し過ぎる
    どこか物悲しくて官能的な
    息を呑むほどの蒼の世界。




    本を閉じた瞬間、

    秘密の冒険を
    得意気に家族に話す
    幼い少女の姿までもが
    かすかに見えた気がしました(^_^)

  • 大好きな酒井さんの絵本。
    買っちゃおうかなー…。

    「よるくま」からずっとファンでいますが、今までほど「黒」の
    世界でなく、「よるくま」で際だっていた「青」が
    ますます深く、美しくてクリアだけど温かいような気がします。


    絵本の雰囲気は「金曜日の砂糖ちゃん」みたいなテイストです。
    でも「砂糖ちゃん」ほど不安感は感じません。


    夜に許された、はんなちゃんとチロの内緒のひととき。
    静寂とちょっと大人になった気分のはんなちゃんの冒険。
    はんなちゃん、とっても可愛い。

    大人っぽく見えたり、でもやっぱり幼児だったり
    幼い頃の『初めてのドキドキ』を思い出してしまいました!
    子供の頃、家族が寝静まっているのに、自分だけ目が覚めてしまった
    あの独特のドキドキ、なんか懐かしい。


    酒井さん大好き(*・∀-)☆
    大人も楽しめる絵本です♪

  • 「はんな」というHNを名乗っていたパソ通時代を思い出して読んでみたが、これは可愛い!
    酒井駒子さんはベースに黒を塗るので、幼児向けと言うには美しく神秘的に過ぎるような。
    でもこれは読んでみたかった。そして読んでみて良かった。
    いつものごとく、子どもの描き方が、それはそれは可愛いのだ。
    夜中に目を覚ましてしまって、また寝入るまでの出来事を書いてある。
    それが、「あるある・・こういうこと、ふふふ」という忍び笑いと共に読み進めてしまう。
    隣のベッドでお姉ちゃんが寝ているのをいいことに、色々なものを自分のベッドに運び込んで遊ぶのが、可愛くてクスクス。
    わたしはいまだに、ベッドの周りに色々なものを並べているものなぁ。
    猫好き・鳥好きな酒井さんらしく、どちらも登場する。
    ゆっくりゆっくりページをめくって見せながら読んだら、小さな子でも楽しめそう。幸せな一冊。

  • 娘へのクリスマスプレゼントに購入。私は酒井駒子さん大好きで、眺めるだけでうっとりしてしまうのだけど…さすがに5才児にはまだ馴染み難かったかな(・ω・`)娘、きょとんとしてました。
    これは、大人になったかつての少女たちが、静かな夜に昔を思い出しながら密やかに捲るのに向いている絵本なのかもしれない。それは酒井さんの絵本ぜんぶに言える事なんだけど。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「まだ馴染み難かったかな」
      小さい子向けの絵本に、カッチリ色分けされたものが多いのは、判り易いからですよね。
      ですから、情緒に訴えるような細...
      「まだ馴染み難かったかな」
      小さい子向けの絵本に、カッチリ色分けされたものが多いのは、判り易いからですよね。
      ですから、情緒に訴えるような細やかな作品に、心が反応までには少し時間が掛かると思います。でも良い作品は必ず心の底に届くので、色々見せてあげてください。。。
      2013/02/02
  • 売り場で目に入って、手に取って、レジに行くまでも、にこにこしちゃいました。
    家まで待てず、本屋さんの駐車場で…声を出して読みました。
    ゆっくり、ゆっくり。
    はんなちゃんと、ねこのチロと、静かな時間を。

    読んでいくごとに、まるで深呼吸するみたいに、気もちがやわらかくなっていくんです。
    はんなちゃんの、ふっくらほっぺが可愛くって。
    ずっと寄り添ってるチロが、やさしくって。
    なんか、ページひとつひとつを撫でたくなっちゃう。
    わたし、やっぱり、酒井駒子さんの絵、だぁい好きだなぁ……

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「まるで深呼吸するみたいに」
      酒井駒子の描く情景が、そのまま目にも心にも貼りついてしまうのは何故なんだろう、、、
      「まるで深呼吸するみたいに」
      酒井駒子の描く情景が、そのまま目にも心にも貼りついてしまうのは何故なんだろう、、、
      2013/04/01
  • 『ですって』という語りかけるような語尾が、内緒話のようで素敵でした。絵は絵画的でリアルだけど優しく、思わず見入ってしまいました。

  • はんなちゃんはねこのチロといっしょにしーんとしずかな夜の家で…ひそやかにみたされる魔法のとき。

    「GINZA」2014年2月号で紹介されました。
    (カテゴリで雑誌名をクリックすると、そこで紹介された本の一覧が表示されます)

  • うう~これもほしい

    夜中に目をさましたはんなちゃん

    動きというか一瞬の表情とか体勢とかがすごいかわいい

  • 真夜中のひみつの時間。
    可愛いなぁ*

    夜に流れる静かな時間。
    夜が明けていく瞬間。
    少しせつなくって、愛しい。

  • 絵も素敵、小さな女の子に、戻った気分にさせてくれます

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      久々に原画を観に行く予定。今からワクワクしている。
      久々に原画を観に行く予定。今からワクワクしている。
      2013/08/02
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